Reflections

時のかけらたち

ライナー・マリア・リルケ ・・・ Rainer Maria Rilke

2025-01-10 23:57:05 | books

1月9日

最近、若い頃に慣れ親しんだことが晩年にも生活を豊かにしてくれることを実感しています。
お茶を再び習える機会を得たことやピアノも弾けるかもしれない・・・ 自然にその中に入って行けるのがいい。
若い頃に出会った本を読み直すのもまたおもしろい。こちらは新しい発見があり、その時の自分にも戻って行くことも
できる。いろいろなものが人生のスパイラルに取り込まれていく・・

志村ふくみさんの染織を見て、私の中に浮かび上がった詩人リルケ。

 

私が大好きだったリルケの本を久しぶりに手に取ってみました。
「マルテの手記」はサンテクジュペリの「人間の土地」と共に10代~20代にかけて私の座右の書でした。
その少し後で森有正、辻邦夫のエッセイや神谷美恵子さんの本に夢中になりました。
もっと前の高校生時代はドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」が圧倒的に面白く夢中になり
一気読みしました。

マルテの手記、神さまの話、ドゥイノの悲歌、オルフォイスのソネットまではすごく印象に残っているのですが
そのほかの作品は読んだのか記憶に残っていません。再読して再びリルケの世界に浸って新しく感じられたらと
思っています。残りの多分読んでいない3作も読めたらと・・・

志村ふくみさんがタイトルに使った悲歌はその9章には丸印をつけて、線がたくさん引いてあった本です。
心に残った所は線を引いたり、ページを折ったりしてマークしていた私でした。

若い頃に触れたものをレビューできる時間が与えられているのは嬉しいことです。
また新たな発見やそこからスパイラルをまた上って行けそうです。

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 

ランチに近くのスペインバールへ買い物のついでに。

牛肉の赤ワイン煮はお正月スペシャル。




デザートのプリンもとてもおいしくて。これにサラダとスープ、パンがついて
昨年まで1000円のランチやっと値上げして1200円に。お客さんがみんな数年前から
値上げした方がいいと話して、やっと少し値上げしてくれたすごく良心的なお店です。
美味しい料理を出してくれるので時間がかかることもある女性シェフ一人で頑張って
いるお店です。週替わりで珍しいメニューもあるのでたまに行っているお気に入りです。


お正月はおせちも買ってしまったのでなんとなく物足りなく、少しの酢のものとお雑煮で
夕食。実家で3日目にはよくブリで白みそのお雑煮を作っていたので、作ってみました。
九州にルーツがある両親でした。紅白なますせっかくMさんのブログでコツを知ったのに
それをしないで作ってしまいました。次回再トライ。

鯛の昆布締めさすがおいしかった。TVでやっていたのでオリーブオイルをかけるだけ。
ずっと前から冷蔵庫に残っていた龍皮昆布でもはさみそれは翌日に取っておきました。

 

1月10日

新宿区の健診にやっと行きました。
朝陽に染まる富士山がきれいでした。日本各地では大雪が降ったりでしたが、太陽が暖かく感じられた一日でした。


健診のクリニックは新宿三角ビル、住友ビルの中なので、他の用事も済ませながら・・・
途中のどが渇き、水しか飲めないのでいつもは持ち歩いていたペットボトルを買って
私の定位置で一休み。青空を独り占めです。ゆったりした椅子にもたれかかって最高。

アルさんが薦めてくれた一村の本を紀伊國屋でみつけて買いました。
今新宿図書館はリニューアルでいっせいに閉館中。でも昨年の改訂版なので置いてなかったかもしれません。
一村展に行って帰ってから少し説明も欲しくてネットで申し込んで図録は買ったのですが、詳しい説明付きの本は
今月後半に行く奄美のレビューになっていいかもしれません。2回の展覧会でゆっくり見て説明も全部読んだのですが
復習してせっかくの機会を楽しみたいと思います。

 

引き続きお雑煮。
お正月用に買った三つ葉使い切りました。よく持ちましたね。
龍皮昆布にはさんで締めた鯛もおいしかったです。以前はお正月にヒラメですだれで巻いて
作った龍皮昆布巻きです。龍皮昆布は高価で買えませんが、普通の昆布はたくさんあるので
鯛とかホタテのお刺身を昆布締めにするとおいしそうです。その昆布を後から同再利用するか
が問題です。

 

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2 コメント

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Unknown (久我山散人)
2025-01-12 19:22:04
ここ数十年、ドイツでもリルケは忘れられています。もともとリルケはドイツ人と認識されていなくて、「プラハの人」という感じなのかもしれません。名前に「マリア」という女性名が使われていて、幼少期には女の子として育てられていたのを奇異に感じるひともいますが、マリアというのは「マリアの時」に生まれたかららしいです。
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リルケ (カンカン)
2025-01-12 22:32:00
散人さん、コメントありがとうございました。
リルケはプラハ生まれのオーストリアの詩人だったのですね。どうしてマリアと言う名前がついていたのか不思議に思っていました。母親の名前でも付けていたのかと思いましたが、彼女は最初に生まれた女児を亡くして、女の子を切望していたとか・・
なるほどそういうことだったのですね。
若い頃フランス語詩集の原文を探したのですが、見つけることができませんでした。
若い頃、プルーストにもひかれましたが、ついに挑戦することはできませんでした。
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