碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

今週の「読んで、書評を書いた本」 2013.12.02

2013年12月02日 | 書評した本たち

日曜日。

内田樹先生の近刊2冊を読む。

「内田樹による内田樹」(140B)は再読なので、早いスピードで。

「街場の憂国論」(晶文社)は、始めからじっくり。

かなり贅沢な時間でした。

ただし、原稿の仕事が後回しに。

困るのは自分だから、ま、いいか、と(笑)。




さて、今週の「読んで、書評を書いた本」は、次の通りです。

桐野夏生 『だから荒野』 毎日新聞社 

戸田 学 『上岡龍太郎 話芸一代』 青土社

赤坂憲雄 『北のはやり歌』 筑摩書房

コロナブックス編集部 『作家の住まい』 平凡社

杉浦伝宗 『ミニ書斎をつくろう』 メディアファクトリー新書

* 書いた書評は、
  発売中の『週刊新潮』(12月05日号)に
  掲載されています。

意外や、カルトムービー風の「悪の法則」

2013年12月02日 | 映画・ビデオ・映像

リドリー・スコット監督の最新作「悪の法則」を観ました・・・・

メキシコ国境付近の町で弁護士をしている通称カウンセラー(マイケル・ファスベンダー)は、恋人ローラ(ペネロペ・クルス)との結婚も決まり人生の絶頂期にあった。彼は実業家のライナー(ハビエル・バルデム)と手を組み、裏社会のブローカー、ウェストリー(ブラッド・ピット)も交えて新ビジネスに着手する。その仕事は巨額の利益を生むはずが……。

マイケル・ファスベンダーにブラッド・ピット、ペネロペ・クルスにキャメロン・ディアスにハビエル・バルデムという豪華スターが共演した心理サスペンス。欲望に駆られて裏社会のビジネスに手を出した弁護士とその仲間たちが、危険なわなにハマり否応なく堕(お)ちて行く姿を描き出す。メガホンを取るのは『ブラックホーク・ダウン』などの巨匠リドリー・スコット。セレブリティーたちを破滅へと追い込む謎の黒幕の存在はもとより、予想だにしないラストに驚がくする。


・・・・豪華なキャストで、しかもハリウッド的じゃなく、どこかカルト的な作品になっていました。

中途半端な救いがないところも、いっそアッパレ。

記憶に残るかもしれません。

ペネロペ・クルス、十分色っぽいです。

キャメロン・ディアス、ちょっとイッちゃってる役柄がドンピシャでした(笑)。