碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

「ゼミ合宿2012」 その4

2012年09月20日 | 大学

全部の発表が終了し、夕食。

バーベキューでした。

みんなとワイワイ食べるだけで、十分美味い(笑)。





























「ゼミ合宿2012」 その3

2012年09月20日 | 大学

2日目の午後は、3年生の個人研究発表でした。

AKB総選挙からデジタルサイネージまで、多彩なメディア論的アプローチ、の試み(笑)。






















「ゼミ合宿2012」 その2

2012年09月20日 | 大学

2日目の午前中は、2年生によるグループ研究の発表&質疑応答。

ドラマ、バラエティ、アニメ、CMなど、テレビをめぐる色々なテーマが並びました。
































昼食へ。













東京新聞に、映画「夢売るふたり」のことを書きました

2012年09月20日 | 「東京新聞」に連載したコラム

東京新聞に連載中のコラム「言いたい放談」。

今回は、映画「夢売るふたり」をめぐる話を書きました。


  西川美和監督の新作

映画「夢売るふたり」を見てきた。夫(阿部サダヲ)と“共謀”して結婚詐欺を仕掛ける妻(松たか子)が秀逸だ。

最初はいわゆる「健気な妻」に見えていたが、とんでもない。恐らく女性なら誰でも持っていて、でも男にはちゃんと見えていない、胸の奥に潜み、腹の底に眠る業(ごう)のようなもの、その“怖さ”を存分に味わうことができた。

西川美和監督の作品は、「蛇イチゴ」以来すべて見ている。自然なようでいて、実は異様なシチュエーション(設定)を納得させる脚本が、また一段とパワーアップしたように思う。

約十四年前、映画「ワンダフルライフ」(是枝裕和監督)の撮影を見に行った。テレビマンユニオンの後輩である是枝監督の激励だけではない。当時小学生だった娘がエキストラとして参加していたのだ。

是枝組には女性スタッフが何人かいて、きびきびした動きで現場を支えていたが、その中の一人が西川さんだった。やがて彼女は西川監督となり、毎回私たちに驚くべき人間ドラマを見せてくれる。

「夢売るふたり」では松さん以外にも、木村多江さん、鈴木砂羽さんなど、ゴヒイキの女優がそれぞれの持ち味を生かして競演している。そういう意味では“怒涛の女性映画”と言っても過言ではない。阿部サダヲさんならずとも、いつだって男は女性に敵わないのだ。 

(東京新聞 2012.09.19)