katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

シドさんのテーブルひとまず張り終わりとキウイ邸にお呼ばれ・・・・

2014-12-28 06:26:56 | モザイク作家

朝、なるべく早く変なダメージからの解放・・・・そんな気分にならぬようにと、まずは自動車保険の支払いから。更に美術会社さんからの材料代の振込みを確認に行くも、振込みの確認は出来たのだけれど、一難去ってまた一難・・・・。

まぁ次から次へと色々起こるもんだ・・・。以前やったBSジャパンでやったテレビの振込みが入っていない事が発覚。制作会社分は入っていたのだけれど、テレビサイドからの振込みが入っていない・・・。もはや、受けたダメージは重く・・・・。

最悪な状況の中、アトリエへ・・・。この手の話は良くある事なのだけれど、流石に追い込まれたのを回避した・・・と思った矢先だったので、受けた傷が大きく、正直作品を終わらせるには気が重く・・・こんな気分では・・・・と何か気分転換・・・と、お母さんの下地をする。

何しろ何も考えなくても、手だけ動かせば終わるので・・・・。その後、KAMEYAさんの下地の続きで、穴空け。そこに十二支の文字をぶら下げるらしいのね。そんなこんなで気分転換終了。これも大事な仕事の1つなのね・・・気分転換的なものも兼ねた・・・。

そんなこんなで、それではシドさんのテーブル・・・気持ちが入れば別に終わりは難しい事では無く、最初に掲げたままに・・・。以前作らせて貰った玄関は、空飛ぶ絨毯のようなイメージで作った。色んな理由からね・・・。

では今度の作品は?と言うと、何作も作らせて貰っている中でも、相当小さいスペースの作品。そこで細かい事が好きなシドさんの事を考えると、今までに無い細かさでカットして見せる・・・これは技術論。では、ここに情緒的な部分として、癒しなんて御題を頂いた。

そこでその癒しと言う言葉を掘り下げて、癒しとは?戦いに疲れてひと時の休憩・・・・そしてまた戦いに出て行く・・・そんなイメージと考えた。何しろ何もしていないのでは、単なる休憩や休みみたいな安い仕上がりになる。

明らかに苦労続きであるから、休憩であって、けれど心休まる事が無く・・・そんなひとときの時間に必要なもの・・・そんな感じに。だからじっくり眺めると言うよりも、寝しなのちょっとの時間・・・そう、ちょっと・・・・。

では、その情緒と言うのを追求すると、4人家族である事。勿論、この持込みテーブルが四角だった事も都合が良い。折角四角なのだから・・・そうね、けれど玄関の頃はまだ幼かった子供達も大きくなって、色んな意味でも離れて行くような時間も増えたかも・・・。

そこで線としての青いラインはすべてを繋げず、切れ目を作った。そして旅立つ羽と、忍び寄る敵、つまり旅立つ事をさえぎる敵と言うものが世の中にはいて、それが時に老婆心と言う両親であったり、当然、すべて簡単に上手く行く事はそうそう無いだろうから、

こうもりみたいなモチーフに、そんな意味を持たせた。その中に作品として、コピーを防ぐ為にCCCDってコピーガードに値する言葉を隠した。ここには生き様として、自分らしく・・・って意味を持たせた。俺にとってはオリジナルって意味であるし、

子供達の生き様としても、いついかなる場合でも・・・・らしく・・・・つまり自分らしいって意味でもある。更にシドさんの誕生石である、ムーンストーンを入れた。

この石には婦人病なんかにも良いなんて本に書いてあった事もあり、元気であれば・・・色んな事が乗り切れるはずだし・・・と言う意味を持たせ、数々の小さな円には、1つだけ赤い丸以外は同じ模様を作らなかった。

その意味は赤い糸と糸・・・って言う話を昔良く聞いたのね・・・つまり色んな思い出として、色々だから色んな丸として、赤い丸だけは、色んな事があっても、変わらない・・・そこだけは同じ模様で・・・。ただ厳密に言えばもう1箇所同じ部分があって・・・。

色んなお母さんから、長く暮らすと色々あるのよ・・・って話も聞いていたので、そう言う意味でも何と無く意味も無く、同じ場所も作って見たのね・・・意図として全くの意味を持たない場所として。何と無く・・・ってゾーンも・・・。

小さな丸のデザインも丸いものと角ばったものを混ぜたのだけれど、色んな思い出の中に良い事も悪い事もあったろうから、そんな意味も込めて・・・ただそこにしても、同じ色だけはこだわって、左右形は違えど、色だけは同じ場所に同じように入れた・・・。

これは、新婚さんいらっしゃい・・・的な配置。いちいちこんな事を考えている・・・・何1つ家族だ夫婦だって言う話から離れる事無く。そうね、俺が見た目がカッコ良ければ、ましゃ・・・・福山くんなら、家族がいないのに、家族になろうよ・・・って歌を作っているようなもの。

何1つ判っていないくせに・・・と言われるのなら、そう単なる幻想かも知れないし、そうなのかも・・・と言って貰えるかも知れない。少なくとも、問診無しで適当に作っている事は無いのだから、後はシドさんがどう思うか?であって、何も知らなければ美しいね・・・って、

評価はそれはそれで良い。情緒がなければ工芸品程度には見えるだろうし、情緒が整えば、単なるモザイクで涙が出るかも知れないし・・・人の感情を揺さぶれたのなら、それは芸術や美術の方向に向かっている事になろう・・・。

元に戻して、いよいよ中心の大きな丸で意味を完結したい訳で・・・つまりオチになる部分。これは針の無い時計。時間は刻まない。何故なら、刻むと幸せなのか?はたまたそうでは無いのか?なんて、俺がとやかく言うものでも無いし、けれど時は経って行く・・・。

昔を振り返って良い事ばかりなのか?今を生きるのか?未来に何が待っているのか?・・・・これを観て色んな事を思い出せたとしたのなら?・・・・自由に行き来出来る、そんなテーブル・・・そんなイメージ。

そうね、自宅のイメージだと、立派な感じなので、以前、海に沈んだ海賊船のお宝・・・・なんて表現したのも、本来ならもっと金を増やした感じに仕上げたかったんだけれど、可愛いの・・・って言われていたんで、単なる子供っぽくでは安くなるので、そこに気品なんて

もんを残す為にも、可愛く見えても、海賊が持ち帰ったようなお宝・・・何か意味がある・・・・それが、いついかなる時でも、思い出だの未来を行き来出来るそんなテーブルであって、海賊とは言えど、船長も人・・・時にそんな気分を味わいたかったかも・・・・。

そんな感じの着地とした・・・・。後は見て貰って相談の元、足に何か入れるか?入れないか?になる。そこにはリスクがあって、狭い幅の足を彫るって言うのは難しくて・・・・リスクを負ってでもやるか?やらないか?・・・そんな話。

その後、夜、キウイのお宅でタピオカ親子とお呼ばれしていて、遅ればせながら、クリスマス的なパーティに行く・・・・。ただ、今朝の振込みが無し・・・って状況では追い込まれているのだけれど、手ぶらで行くと、それはそれで、何にも出来なかった・・・そんなダメージを

受ける事になる。それは確定申告の日だけで十分。例え何でも子供達に持って行って、こんなんでごめんな・・・って言えれば、待っててな・・・って繋ぐ事になるかも知れないが、いずれにせよ、そんなのは自己満足かも知れない・・・・。

後はね、子供も大きくなっていて、毎年呼ばれているけれど、いつもいるとは限らなくなるだろうし、もしかしたら最後かも・・・と思うと、何か渡して置こう・・・って。本当なら成功して、何でも買ってやっから行くぞ・・・って言いたかったけれど、それは成功してから・・・。

いずれにせよ、またご馳走になって帰った・・・・。いつか何処のサンタにも負けないプレゼントしたいもんである。ただ、きっとそんな事になっても、千尋は何にもいらない・・・って言うのかな?・・・・俺もカオナシみたいなもんだからな・・・あははははは。

 

 


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