Reflections

時のかけらたち

庭・家のまわり・発地~軽井沢で自然観察-2 ・・・ garden・neighborhood・Hocchi

2020-03-13 23:45:09 | nature
いとこの家の庭に以前よく行ったカフェ・ラヴィーンよりもたくさん鳥が来るような感じがしました。
出かけていくより、ベランダにいる方が鳥が良く見えると話していました。食事のときは双眼鏡を
近くに置いているとのことでした。

軽井沢の生活も自然が厳しいとはいえ都会にいるものには憧れです。昔ローラ・インガルス・ワイルダーの
"Long Winter"を原書で買って、後から岩波で翻訳が出ていたことを知りましたが、その挿絵とか
大好きでした。(まだ全部読んでいません・・)






冬の暮らしはストーブの周りにみんな集まり、編物をしている絵があちこちに出てきます。




朝、曇ったガラスの向こうに朝日が輝きます。にぎやかな鳥たちの声が聞こえます。




薪ストーブは柔らかい暖かさです。




冬の準備は大変です。薪は何年か乾かさないとすぐは使えません。原村に移住した小学校の時の
同級生も自分で切って、たくさん備蓄していました。彼はコンピューターの会社に勤めていましたが、
早めに退職して、自然の中で花を育てたり、音楽をしたりして全く違う生活をしています。転勤先の
アメリカで考え方が変わったようです。教えることをしてみたかったと日本に来た外国人に日本語を
ボランティアで教えているのも楽しそうでした。



ストーブの横のお鍋の棚はご主人が作ったとのことでした。






軽井沢で一番おいしいのが朝食。それは小さい頃から変わりません。祖父母を囲む朝食。普段おいしいと思わない
野菜サラダがなぜかおいしいのです。水がいいのか空気がいいのか・・祖父母の別荘に交代で来させてもらった
軽井沢は私たち孫にとってもとても懐かしい場所です。いとことも夜飲みながら話が尽きませんでした。



庭に来る鳥たちを見ていても、入れ替わりいろいろ来るので飽きることがありません。













羽を広げたところを珍しく撮ることができました。ヤマガラはエサをつかむと近くの枝の上で
ゆっくりお食事します。










ヤマガラは人懐こくてかわいい感じがします。




とてもおしゃれなアトリです。




























カワラヒワはよく仲間同士でケンカをしていました。カワラヒワは羽を広げるときれいですが、これは威嚇しているようですね。




仲良く食べればいいのに、いつも大きな群れで暮らしている彼らにはきっとルールがあるのでしょう・・


リスも仲間入り。



この手が何とも・・








カワラヒワからリスまでは娘のミラーレスの写真です。


家のまわりを歩いても、鳥の鳴き声がしていることはわかるのですが、なかなか姿を現してくれません。



水源地近くは、木が伐り倒され、整地しているところがありました。私有地だったのですね。また自然が
壊されていきます。





南原のグランドもいつもと違う方向から歩いて近づくと初めて見るアングルが新鮮でした。







この木の高いところにアカゲラがいましたが写真を撮ることはできませんでした。



発地



最近産地の農作物の販売所ができて、買い物客が農協に変わってよくくる場所ですが、
周りの休耕地に鳥がよく来るところらしいです。

浅間山の眺めがすばらしい場所です。

ノスリでもあらわれないかな~と言う私たちの願いをかなえてくれました。





羽を広げると何か威厳があって、神々しい感じもします。



遠くへ広い空を飛び立って行きました。




Feb.22-24 2020  Karuizawa
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野鳥の森へ~軽井沢で自然観察-1 ・・・ Karuizawa wild bird sanctuary

2020-03-11 23:40:31 | nature
軽井沢で今回一番行ってみたかったのが野鳥の森。
子どもが小さい頃、自然観察の教室に一緒に参加して以来だから20年ぶりくらいになるのかな?
今回の自然観察はベランダから庭にやってくる鳥たちと、近くの散歩、そして野鳥の森へ。
鳥たちが入れ替り立ち替わりやってくる庭では普段あまり撮れなかった飛翔する鳥が偶然写っていました。
一緒に生活しているという感じが良かったです。

どんな鳥たちに会ったか前回の2回のブログで紹介しましたが、今回は野鳥の森を中心にアップします。

冬に会いに軽井沢へ
軽井沢の澄んだ空気の中で



お天気は良かったのですが、野鳥の森についたら、細かい雪が舞っていました。 
雪の軽井沢に行きたかったので嬉しかったです。



朝食の時にたくさんの鳥たちが庭にやってきているのを見てから、野鳥の森へ連れて行ってもらいました。
いとこ夫婦は学生時代から野鳥の会に入っているので、一緒に自然観察ができるのは先生がついているような
ものです。



シダの葉っぱ凍ったロゼット見たかったな~







犠牲となったカケスの羽が落ちていました。







エビフライと呼ばれるリスが食べた後の松ぼっくり

この辺はベニマシコがいる場所と言うことで、草むらを注意深く見ていました。
草原の中に男の人が入っていたので、鳥が逃げちゃうのではと思っていましたが、ベニマシコを追っていた
大きなレンズのカメラを持った人がこちらに歩いて来ました。川沿いのやどりぎにレンジャクもいますよと
教えてくれました。

私たちもベニマシコを見ることができました。














高いところに鳥の鳴き声はするのだけれど撮ることができませんでした。
エナガ、コゲラ、シメ、ミソサザイなどがいたようでした。

途中、ムササビの巣でお昼寝中の口半開きのような目がとろんとしたムササビに笑ってしまいました。



何度見てもかわいいムササビです。







  photo by S with mirrorless camera




スケートリンク

川沿いにはたくさんやどりぎがあり、まだ実もついてるものもありました。
レンジャクさんどこにいるの?

レンジャクは飛び立って行くところを他の3人は見ることができましたが、私はまったく見ることが
できませんでした。













お昼もだいぶ過ぎて、おなかがすいたので、ハルニレテラスで何か食べようということになりました。





軽井沢の冬に必要な、帽子、マフラー、手袋をしっかり持って行きましたが、東京ではかぶらない帽子は
以前ネパールの地震のチャリティで買ったゼペットおばさん作です。さすが目がそろっていて上手だな~と
思いました。








この地図だと右下の方の出入り口から入って、アカゲラ休憩所を通って、川沿いに出ました。



中西 悟堂(なかにし ごどう、1895年(明治28年)11月16日 - 1984年(昭和59年)12月11日)は、日本の野鳥研究家で
歌人・詩人。文化功労者。天台宗僧侶。日本野鳥の会の創立者。本名は富嗣、悟堂は法名。他に筆名として赤吉(しゃくきち)。

「野の鳥は野に」を標語に自然環境の中で鳥を愛で、保護する運動を起こした。「野鳥」や「探鳥」は悟堂の造語。



Feb.23 2020 Karuizawa
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ハイパーリスちゃん ・・・ hyperactive squirrel

2020-03-08 23:41:47 | wonderland
軽井沢にいた日本リス(本土リス)
朝には必ずやってきて、目の前で目にもとまらぬ速さで動き回ります。
結構筋肉もりもりで抜群の運動能力です。楽しませてくれてありがとう。
ご招待いただいたいとこにはただ感謝するばかりです。
コロナウィルスで大変な東京ですが、軽井沢でサテライト勤務のいとこの負担が増していないか心配です。

もうだいぶたってしまいましたが、軽井沢では小鳥もかわいかったけれど、リスに癒されました。
夏に行っていた時は電線の上を走っているリスを見たり、胡桃の木の上の方に
いるのをちらっと見た程度でしたが、人が少ない季節のせいか、この庭にもしばらく
降りてはこなかったけれど、だんだん慣れてきたような感じとのこと。
私たちが行った2日間は大サービスだったという話でした。お天気が良かったせいもあったかもしれません。









この木の枝分かれするくぼみに水を飲みによくやってくるとのことです。



おはよう!



手がかわいいですね。



木の皮をペロペロなめています。







しっかりつかんでいます。



水場にも降りてきます。後ろ足でもしっかり体を支えています。












目にもとまらぬ速さで木々を渡り歩いて行きます。細い枝を揺らしながら、すごいバランス感覚とスピード。




下に降りて、ひまわりの種もいただきます。散歩をすると道端には松ぼっくりの中身を食べて、芯がエビフライの
ような形で残っていたものがたくさん落ちています。





何か?






なんだかピーターラビットみたいだけれど・・リスちゃんだよね。


2日目は2匹で追いかけっこをしていました。




































指でしっかり枝をつかんでいます。 爪もすごく長い・・





元気に飛び跳ねるリスに元気をもらいました。


Feb.23-24  Karuizawa

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ベランダのクリスマスローズ ・・・  Christmas reses on my balcony

2020-03-07 23:56:56 | seasons
去年買ったクリスマスローズ3鉢のうち2個から芽が出てきれいな花を咲かせています。
気がついたらムスカリの花芽もついていました。発見した時、心の中に喜びが広がります。
眠っていた命が再び花開く時期がやってきました。









クリスマスローズもつぼみが増えています。













今日いつも榊を買う花屋さんにどうケアしたらいいか聞いたら、固形の肥料をあげるといいと教えてくれました。
4月~5月には植替えした方がいいということでした。






ビオラは元気に咲いています。最近超バーゲンで買った「よく咲くスミレ」は元気がありません。

March 5 2020




























Feb.25 2020
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季節だけが進んでいく・・・  only the season is progressing

2020-03-06 23:53:14 | seasons
3月6日

土曜日で最後となるフェアアイルの教室も延期となり、ヨガ教室が2週間閉鎖、ベルカントは発表の
場となる、九段フェスティバルの中止・・ リタイア後の老人にとっては、出かけていく場所が
ないくらいになるだけですが、日当で支払われる労働をしている人とか、イベント関係者、教育に
係わる業者など、活動休止による影響は死活問題になってくる場合もあります。早く日常生活が
戻ってほしいと願うばかりです。2月のベルカントレッスンの時に先生が非常勤講師をしている音楽家
も多いので、アーティストにとっては大変なことになっているとのつぶやきが出ました。芸人は江戸時代
士農工商穢多非人の下の地位だったと話していましたけど本当かな? 震災の時も音楽で支援をしようと
しても断られたと話していました。よっぽど有名な人ならいいけどと言った感じだったと。
現場だと実際に片付けてくれるヴォランティアとかが求められていて、役に立たない芸術と言った感じだったと。
少し余裕が出れば、音楽は力になるのに。残念だけどありうる話だと思いました。

それで国会中継を聞きながらせっせと編み物をしていますが、まだまだ先は遠いです。



少しは編目がそろうようになったかしら? サンプルの時など、模様は間違えるは間の糸は取るわで
ひどいものでした。

そんな中で、来月の歌舞伎のチケットを取ってくださったKさんが近くに見えるとのことで
神楽坂まで受け取りに午後出かけました。外の空気は気持ちが良く、待ち合わせた「きもの英」で
さわやかなお着物姿を見るとこちらも気持ちがはれます。写真を撮っては失礼かと思ったので
撮りませんでしたが、彼女のブログアップをお待ちしています。
私は何と90%オフの岡重の菊に流水の帯どめを買ってしまいました。アンティーク調でいけだにでも
ありそうです。

その後「紀の善」で話が尽きない午後を過ごしました。和から広がる文化は、年取ってこそより深まって
来るような感じがします。

帰りは飯田橋でなく、変わりゆく街を見ながら坂を上がって、神楽坂駅から帰りました。



3月5日

今日は風邪が強いけれど、お天気で、買い物日和でした。
食料品を買いにいつものようにリュックを背負って出かければ青い空に
鳥の鳴き声がして、枯れ枝なのに見つからない。外に出るのは気持ちが良くて
地球の上に生きている感じがする。昨日は買い物にも行かなくて、編み物や
丹後について調べたりしていました。

買い物に行く途中に、ショートカットの坂を登れば、青空にハクモクレンの花が空に向かって
開き始めていました。





その先の公園も花がいろいろ咲いていました。









緊急事態宣言法案の成立に動きがありますが、枝野さんも今は実態の把握とか対策の方が
問題で、緊急事態宣言を発令しないように努力するのが政府と話していてその通りだと
思いました。誰にも相談しないでが要請をした首相が法律により、強権を発令する方が
恐いです。いくら相談するようにと言っても。なんだか全体主義っぽい雰囲気になってきて
嫌な世の中です。この前女子会でお宅に伺わせてもらったHさんもブログでこの70年生きてきて
今回の新型コロナウィルスのような不気味な状況って初めてのような気がするとコメントの返事に
書いていました。基本的人権侵害や不自由さ・・ 戦争中ってこんな感じなのかとなんとなく
想像がつくような気もしました。






夕食は久々に和食。

月初は娘の帰りが遅く10時近くに夕食になります。前日はパンにして軽い感じにしたり。



西荻窪のHさんの所の女子会の帰りに買ったコンビーフで、何十年ぶりにかコンビーフハッシュを作りました。
後は茸のトマト煮、豚肉の梅酒煮です。






3月3日 ひなまつり



午前中から大手町に用事があって行っていました。信託銀行の担当者が変更になると連絡をもらって
こんなご時世で大手町や丸の内あたりもできれば行きたくないところですが、経済情勢も気になる
所でもあります。まだ23歳の男子行員が一生懸命説明するので聞いてきました。ビジネス街でも時差出勤など
していつもと違うという話でした。
その後他の用事も含めてまとめて回りました。用事を済ませたら、一直線に帰りました。敢えて人混みには
生きたくないような雰囲気です。








2月29日のベルカントレッスンの後で今回は音楽院であったので三越も近く、お雛様用の
白酒を買って帰りました。









その日の夕食に作ったきのこカレー。牛肉ときのこいろいろ(あわびたけ、えのきだけ、エリンギ、しいたけ、
まいたけなど)入れてヨーグルトをたっぷり入れて作ったらおいしかったです。




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歌舞伎の世界へ ・・・ looking forward to seeing Kabuki

2020-03-04 23:22:13 | art
籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)



歌舞伎デビューは4月の新橋演舞場の吉右衛門になりました。歌舞伎座はメンテナンスのため休みということです。
高校生の頃2回ほど行った国立劇場での歌舞伎教室はどうもピンと来なくて、歌舞伎に行く気がしていませんでしたが、
行くのだったら吉右衛門や玉三郎だと思っていました。

タイトルに魅かれましたが、刃傷沙汰ということで誘ってくれたあるばとろすさんは次の機会にと言うことに
なりました。3月公演は次々と中止になっていて、この流れがどうなるものやら予測もつきませんが、
見に行けるといいな~と思っています。3月末の館野泉のコンサートもボーダーライン的かも。



ヨガスタジオが閉鎖になり、他の習い事も休講になったりして、用事がない時は家でたまった郵便物を
片付けたり、今までほっておいたことをやっていましたが、郵便物の中にあった冊子に玉三郎の丹後での
特別舞踊公演会の記事があり、とても魅かれました。



閉塞的な生活をしているので、丹後と言う縮緬の里でもあり、京都府の北の先、日本海に面した舟屋を見たいと
思っていたことがあったことを思い出し、意外と近いところにあることを発見しました。ジオデシックのデザイナー
小島さんと森下まゆりさんも絶賛していた和食の「縄屋」もいつか行ってみたいと思っていたところ。なんと
京丹後文化会館と最寄駅が同じ峰山でした。お店を調べたら、現在改装中で5月開店の予定で日程が間に合うか
どうかわかりませんが、とても豊かなこの土地に行ってみたくなりました。大江山や天橋立も近く、百人一首の世界です。
娘に行くからと話したら、ちょうど土日なので一緒に来たいということでした。京都大好きな娘です。

伊根の舟屋にも行けたらいいのに夢が膨らみます。



玉三郎もこの丹後がとても気に入っていらして、第3回の公演(今年で5回目。丹後ちりめんの創業300年記念)
のポスターと記事を読んで、気持ちが飛びました。武原はんさんは地唄舞をTVで見て、その動きがすばらしくて
日本舞踊では初めていいと思った人です。玉三郎は武原はんの舞踊を復刻してさらに発展させていたのですね。
今回はまた違うものですが、能の世界とも共通して、おもしろそうです。そして何よりも美しいこと。

彩りの異なる地唄三題を並べて

 3回目を迎える玉三郎の京丹後公演。今回は「お目見得 口上」のほか、地唄三題を披露します。舞踊公演を長く
続けている玉三郎は、小さな劇場でどういうものがいいのか困っていたとき、「苦肉の策で地唄三題を並べてみたら、
意外と効果がよかったんです」と、パリのシャトレー劇場や八千代座での公演の成果を挙げたうえで、あらためて
今回の三題を紹介しました。

 『雪』は、「もともと上方舞だったものを、関東で踊れるようになさったのが武原はんさん。踊る方がいなくなって、
振りは違いますが、なんとか踊りたいと踊ったものです」。能取り物の『葵の上』は、能以外で上演するにはほとんど
地唄しかなく、「その地唄が名曲。“我世にありし古は…”のくだりの15分くらいで、一段の能よりも見やすい。春は花見、
秋は紅葉と光源氏のそばにいたのに、今は朝顔がしおれているようと、六条御息所が昔を偲ぶ踊りで、とてもよくできています」。

 『鐘ヶ岬』は、「『京鹿子娘道成寺』の“鐘に恨みは数々ござる”から、“思い染めたが縁じゃえ”までを抜粋して地唄にしたもの・・・

京丹後の魅力、丹後ちりめんの魅力
 そんな細部にまで美を追求する玉三郎が、京丹後で驚いたのが「丹後ちりめん」でした。『京鹿子娘道成寺』の恋の
手習いの踊りで使われる手ぬぐい一つとっても、都会ではなかなか出てこない時代なのに、案内されたところでは「蔵に
白生地が山と積まれていてびっくり」。そして、家の玄関の前にきれいな疎水が流れ、石の橋が渡してあるような京丹後の
街並みも気に入って、「京都の町中とは違った、別の京都がある」「土地柄がやわらかいというか、静かな場所で食べ物も
おいしい」と、迎えた3回目の京丹後での公演。

 「今の時代、気持ちがゆったりするところを見つけるのもいいのでは。大上段に構えたくはありませんが、日本のよさを
もう一度認識できる場所。そういう場所だから私も行くんです」


今回は
玉三郎は「白生地のすばらしいものは、なかなかなかった。約5年前に感動した。ここで作られていることが分かり、
仕事で使わせてもらえたらと思った」といい「初めはあるものだったけど、作ってもらうようになって、うれしくて
今日になりました」と振り返った。

口上では、京丹後への思いを踏まえて玉三郎があいさつをする。内容は「何をしゃべろうかなと思って出るので
分かりませんが、300年ということと、丹後ちりめんとの関係はしっかり話そうと思っています」。「羽衣」
「傾城雪吉原(けいせいゆきのよしわら)」も上演する。

伝統の継承について「与えられたものを精いっぱいやっていって、人との話し合いの中で新しいものが見えてくる」と考える。
「今、活躍している20、30代の人でさえ、これからの歌舞伎は想像つかないと思う」と説明した。

「来てもらうお客さんに精いっぱいのものを見せて、また見たいと思ってもらうしかない。人と人が会うことが大事」


6月にやっと思い切って行こうと思ったブータンも今年はなぜかもっとマニアックな方に人が集まって、参加者が
もう一人しかいなくて、久保さんは他のツアーから単独行動も考えたようでしたが、中止となりました。半分ホッとしたりして・・
彼女のブータンやチベット旅行はインドから入るものもあるので、だんだん旅行も困難になってきます。

ウィーンから4月に日本に来ようと思っていた姪も1歳少しの子どもを連れてくるには危険と思っているかも。
ここまで動きが止まることを想像していませんでした。サーズの時は国際会議を担当していたので、くい止めるのに
必死でしたが、今回は日本人も動けなくなっています。

コロナより人間の方が恐いっていうのもわかります。



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2月の星岡で ・・・ Hoshigaoka in Feburuary , 2020

2020-03-02 23:56:05 | dish


今期で卒業しようと思っている星岡。1回1回が貴重です。ヨガもスタジオが閉鎖になり、ベルカントの発表の場で
ある九段フェスティバルも中止。日常の必需品が店から消え、学校はいきなり休校になり、想像のつかない混乱が
起きています。
時間が少し経ってしまいましたが、2月の星岡日本料理講習会です。


2月17日

2月の星岡のスケジュールがなかなか入れられなくて、やっと最終日に入れました。
和服で行きたかったので、天気予報で雨が降らない予報の時にしました。



この時期に締めたくなる、椿の型染めの帯に、本塩沢の市松模様の着物で。他には江戸小紋に合わせたりします。
久しぶりに着ると、なんと着物の内側の処理がもたついて、帯板が止まらなかったので、もう一度整理して
やり直し。

バス停でバスを待っていたら、前に並んでいた老婦人が「良くお似合いですよ」と話しかけてきました。
その方のお母様は92歳まで着物を着ていたとのことですが、彼女も娘さんも着ないので処分したと話していました。
よく似合っているとほめられるのが一番うれしいです。着物はどこでも違和感なく着れるのが欲しいと思って
リユースのあづまさんで買いました。帯はKさんが知り合いに描いてもらったという椿の向きを間違えた
帯です。その方が降りる時にさよならお先にではなく、気を付けてねとかがんばってねみたいな言葉をかけて
降りて行かれたので、不思議な余韻が残りました。



星岡でも、初めての方とご一緒しましたが、帯が素敵ですねと言われて嬉しかったです。
床の間のぼたんの花が気品に満ちていました。

今回の料理は珍しく特に難しいものはなく、丁寧でシンプルでおいしかったです。

2月の献立
小 鉢 根みつば梅正油かけ
椀   白菜鶏スープ仕立て
焼 物 鮭の重ね焼き
煮 物 海老芋 豚肉大和煮
和え物 ひじき三色和え
ご 飯 蛎ご飯



白菜は丁寧に重ねてたこ糸で束ねてあります。白菜のおいしさが十分引き出されていました。



添えたのはよもぎ麩





鮭の重ね焼きはアルミホイルを使ってもいいとのこと。



次々と仕上がっていきます。





  

蛎ご飯は牡蠣を霜降りにしてから使います。臭みが全然なくてとてもおいしかったです。



ずいきの甘酢漬けとまんぺいゆがつけあわせでした。





海老芋に大和煮をつけていただきます。 大和煮は味噌で煮たもので、豚肉の肩ロースを使っています。
京都の赤みそ 桜味噌がおいしいです。玉味噌と言って卵黄を入れます。
家でも作って、大根でいただきました。たくさんできたので軽井沢にも持って行ったものです。














家に帰ってからお気に入りのいけだの羽織を着たところも撮って見ました。



Feb.17 2020 Asagaya




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