katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

シドさんの新作の前に・・・・表札作り

2014-12-03 06:40:46 | 商業モザイク
今日はお教室も無く、それなら・・・と、先日購入の運びとなった中古の軽自動車の手続きの為の書類とかを持参して車屋さんへ。
そんな中、簡易的なものとは言え、かぐやが借用書を作ってくれて・・・・口約束じゃなくて持って行きましょう・・・って。

何とも準備の良い事で助かる。そんなこんなで用事も終わって、いつもの日課をすると、もうすぐお昼なんて感じで・・・。
そこで、お教室下地の追加分を作る事に・・・。実は来週、KAMEYAさんでクリスマスの子供教室を企画して頂いたんだけれど、

北三谷小での宣伝もあって、16人だったかな?いずれにせよ、下地が足りなくなっちゃって・・・って事で5個追加で作ったのね。
そんな中、シドさんがやって・・・・どうなりました?って。

そうね、ほぼ下絵は終わったんだけれど、下地を彫るのか?彫らないのか?って所で悩んでいて・・・彫った方が平らになってスマートなんだけれど、もし下地が欠けてしまったら?補修は出来たとしても、ペンキを同じ色に作る事は不可能で・・・。

そうなると足から何から全部塗り直しなんて事になる。仮になんだけれど、この表札のように縁取りにこのアールになったタイルを使えば、何の問題も無いんだけれど・・・・表札には良いんだけれど、テーブルには・・・野暮ったくなるのかなぁ・・・・。

何て考えると・・・・ん・・・って感じだったり、木を切って縁取りを作るなんて事も考えて見たり・・・って、悩み事の説明をしたのね。すると、お任せします・・・・って。まぁ、デザインについては気に入ってくれていて、薄い色合いを見て、もう少し濃く・・

って言ってて、どうやら薄味過ぎたらしいのね・・・。まぁこれは色鉛筆の色だから、タイルでは確実にもっと濃くなるけれど・・・
そうね、完成のイメージとしては、昨日のユニディの表札の雰囲気になると思うんだけれどね・・・・。

1cmタイルで縁取りをして、バックをコロで・・・・みたいな・・・ね。そんなこんなで、よろしく・・・となり、その後、来春早々に海外に・・・って仕事の話の打ち合わせに・・・・と社長さんから連絡が入って、近々いらっしゃる事になる。

さて、そんなこんなで表札作り・・・何だか変わった表札になって来たのね。今回縁取りの側に入れた細かいタイルがいつもと違って、わざと目地幅を空けて見たり、企画サイズの丸のタイルをそのまま使用して見たり・・・って、違和感なんかがあったら、

狙い通りなんだけれどね・・・。必ずkatsuはこう・・・なんて思われないように・・・あくまでこれは表札で、テイストとしては若干は入れたとしても、katsu作品では無く、katsu風味って感じに・・・なるように。

これがね、こう言う事をするとアーチストってのは大変なんだなぁ・・・とつくづく思うのは、例えばシングルを作る場合、華やかさや、インパクトが要求されると思うのね。だからタイアップなんて事で、宣伝効果が期待される訳で・・・。

これがアルバムとなると、全体を通した流れで聞いて貰う事になるのだから、メリハリだったり・・・何曲も聞いて貰えるから、
このアルバムのコンセプトは・・・って言うような思想的なものまで広げられる。

そしてもしそのアルバムで成功を収めるような事になると、その思想は受け入れられた事になり、また、また・・・と繰り返されるだろうが、人の気持ちは変わったりもする・・・・アーチストの方も、聞く側のサイドも・・・。

ただ作る側は売り上げが落ちると、それにより自分は受け入れられなくなったのか?・・・なんて迷う事で、何か違う事を・・・なんて試行錯誤の中、今までとはガラッと変えたりする事もある。それが新しい・・・と新規のファンを獲得する場合もあるが、

逆に今までのファンには、何だコリャ?って思われたりもする事もある。ここにも良い事と悪い事は背中合わせが出て来る・・・。
この葛藤の繰り返しの中、最後の最後に辿り着く答えが、自分らしさ・・・なんて話であって、良くオンリーワンなんて聞くが、

ナンバーワンにならなくても良いぃぃ・・・なんて言っているようでは、オンリーワンは遠いだろうなぁと思うのね。
そもそもそれを歌った人は、相当な知名度があって、そう言う葛藤をした後に作った歌なんだから・・・。

おっと話を戻して、要するにアルバムありきでシングルカットなら思想も込みで作れたりもするが、シングルのみの場合には、
アルバムとは違う作り方があるだろうと思われるのね。つまり決められた時間、お金等の制約がアルバムとは違って来る。

例えば1作品10万円から・・・って言うkatsu作品の金額の場合、恐らく1ヶ月以上は掛かってしまう事を考えると、1ヶ月の生活費がまかなえるかどうか?・・・・の判断だったりするが、この表札の場合、まさか表札で10万円って訳には行かない・・・。

そこで商業的に・・・と考えて、いつものように作らないように・・・けれどテイストだけは見せたいし・・・との葛藤の中、
2万円で作っている訳で・・・。正直、きっついんだけれど、これもまた勉強だと思ってやっているのね・・・・。

要するに、商業モザイクと芸術美術のモザイクとは別物と作らないと、生活費を稼がないと・・って話。ついついこれもあれも・・・と頂くお金を気にせずに作り手として全力でやってしまうから、完成に掛けた時間や材料費の折り合いが付かず・・・。

って事ばかりになる。そもそも下絵を描く事は大きかろうが、小さかろうが、必ず描くし、打ち合わせもする。何もかもが一緒のやり方では、流石に限界はある・・。ただ、そうとは言え、いきなりガラッと変えられないものでね。

そもそも何をやってもめいいっぱい・・・ってやっていたからね・・・だもの、彫り下げる事1つ取っても、今までに無いほど彫り下げて見たり・・・何か今までとは違う形でのkatsuらしさ探し・・・ってね。

ただね、katsu作品を見続けた人はね、たとえ子供でも、katsuさんの初期ってあんまり切って無いんだね・・・って言われちゃうのね。あはははは、おっかない目を持っているのね。けどね、本来の良くあるモザイクってそう言うもんなんだけれどね。

けど、昔と比べると今の作品は、もはや原型はとどめていないように切り刻んじゃった・・・って感じだものね・・・。
それを見慣れてしまうと、この表札の切っていない丸を使うって事は、許されない感じぃぃなのね・・・あははははは。

ただ、それも理由があって、丸は切れるけれど、切るとエッジが立つから・・・きっと触られる前提で・・・となるととか、切り口が見えてしまうと、その技術よりも、綺麗な丸の側面の方が見栄えが良いと思うのね・・・。

それとkatsuの作品が欲しいのと、モザイクの表札が欲しいとでは、作り方も変えないと・・・・なんて配慮や考慮もしたつもり。
正直難しいのね・・・・何が正しいのか?なんて誰も教えてはくれないし、流石に借金なんてもんを抱えちゃうとね・・・・。

色んな事をなるべくこらえて・・・ってやっては来たけれど・・・それでも何とか2万円にしか見えない表札は作りたくない・・。
出来る事なら、えっ?これが2万円・・・・って、例え商業モザイクとは言え、そんなものにならないかな・・・と思うのね。

あはははは、こんな事を考えているから、こうなっちゃうんだけれど・・・・馬鹿だとつくづく思うのね・・・。

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