katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

シドさんのテーブル

2014-12-13 06:25:52 | モザイク作家

昨日撮り忘れのシドさんのテーブル。下絵を終えてから、随分と長かったが、持ち込みの下地に傷なんか出来て直すなんて事になったら・・・とか、プレッシャー掛かってたね・・・・判ってはいたけれど、フイギュアが来たのは良いきっかけだったのね・・・・。

くだらない話だけれど、タイミングってあってね、例えば下絵としてデザインを描くって言うのは、オリジナルなのだから、こうかな?こうかな?と何が素敵か?なんて事を考えて・・・・しかもいつそれが出来るか?もっと言い方を変えれば、永遠に出て来ないかも・・・って、

果てしなさの中、時間がどんどん過ぎて行くものなのね・・・・そしてそのデザインは美しさ重視で進んで行く。所がひとたびデザインが終わると、施工の為に構造なんて考えると、こんな細くて・・・こんな小さい穴、空けるの?とか、制作する為の下地作りの事なんて、

あんまり考えていなかったりもする・・・・それをクリアーした時、初めてモザイクのkatsuが出て来られる訳で・・・。そもそもこんな形に彫って・・・って第三者に頼んだら一体どうなるのだろうか?・・・・一体これだけでいくら掛かるのか?腕としての質、そしてその値段・・・。

そりゃたやすい事では無い。デザインは美しさのオリジナルの難しさ、そしてそれを現実にする為の下地にする施工の難しさ、そしてモザイクの難しさ・・・・すべて難しさの度合いが違うのね・・・・しかしながら全部同じ人間のkatsuなのである・・・。

そして今更ながら、俺が一番得意なのはモザイクである・・・・って事。ようやく、一番得意な部分に入る事が出来たのね・・・・。そうね、ここまで来たら時間が解決するでしょ・・・・きっと。ただね、何とかなるけれど、人一倍モザイクの果てしなさを知っているからね・・・・。

またやっちまったじゃねぇかっ・・・・一体何考えてんだよっ・・・・設計してる奴は・・・・勝手な絵を描きやがって・・・まったくいつもいつも・・・って・・・・って俺かぁ・・・・好き勝手やりやがってよぉ・・・・ってブツブツって感じなのね。

けれど、こうして出来て来ると・・・・やっぱkatsuのモザイクになって来てんじゃん・・・じゃ良いじゃん・・・って思えたりもする。でもね、それは苦手な部分を切り抜けただけのひと時の安堵感であって、こうした図面の通りに作れば良いってものでも無いのね。

現場は生き物で、図面なら数ミリの違いも無く描く事は出来るが、施工は数ミリ曲がる事なんて多々ある。いかにそれをカバーして、見せるか?は腕の見せ所でもあるが、簡単な事では無いのね。簡単じゃん・・・なんて思うと緊張感は無くなるし、安易な気持ちは、

油断に繋がるのね。そもそもシドさんは何個も俺の作品を持っていらっしゃるお客さん・・・以前の作品に見劣りするのは困るし、今の作品がぶっちぎりに上手いのも困る・・・・スマートに何も無く昔からそこにあったように・・・そんな感じに作りたいのね・・・。

まっ自分で言うのもなんだけれど、下絵はそこそこ良かった。下地も何とかなった。後はそのまま引き継ぐだけ・・・・。

 

 

 


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