Reflections

時のかけらたち

2月の星岡で ・・・ Hoshigaoka in Feburuary , 2020

2020-03-02 23:56:05 | dish


今期で卒業しようと思っている星岡。1回1回が貴重です。ヨガもスタジオが閉鎖になり、ベルカントの発表の場で
ある九段フェスティバルも中止。日常の必需品が店から消え、学校はいきなり休校になり、想像のつかない混乱が
起きています。
時間が少し経ってしまいましたが、2月の星岡日本料理講習会です。


2月17日

2月の星岡のスケジュールがなかなか入れられなくて、やっと最終日に入れました。
和服で行きたかったので、天気予報で雨が降らない予報の時にしました。



この時期に締めたくなる、椿の型染めの帯に、本塩沢の市松模様の着物で。他には江戸小紋に合わせたりします。
久しぶりに着ると、なんと着物の内側の処理がもたついて、帯板が止まらなかったので、もう一度整理して
やり直し。

バス停でバスを待っていたら、前に並んでいた老婦人が「良くお似合いですよ」と話しかけてきました。
その方のお母様は92歳まで着物を着ていたとのことですが、彼女も娘さんも着ないので処分したと話していました。
よく似合っているとほめられるのが一番うれしいです。着物はどこでも違和感なく着れるのが欲しいと思って
リユースのあづまさんで買いました。帯はKさんが知り合いに描いてもらったという椿の向きを間違えた
帯です。その方が降りる時にさよならお先にではなく、気を付けてねとかがんばってねみたいな言葉をかけて
降りて行かれたので、不思議な余韻が残りました。



星岡でも、初めての方とご一緒しましたが、帯が素敵ですねと言われて嬉しかったです。
床の間のぼたんの花が気品に満ちていました。

今回の料理は珍しく特に難しいものはなく、丁寧でシンプルでおいしかったです。

2月の献立
小 鉢 根みつば梅正油かけ
椀   白菜鶏スープ仕立て
焼 物 鮭の重ね焼き
煮 物 海老芋 豚肉大和煮
和え物 ひじき三色和え
ご 飯 蛎ご飯



白菜は丁寧に重ねてたこ糸で束ねてあります。白菜のおいしさが十分引き出されていました。



添えたのはよもぎ麩





鮭の重ね焼きはアルミホイルを使ってもいいとのこと。



次々と仕上がっていきます。





  

蛎ご飯は牡蠣を霜降りにしてから使います。臭みが全然なくてとてもおいしかったです。



ずいきの甘酢漬けとまんぺいゆがつけあわせでした。





海老芋に大和煮をつけていただきます。 大和煮は味噌で煮たもので、豚肉の肩ロースを使っています。
京都の赤みそ 桜味噌がおいしいです。玉味噌と言って卵黄を入れます。
家でも作って、大根でいただきました。たくさんできたので軽井沢にも持って行ったものです。














家に帰ってからお気に入りのいけだの羽織を着たところも撮って見ました。



Feb.17 2020 Asagaya




コメント (4)
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