Reflections

時のかけらたち

南高尾トレッキング -2 ・・・ trekking in south Takao -2

2021-05-20 23:57:47 | wonderland

高尾山口からバスで山下まで行って、クマガイソウの群生地を見たら、その辺を歩いてみようと思って、出かけた南高尾。この先にはニリンソウの群生地という別世界が広がっていることも多摩散歩人さんや他の方のブログで知り、心の中に残っていました。

流れる水の音や、鳥のさえずりを聞きながら、緑色の世界を歩いているとどんどん引き込まれていってとうとうあの問題の橋のところまでやってきました。朽ちかけた今にも崩れそうな橋。一人ずつ渡ってくださいとの注意書き。引き返そう渡ろうか迷って、やっぱり行ってみたくなり、渡ろうと思っても角の木につかまって足を出そうと思っても先に進めません。そんなことをしていたら、後ろから来た年代の近そうな女性二人組に大丈夫だからと言われてもダメダメ・・一人の女性が重たいカメラを持ってあげるからと言ってくれて、それでも怖い私は親切な彼女が先に立って手を引っ張ってくれました。二人で渡ってはいけない橋だったのですが・・今にも壊れそうな橋。

渡ってしまったからにはもう戻れません。一人では渡れないから。先に進むしかないと思い、梅ノ木平に回ることにしました。この山ガール二人組と一緒に西山峠まで登りました。この道で会ったのは彼女たちとグループが一組とシニアのカップルが一組だけでした。

渡ればそこはもうニリンソウ、イチリンソウ、ヤマブキソウの世界です。

 

 

ここで見るヤマブキソウはとてもきれいでした。山で見る花は公園で見る花とはどこが違うのかしら・・

 

 

 

 

 

一面ニリンソウでしたが、全盛期はすごかったでしょうね。

 

 

 

 

川沿いを西山峠に上がりきるとここにもあの橋の注意の看板が出ています。

注意をしないで安全な橋にしてほしいです。

木を切り倒して作ったようなベンチがあったのでそこでお弁当を食べることにしました。一緒に登ってきた山ガールたちも隣でお弁当にしていました。フルーツを分けていただいたりして・・ 彼女たちは地元八王子に住んでいて、若いころから近場で山登りの練習をしていたとのことです。この辺では景信山や陣馬山もいいわよと教えてくれました。景信山は中学の遠足で、陣馬山は若いころ職場の仲間と登りましたが何も覚えていません。あのころはあまり登山には魅力を感じていなかったのかも。上高地とか清里はすばらしいと思っていましたが。

ここで食事をしていると尾根を歩いている人たちに多く出会いました。ランニングの人もいたし、赤ちゃんを背負っている若い夫婦や、外国人のカップルも歩いていました。この辺はトレイルランニングで有名だそうでそういう感じの人にも出会いました。

梅ノ木平までの道を聞いて、一足先に出発して、道がわからなくなったら途中で待っていると言って一人歩き始めました。

 

この辺は尾根を周遊するコースがあるみたいです。

 

 

まき道を通ると写真を撮っている人がいて、ホウチャクソウ?とお聞きすると、わからないけれどもしかするとホウチャクチゴユリかもしれないと教えてくれました。花弁の先が少しめくれあがっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジュウニヒトエ  

 

 

ヒトリシズカ

 

 

 

 

同じジュウニヒトエでもスマホだと全然違います。

 

 

 

April 30  2021  Minami-Takao

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南高尾トレッキング -1 ・・・ trekking in south Takao -1

2021-05-19 22:53:27 | nature

4月30日

初めてのアドヴェンチャー

南高尾にクマガイソウを見に行きました。クマガイソウは昔佐藤達夫の植物画を見たのが印象に残っていて、話を聞いたら見たくなりました。場所はUさんから聞いていたので、バス停を降りてから見当がつきました。他にも降りた人たちがいたのに誰もそちらの方に来ないので心配になり角のお店で確認して神社に向かいました。たくさんのクマガイソウを見ていたら、他の人たちもやってきました。

 

 

 

 

 

 

ここから少し登って行ってみようかと思い、雨上がりの道を歩きました。

 

 

 

 

 

この花も何かわかりません。

 

 

 

 

 

 

 

前をグループが歩き、後ろから女性二人が歩いていただけでした。

 

 

ちょっと歩くだけでもこんなに花に会いました。

 

 

クロスジシロチョウ

 

 

きれいな水が流れ、鳥の二重唱が聞こえて、歩いていてどんどん楽しくなってきて、ニリンソウの群生地まで行ってみようかと思い始めました。いろいろな人のブログを見ても素敵なところです。

 

ミツバチチグリ

 

道がどんどん細くなっていきます。

 

 

この花は?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

途中で出会ったシニアカップルにもニリンソウのところ素敵ですよと言われてちょっと行ってみたくなりました。

 

April 30  2021  Minami-Takao

 

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連休前の野川公園で過ぎ行く春を楽しんで ・・・ spring is coming to an end

2021-05-18 23:58:46 | seasons

今日はフェアアイルベストの仕上げのために通っていたプライベートレッスン最後の日。これで教わることはすべて教わったのであとは仕上げるだけです。コロナのため1年のブランクがあり、他の人たちは授業について行けていたので何とか仕上げたようですが、私は休まなければならない時もあり、まったくついて行けなくて、一人で仕上げるのは難しい状態でした。マンツーマンで教えていただいて何とか先が見えました。

何とか形になりました。

エクストラステッチのところをかがって行きます。2段おきくらいに色替えして結んだ糸をほどいて中に入れ込めば出来上がりです。結んだ糸はすべてほどき針で糸を割りながらからげます。

洗って少しフェルト化させて自分の大きさに整えて乾かせば出来上がり。Mサイズだったので着れるようになるかどうか・・・

 

4月28日

つつじヶ丘で編み物のプライベートレッスンの後、野川に行きました。今度の緊急事態宣言では野草園も閉まってしまいました。

レッスンが午後だったので、野川に着いたのは3時近くになってしまいました。

春の花がどんどん終わっていてしまいます。その1週間前の4月21日にUさんに浅間山公園のキンランと野川沿いのヤセウツボを見に連れて行っていただいていました。その時、自然観察園には行く時間がなかったので、自然観察園だけ回ってみました。

広い野川公園。いつ行っても気持ちがいいです。ベンチに座ってのどの渇きだけを潤して、先に進みました。隣のベンチには外国人の女性が声を出して、フランス語の勉強をしていました。

木々の間の道を歩きながら、小さな花をみつけるのが楽しくて・・

 

歩道橋を渡って、自然観察園の側に行きます。

 

ムラサキゴケ

 

オオジシバリ?

 

 

 

クサノオウ

 

 

 

 

クリンソウ

 

 

 

ケキツネノボタン? 葉っぱが違うみたい・・

 

 

オドリコソウはまだ残っていました。

 

楽しそうにまわりながら踊っているみたい・・

 

 

 

 

キンラン、ギンランもまだ咲いていました。

 

エビネ

この後で南高尾を回った時に、出会ったおじいさんに山で見つけた群生したエビネの写真を見せてもらいました。 私は野川で見たと話したら、公園で見るのとは全然違うと言われて、私もうかつなことを言ってしまったと思いました。それを言っちゃおしまいですね。

 

キンランはつぼみがかわいいですね。

 

 

 

 

 

ウグイスカグラの実

 

 

ホタルカズラ

 

カントウタンポポ?

 

紫蘭

 

セリバビエンソウ

 

 

 

 

チョウジソウも最後でした。

 

ケキツネノボタン

 

 

 

April 28  2021  Nogawa

 

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青山街歩きも楽し ・・・ town walk in Aoyama

2021-05-17 23:56:13 | wonderland

今年になって初めてのカットに行くことができました。前回はなんと昨年のクリスマス。カットも白髪染めも上手で5カ月もたっても大丈夫でしたが、さすが切りに行ける日を探していましたが、昨日突然朝予約して行くことができました。

いつもプロの仕事の熱を感じるカットの二宮さんとカラリストの大澤さん。いい仕事をする人から情熱をもらいました。

外苑前よりから、スパイラルの裏の方に昨年引っ越してから2度目となります。HPの地図を確認しながら行きました。ニコラス・バーグマンの脇を通って、hatakeは何年も前に閉店していて、新しく開発されたようなエリアもあり、すっかり浦島状態。

 

おしゃれなエリアで、娘も最近この近くにネイルに行くようになりました。

 

 

 

 

 

 

すっきりしました。おいしそうな色に仕上がり、ティラミスみたいと叫んでしまいました。

カラーが入るので、時間もかかり大変ですが、カラリストの方が茶道・小鼓の趣味で、今は中断しているけど三井記念美術館で茶箱の展示をしていたことを教えていただきました。白洲正子さんの本が置いてあり、少し見たりしていました。

 

 

 

 

近くにあったおしゃれなお店も、閉店してしまったのか、中ががらんとしていました。

コロナ2年目で閉店や長い休業に入っている店が目立ちました。

 

「とみひろ」も昨年、銀座から表参道に移転しているので、帰りに寄ってみることにしました。

途中かわいいお店がありました。

 

 

 

 

骨董通りですが、いまでは靴屋さんが多いです。

 

久しぶりに宮良店長にお会いしました。同年代の方が元気に仕事をされていると嬉しくなります。

さりげないセレクトが素敵なお店です。

 

 

とみひろが山形に持っている工芸研究所の作品が特集されていました。

 

有松絞の麻帯がさわやかな感じでした。

 

なかなかおしゃれな帯です。こちらは麻ではありません。

 

 

珈琲を飲んで帰ろうと思ったら、少し道に迷ってしまいました。

 

 

 

 

 

途中、ウェディングサロンやら、会員制らしきフレンチの店や、庭がきれいそうなよくわからない建物があったりして、静かだけれど何か奥が深そうな街です。

 

 

青学裏の蔦珈琲店に着きましたが、こんなレトロな店に若いカップルでいっぱいで驚きました。

シューマンの「子供の情景」や、シューベルトのピアノ曲が流れ、おいしい珈琲をいただいてゆっくり過ごしました。

 

 

 

珈琲が来るのがちょっと時間がかかっていました。

 

少し雨がぱらつくお庭を見て、ピアノ曲を聴いて過ごしました。

 

珈琲をおかわりしました。

大倉の器がやさしいです。家にも祖母のところから持ってきた同じ模様のティーカップがあったことを思い出しました。

母校の前を通るので、少し中を覗いて帰りましたが、緑が深くなっていました。入り口を閉め、わずかに教職員や学生が通れるように開いていて、最近は校内に入ることができません。

 

渋谷からシルバーパスを使って帰りました。30分くらいかかったので電車より時間がかかりましたが、公園の中を通って帰るので気持ちがいいです。途中原宿を通りましたが、人が多く出ていて驚きました。

ジョギングしている人も多い休日でした。

 

May 16  2021  Aoyama

 

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ヨガの後は久しぶりに本屋さんへ ・・・ yoga & ramen & bookstore

2021-05-16 22:41:08 | pause-cafe

5月15日

土曜日の朝はベルカントレッスンがない時はヨガの予約を入れておくことが多いです。以前に行っていたスタジオの先生が育休の後戻ってきて楽しいレッスンがあるからです。

ヨガでは体は魂を運ぶ乗り物と言うと聞きました。なるほどね。できるだけ大切にメンテナンスしながら使っていかなければと。

 

 

娘が新宿においしそうな魚貝系のラーメン屋さんがあるので食べにいこうと誘ってきたので、ヨガの後新宿に行きました。金目鯛でだしを取っています。ラーメンはこちらに引っ越してきてから近くの「俺の空」で一度食べただけで、10年以上食べてなかったのですが、ラーメン激戦区ということで西早稲田の「らぁめん山口」でいただいたらおいしくて驚きました。ラーメンってきっとすごく進化している食べ物なのですね。

出張に行ったとき、博多で一蘭のラーメンを食べておいしく感じたり、札幌でも魚貝系のラーメンを食べに行ったことがありました。隅田トリュフォニーの近くの鴨のラーメンもおいしかったですね。侮れないラーメン事情です。

 

 

 

久しぶりに紀伊國屋書店で本探し。高尾山関係と和服の本。銀行でリモート面談をテストした時にいただいたクオ・カードがあったので欲しかった本を1冊と思っていました。

ネットでもヤマレコなどに参考になる投稿が多いのですが、1冊持っていると便利かと思いました。もっと林道などが詳しくわかるのがいいと思いましたが、そうなると地図を買うのが一番のような・・

和服関連は

見ていて楽しくなる本です。

 

たくさん積んであったこの本は私が着たい着物でいっぱいでした。

 

きものと 山崎洋子の記事一覧 に素敵なコーディネートがたくさん出ています。 黄八丈の記事は以前見たことがありました。

今の私に合っているのは山崎さんの方ですが、原さんの方が幅が広くちょっと特別な感じがしました。またゆっくり見ることにしましょう。

 

May  15  2021  Shinjuku 

 

 

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近くでピクニック ・・・ picnic nearby 

2021-05-16 21:59:41 | seasons

4月20日

おとめ山から薬王院(落合)へ

昨年は連休の初めのころはすっかりボタンも終わっていたので、今年は少し早目と思ったのですが、もうほとんど終わりかけていました。

まだ少しだけ残っていたので、写真を撮りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

薬王院の前におとめ山でお弁当を食べました。コロナの閉塞感の中で、近くにお弁当を持って出かけるとリフレッシュできます。

 

 

ベンチに座ってランチタイム。アウトドアが気持ちのいい季節です。

 

久しぶりに讃岐屋にも行ってみました。杏子を生から作っているのでとてもおいしいです。

 

April 20  2021  Ochiai

 

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緑が映える中で母の日のお祝い ・・・ beautiful garden and dishes on mother's day

2021-05-15 23:57:34 | seasons

5月13日

梅ノ木平に行くときにいつも前を通り、和服姿の女性が行きかっている姿を見て、いつか行ってみたいお店だった「うかい竹亭」に母の日のランチに行きました。娘が土曜出勤の振休の日にお得な平日ランチです。しかも7月からは値上げもするようでラッキーでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以上一眼レフマクロレンズで撮った写真です。緑は小雨にしっとり濡れて美しかったのですが、この時期のもみじの紅葉もきれいなこと!

うかいと後から高尾山口駅の近く、休館しているミュージアムの前にあるTAKAO COFFEE に行っただけですが、十分満足な一日でした。景色がごちそうの一部でした。

 

 

ここからはスマホで。高尾山口からシャトルバスで梅ノ木平にあるうかい竹亭に行きました。全部個室となっていて、庭の中に点在している建物に案内されます。

 

案内があるまで、ここでしばらく待ちます。

 

 

 

 

複雑な道をいくつもの建物の間を通り、行きついた建物には「時雨」という名前で何ともぴったり・・

素晴らしい眺めのお部屋でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

すべておいしくて、お庭を見ながら感激の春の懐石でした。

 

 

 

しどけとタラの芽の天ぷら。初めて食べた「しどけ」とてもおいしかったです。手打ち蕎麦も。

 

 

デザートはレモンシャーベット。

 

 

 

 

帰り道も色々な建物を見ながら・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

きっと四季折々美しいに違いないと思いました。初夏になるとホタルを見ながらの食事ができます。

何というぜいたくなことでしょう・・

 

小雨で薬王院まで行くこともできず、ふもとで珈琲を飲んでゆっくりして帰りました。

 

 

食事が少し軽めだったので、しっかりティラミスも食べることができました。

 

懐かしいメロディーが流れ、BEE GEES らしくてとても懐かしい、暖かい気持ちになりました。楽器だけの演奏だったので誰の曲かよくわからなかったのですが、やっぱりBEE GEES で映画「小さな恋のメロディ」で使われた曲でした。

 

The Bee Gees - Melody Fair [Original Footage Film Melody 1971]

 

May 13  2021  Takao

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ケン・ローチ監督作品を続けて見る (黒沢清監督に関して追記) ・・・ two works by Ken Loach

2021-05-14 23:39:28 | movie

連休の終わりのころ、5月7,8日で図書館から借りていたケン・ローチ監督の「麦の穂を揺らす風」と録画していた「私はダニエル・ブレイク」を続けて見ました。

 

 

 

『麦の穂をゆらす風』などのケン・ローチ監督作!映画『わたしは、ダニエル・ブレイク』予告編

 

この映画は見に行きたいと思っていた映画です。麦の穂も封切られた時注目の映画ででした。TVでやっていたので、録画していましたが、なかなか見れなかった映画です。身近でとてもよくわかる映画でした。役所の融通のきかない態度も日本と同じだと思いました。お役所仕事というのが海外でも同じだったのでした。最近内容を知ったホームレスの事件にも共通することです。今では生理用品に困る若い人がいるということもニュースになり、貧困が広がっています。人間の尊厳を求め、守ろうとしたダニエル・ブレイク・・あっけないエンディングに涙が出ました。麦の穂の方は悲惨すぎて涙も出ませんでした。

 

2017-03-14 ケン・ローチ カンヌ受賞作に込めた“怒り” 「わたしは、ダニエル・ブレイク」

 

 

 

The Wind That Shakes The Barley - Official Film Trailer

イギリスという国の不思議な成り立ちを思う。 正式国名:United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)通称: イギリス  日本語では英国というけれど今でも北アイルランドの一部を取り込む国。英語ではUK。Englandというと4つのcountry  England,  Scotland, Wales, Irelandのうちの1つの意味があります。もともと別の王国だったものが連合してアイルランドの一部もそうなったということです。近くの国まで植民地化していたのですね。

今スコットランドの独立が時々頭をもたげてきますが、もともとは別の国です。社会保障の行き届いていた国と言われた英国も、海外の植民地などの富を蓄えた結果なのですね。

アイルランドの歴史と言えば、もっと複雑で対英国から内戦へと発展して同じ民族同士で戦いました。学生時代のころ宗教で対立したことはよく覚えていることです。映画の背景はずっと古くイギリスとアイルランドが条約を結んだ1920年代の話です。「愛するものを奪われる悲劇を、なぜ人は繰り返すのだろう。」タイトルの「麦の穂をゆらす風」はアイルランドの歌から とられている。ボブ・ディランの「風に吹かれて」を思わせる曲。人間はどれだけの年月を必要とするのだろう、愚かなことをやめるまで。今この時でもパレスチナでは報復が繰り返され、ミャンマーはどうなっているのだろう。普通の人たちの生活が奪われていく・・ この映画の主人公も愛する人と家庭を築き、医者として人の命を救う生活をしていたはずだった。普通の生活を捨てて、自由の為に命をかけて戦う・・ まるでドキュメンタリーのような淡々として描かれた映画でした。命の尊厳を奪われていく人たち。見ていてつらくなるような映画でした。

 

追記)

黒沢監督のインタヴューを思い出して・・

歴史を描いた映画として、見ていて黒沢清監督の「スパイの妻」を連想させるものがありました。「スパイの妻」の方はリアリティをふまえながら完全なフィクションでまずはエンターテインメントとして作ったということです。黒沢監督を以前クローズアップ現代をやっていた国谷さんがインタヴューした番組を見かえしてみました。以下メモです。

エンターテインメントを目的で作ったけれど、初めての歴史もので、その時代に触れる、戦争に触れることが大きな目的でもあったとのことです。軍人とかではなく、一般市民が戦争の被害者ではなく、加害者としての立場を市民の目から描く。関係ないと思っても関係してしまっているかもしれない、社会と個人の関係。国家と個人を意識させる映画。

映画で警鐘を鳴らしたり、告発する目的ではじぶんは作っていない。社会と個人の関係がより明確に描けるこの時代を選んだ。

妻に焦点を当てて、思い入れが強かったと思うけれど聡子を通して言いたかったことは?という質問には少し考えて答えていました。→ 男性は建前にそって生きようとしているが、女性は大義とか理屈では生きていない、心の内側から湧き起るものに従って、システムの中にいながら自分は自分という強さにあこがれを感じる。

このことは私が母の晩年に父と対比して感じていたことと同じでした。父は理屈の人でしたが、母にもっと大きなものを感じるようになりました。女性の持つ柔軟性のようなものでしょうか・・母のすごさを感じたのは晩年になってからでした。

 

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千年藤@国領神社 ・・・ old wisteria flowers at Kokuryo shrine

2021-05-13 23:59:07 | seasons

昨日は一日昼間編み物をして、最後の追い込みで袖の伏せ止めまで進みましたが、目が変になっていたのでほどこうと思ってもほどけないところが出て、夕飯の準備の時間にもなったし、スパッとやめました。後から目が落ちているのを発見したり、糸が割れていたりしているところを発見すると心折れますよね。私のような再度初心者にとってはほどいた後の拾い目など間違いのもとになってしまいます。

それでも最近は気持ちの切り替えができるようになりました。トラブルが起きても、落ち着いて対処することができるようになってきました。あわてないことです。夜はやらないことを決めて夜中の3時ころまで編むこともなくなりました。気分も落ち込みがちですが、翌日落ち着いて新しい目で見て考えると先に進めることがあります。

昨日は夕食にかぶら蒸しを作ってみました。生協の野菜ボックスに大きな蕪が入っていて、スーパーでも鯛を手に入れることができたので久しぶりに作りました。あと同じく生協から届いた生木耳で担担麺の具を作り、最後のたけのこで筍ちらしずしの具だけ煮ておきました。期限が来ているものを保存食として調理しておくと後から便利です。

 

三つ葉の乗せ方のぞんざいなこと! 筍ご飯は冷凍にしておいたもの、茄子の田楽は木の芽和えで多く作りすぎた木の芽の味噌で。

 

今日はだいぶ前の藤の写真を載せることにしました。

 

4月13日

編み物のプライベートレッスンの後で近くの千年神社に寄ってみました。昨年は時季を逃してしまい、連休に行ったら終わっていたと思います。今年は間に合いました。千年藤と呼ばれていますが、樹齢500年くらいらしいです。

サラサラと気持ちよく咲いていましたが、お天気が怪しくなり、雨がぽつぽつ降ってきました。サンドイッチを雨が当たらないベンチで藤の花を見ながら食べて、野草園まで歩いて行ってみようと思っていましたが断念しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

April 13  2021  Fuda

 

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「フィガロの結婚」 ・・・ Le nozze di Figaro

2021-05-13 23:45:00 | music

だいぶ時間がたってしまいましたが、先月の舞台です。

現在ベルカントのレッスンは緊急事態宣言で生涯学習館が休館しているので残念ながらお休みです。

 

4月11日

新宿文化センター 小ホール 新宿区民オペラ実験劇場

ベルカントを習っている千代田オペラ座の山畑先生がスザンナ、安藤先生が音楽教師の役を演じているオペラを見に行きました。家から歩いてのんびりと出かけて、帰りに図書館でマーラーのCDとケン・ローチのDVDを受け取りに行った日でした。

出演者の中にはカラヤンやムーティ、ドミンゴなどと共演したキャリアを持つ年配の方もいましたが、張りのある声でした。小ホールでのオーケストラの前で歌う形式で、以前フィガロの結婚をプラハ国立劇場で見たことがあったのでその時の舞台の楽しさの印象が強かったので演奏会形式だとちょっと残念な感じでした。いろいろな人物も出てくるしちょっとめまぐるしい感じがしました。山畑先生のソプラノは素晴らしかったです。

Voi che sapete を習っていたので、一緒に心の中で歌っていました。

前回のマダム・バタフライの方が出演者を絞った感じで蝶々夫人にスポットを当てて、コロナ禍での演出としては面白かったです。

 

図書館を回って帰った途中のスナップショット

この辺は楽器の街でもあります。また華道や茶道関係のお店もあったり、面白い街です。

 

 

 

 

 

ハナミズキの咲き始めが面白かったです。

 

April 11  2021  Shinjuku

 

 

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