Reflections

時のかけらたち

カタクリの花と湧水を求めて ・・・ looking for flowers of dogtooth violet and spring water

2020-03-23 23:55:52 | seasons
先週は嬉しいことがありました。年賀状が来なくて心配に思って、電話を何回かしても通じなかった
小学校の低学年の時からの友人から連絡が来ました。なんとコロナではないけれど北海道で入院しているとか・・
スキーで大けがをしたとのことでした。でも無事で良かった。親しい友達をポツポツを亡くしている私は
とても心配でした。いつも会おうと言っているのですが、なかなか会えなくて・・ 彼女のお母様は私のピアノの
先生で、はた織りを始めたきっかけを作ってくれたスケールの大きな人でした。昨年長い闘病の末、亡くなられて
友人はとてもがっかりしていました。元気になったら、お互い元気な顔を見せようねと約束しました。天真爛漫な
彼女に会うのが楽しみです。

               

三連休のうちの一日をフィールドワークにすることにして、今まで行ったことがなくて
それほど人出がなさそうなところを選んで、清澄庭園か殿ヶ谷戸庭園(とのがやとていえん)にお弁当を
持ってウォーキングと思っていましたが、カタクリが今の時期咲いている国分寺の殿ヶ谷戸公園とお鷹の道湧水群へ
行くことにしました。

最近、足が向くのは東京の水源地、湧水、疏水とか・・ 
数年前の高校のクラス会で高校時代ワンゲルだったK君が、ニリンソウの群生地とか教えてくれたのですが、その時に
彼は水源を尋ねていると話していました。比較的最近蝶のコレクションを捨てたと話していました、蝶を探すために
山登りをしていたとの話でした。商社勤務の彼は長い間ヨーロッパに駐在して、戻ってからクラス会にも出席するように
なりました。転勤先のクロアチアでも自然を満喫したようでした。
私がやっと水のきれいなところに行きたくなったのは鳥に会いたいという思いがあるからかと思いました。

今回のブログでは国分寺から西国分寺までを歩いたルートを紹介します。写真はスマホ。一眼レフで撮った花の写真は
後から整理して載せる予定にしました。

殿ケ谷戸庭園(隋宜園)
JR中央線の国分寺駅(南口)下車徒歩2分、池と湧水と野草に囲まれた和風庭園
武蔵野段丘の南縁の「国分寺崖線」と呼ぶ段丘崖とその下端部附近の礫層から浸出する湧水を利用し、雑木林の風致を、
生かして作られた近代の別荘庭園。
大正2年~4年に江口(後の満鉄副総裁)の別荘として整備され、昭和4年には三菱財閥の岩崎彦彌太(ひこやた)の別邸となり、
昭和9年(1934年)に和洋折中の木造建屋に建て替え庭園建築として紅葉亭を新築とともに、母屋全面の芝生地と崖線下方の湧水
及び園地と結んで、回遊式庭園を完成させる。昭和40年代の開発計画に対し本庭園を守る住民運動が発端となり、昭和49年に
都が買収し、整備後、有料庭園として開園。
庭園の名称は、昔この地が国分寺村殿ヶ谷戸という地名であったことに由来。平成23年9月に殿ケ谷戸庭園(隋宜園)として国の
名勝に指定される。

 
















ヒトリシズカ


カタクリの花が斜面(段丘崖)に見事に咲いていました。








湧水


 
おにぎりで昼食。藤棚の下です。この季節日よけにならず、暑かったです。
人が少なくて、小さな子供を連れた家族とカメラ片手にやって来た中年の男性だけが近くにいただけでした。
静かな公園を独り占めにしたような感じです。


苔の美しい公園です。


空が高くて、気持ちが良かったです。





公園からお鷹の道を歩いて真姿の池を通り、万葉植物園まで行くことにしました。

お鷹の道・真姿の池湧水群について
国分寺市内には潤沢な湧水地帯が形成されており、特に真姿の池近くの湧水は水量豊か。湧水の一部は池に流れ込み、
残りは水路を100mほど流れ、野川の支流の小さな清流に注ぐ。清流沿いの約400mの小径がお鷹の道。江戸時代に、周辺が
尾張徳川家の鷹場であったことから名づけられた。真姿の池の中央に弁財天が祭られる。環境省選定 名水百選、都名湧水57選。






普通の住宅地を通ります。


庭先で、野菜を売ったりしているようです。
東京の少しだけ郊外で、こんなにのどかな場所があることに、旅行気分です。




水の流れに沿って歩きます。ホタルが生息する場所なんて、湧水が流れて本当にきれいなのですね。








途中子どもたちが水の中に入って遊んでいるのを2回見ました。              真姿の池


弁財天


万葉植物園


国分寺

 
お彼岸なので、お墓参りに来る人たちが見られました。 


武蔵国分寺跡

小学生の頃か、国分寺跡まで来て、いろいろ調べたことがありました。瓦とかいろいろ展示してあったかすかな記憶。



コーヒーショップの前でお店の看板を見ていたら、お店の人が戻ってきて入りませんか? と声をかけてきました。
西国分寺までの道を聞いて、説明してもらってから、一休憩することにしました。



国分寺跡の前の広い土地には多摩図書館と言うのがありました。大きい規模です。


西国分寺に向かう途中府中街道で、なんと今年見れなかったマンサクの花が1本だけ咲いている気が残っていました。
街路樹になっていて、他は延々と枯れているのに1本だけまるで新しく植樹したようでした。



道を聞いたコーヒーショップはドリップでおいしい珈琲を入れていました。
穂高と言う名前で山が好きな女子がやっていました。その人のお父さんのような人がカップを下げに来て
ごゆっくりと声をかけてくれました。なんだか懐かしい曲ばかりかかっていて、レトロな雰囲気。
映画音楽いいでしょう?と話がつづきます。

若い頃よく聞いた曲なのに、題名がわからなくてもどかしかった曲が、家に戻って歌詞で検索したり
いろいろしているうちに、確か…物語と言うタイトルの映画音楽だったような気がして、検索を続けていたら
奇跡的にそれがダイアナ・ロスの「マホガニー物語」だったことがわかりました。〇〇物語とdon't you know という
歌詞だけしか思い出せませんでした。お店ではインスツルメンタルだけだったので、歌詞を改めて見たら、do you know
だったのですね。50年近く前の曲を良く思い出せたと自分をほめちゃいました。
メロディーだけでも聞いていたら、懐かしさであの頃を思い出し、胸が締め付けられました。あの頃の曲ってどこか憂いが
あります。他にMy Foolish Heart やMoon River とかかかっていました。






March 22  2020  Kokubunji
コメント (4)
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