今朝、軽井沢から雪の便りが届きました。
リスが2匹やって来たとのことです。
雪はどんどん積もります。
今日は久々にベルカントのレッスンがありました。お休みになるかなと心配していましたが
何も連絡がなかったので雨の中出かけました。九段の生涯学習館はクローズドなので神田の音楽院
の方でのレッスンです。本来なら明日九段の生涯学習館のフェスティバルで歌うことになっていました。
急にモチベーションが落ち、家でも練習しないで向かいました。
教室に着くと皆さんもうそろっていて(今日は私を入れて8名)、こんな中レッスンをしてくださる先生に感謝です。
この中に感染者のいないことを祈ります。歌うのがとにかく一番危ないです。
でも声を出すことのなんて気持ちのいいこと。歌は楽器がなくても楽しめる音楽です。今度のフェスで歌うはずだった
トスカから「歌に生き恋に生き」と「誰は寝てもならぬ」、「フニクリフニクラ」をさらいました。
歌えば歌うほど、「歌に生き恋に生き」がすばらしい曲に思えてきます。イタリア歌曲の場合、イタリア語の
発声が命です。徹底的に音声学を指導されます。このアリアは倒れ込んで歌われることが多くて、マリア・カラスの
舞台では、どこから声が聞こえてくるのか不思議な感じになったそうです。まるで舞台の後ろから聞こえてくるよう
だったと。トスカは「星は光りぬ」とかいい曲があるので、一度舞台を見てみたいです。
指導して下さるテノールの安藤先生の話ではイタリアのソリストの歌は声がホールの壁を伝って後ろから聞こえて
ホール全体を包み込むとか・・ 決して大きな声を出して前に伸びていくのではなくて・・ 私もそんなのを
聴いてみたいな~と思いました。ホセ・カレーラスのリサイタルでは声は前に伸びるものだと思いましたが、
包み込むような感じはありました。
最近は無観客の試合やコンサートもあったりして、何か拍子抜けな感じがします。やっぱり人間は人間を必要とする
動物なのだと思いました。
ソプラノの山畑先生のイタリアに住んでいる友人から連絡があったそうで、子どものいる家庭は大変なことに
なっているということでした。中庭にも出れなくて、食料品と薬類の買い物にだけ外出が許されて、その際は
検査で安全と言う証明書と買い物に行く理由を書いた紙を持って出かけてお店に入る時にチェックされるという
ことでした。
イタリアでの爆発的な流行に驚くばかりですが、安藤先生の話では以前から中国からの難民も引き受けているとの
ことでした。今では中国政府がヨーロッパのとっかかりにしようとしています。意外な中国との結びつきに驚いて
います。証明書の話でほとんどの国民がウィルス検査をしているように思いました。それであの感染者数が
出ているのだと思います。
私たちの活動を紹介する九段フェスティバルは中止になりましたが、先生が横浜の朝日カルチャーでカンツォーネを
教えている人たちの自発的な発表会で歌えるチャンスを提案して下さったので、みんなで歌うことを決めました。
とても楽しい会とのこと。戸塚のさくらプラザのホールで5月開催の予定ですが、まだ確定できないとのことで案内の
印刷はしていないとか・・
ヨガ教室の閉鎖は延長されて、今月いっぱいとなりました。フェアアイルも最後の1回を残して休講となっています。
できるところまでは編み終えたので、あとは肩はぎ、スティークをカットして、衿、袖を編み、裏の糸の始末で
終了です。裏の糸も色変えがしょっちゅうあるので、結んだ糸はほどいて針で中に入れ込むという作業や、奥身ごろ
となるエキストラステッチのところの始末と続きます。
Aleksandra Kurzak - Vissi d'Arte - Tosca - PUCCINI
アレクサンドラ・クルジャクというポーランドのソプラノを発見しました。
何とゲオルギューと別れたロベルト・アラーニャがパートナーです。アンナ・ネトレプコのもありましたが、
こちらの方が好きです。
ベルカントからどこにも寄らずに帰ってくると、東京でも雨から雪へと変わっていきました。
春の前に名残雪っていう感じかしら・・・ 東京での桜の開花宣言と同じ日でした。
March 14 2020