碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

今週の「読んで、書評を書いた本」 2012.09.16

2012年09月16日 | 書評した本たち

単行本を持っていても、文庫本が出ると、つい買ってしまうことが多い。

本によっては、加筆・修正など新たな部分が加わっていたりするし、何より文庫本には「解説」がある。

この「解説」を読むのが結構好きだ(笑)。


『夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです 
 村上春樹インタビュー集 1997-2011』(文春文庫)。


単行本は、2009年までのものが収められていたが、文庫には、その後2011年に行われたインタビューが入っている。

だから、サブタイトルの年号が「1997-2009」から「1997-2011」に変更されているわけで、文庫ならではのオリジナル版だ。

「解説」はないけど、村上さん本人が、「あとがき」に“追記”として3行、加えています(笑)。





そして、今週の「読んで、書評を書いた本」は、以下の通りです。

清水勉・桐山圭一 
『「マイナンバー法」を問う』 岩波書店

上原 隆 
『こんな日もあるさ』 文藝春秋

佐藤 優 
『読書の技法』 東洋経済新報社

福田和代 
『ゾーン~豊洲署刑事 岩倉梓』 角川春樹事務所

土橋 正 
『文具上手』 東京書籍

三浦 展 
『妻と別れたい夫たち』 集英社新書


* 上記の本の書評は、
  発売中の『週刊新潮』(9月20日号)
  ブックス欄で読むことができます。