katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

KAMEYAさん教室

2014-12-21 23:03:00 | モザイク作家

今日はお昼からKAMEYAさん教室。支度をして、いつものプチお休み気分の金魚屋さんへ。ほんの数十分がお休み・・・・。でもね、あると無いとでは、それでも違うのよ・・・例え気分でも・・・。そんなこんなでその足で・・・。

流石に12月となると色々お忙しい事もあって3人。それでは、まずは金町湯のおかみさん。そうね、俺が思うに最近では一番悩んでやっている・・・困っている・・・って感じで、ここをしのいで何とかなんだけれど、その前に何処が?何が?そうさせるのか?なのね・・・。

それが緑の部分の葉っぱなんだけれど、クルッとしたような流れには、問題は無いのだけれど、葉っぱなのね・・・問題は。しかもその問題は切る人では無く、下絵を描いた人なのね・・・。

言葉で説明するのは難しいんだけれど、この緑の部分が一筆描きみたいに描いてあったのね・・・。それがまず真ん中の茎の部分を一筆描きしてから、葉っぱを付け足す・・・そうすればバラバラって言う感じになるでしょ?ここが大事で、すべてが一筆描きだと、

何処からが茎で何処からが葉っぱでって部分が出来てしまい、葉っぱと茎との境目が曖昧になり、それがその都度、感って感じで、いつものようにきっちり切って、きっちり進んでいる感じでは無いのね。

しかも更に難しくしているのは、その上なんだけれど、その葉っぱが、えぐれている側と膨らんでいる側が1枚の葉っぱに含まれる。ただ、多分本人としては、それでも雰囲気が違うんだろうね・・・・。多分、絵で描いて色を塗ったとしたら?繋がっているものだと思うのね・・・

けれど、モザイクって粒で繋げて作って行くでしょ?要するにそこの折り合いなのね・・・。これが正解って言うのは無いんだけれど、進みが急に悪くなったって事は、悩んでいる証拠で、何らかの原因で気に入らない・・・。って事。

更に、これかな?これかな?と探すもしっかり決まらないから、またその部分が来ると、同じ悩みにぶつかる。多分そんな感じなんだけれど・・・。ただそれをこれじゃない?って指導するも、恐らくそれでも無いんだと思うのね・・・。もしかすると・・・。

これで良いのなら、もう悩みは解決している事になるのだけれど、もしそうで無ければ、また右側で起こるはず・・・。もしそうなったら、多分、切り方の問題では無くて、茎と葉っぱに見える部分の太さ、大きさのバランスの問題なのかも知れない・・・。

葉っぱの部分からして、茎がもう少し細いとしっくり・・・なのかなぁ?ただいずれにせよ、この葉っぱのクルンとした茎に向かって細く段々太く、また元のように細く・・・これは出来た方が良いので、練習になるし・・・・おかみさんのやりたい事とは違ったのかも、

知れないが・・・・。まぁ何しろニュアンスみたいな話は、感じる・・・・だから、お互いにこれ?これ?って出し合わないと、何が正解か?嫌、正解っぽいの?・・・って話で、本人も探している・・・これなの?って。本来、描いたのは自分だから知っているのは自分自身なのだが。

それを教える側として、これなの?これなの?と何とか探してあげられると良いのだけれど、1人妥協無しで見つけていたら、恐らく1時間経っても進まない・・・なんて事にもなる。そう言う時に、折り合い付けるようなアドバイスって言うのは中々難しいものでね、

悩んで探している・・・何処で口を挟むか・・・・いずれにせよ、上手くなった人の悩みであるから、頃合いも難しい・・・。まぁ、テクニックって話はこの辺として、おかみさんはこの作品で今までとは全く別人のようで、とても個性溢れていて、正直教える側も戸惑うのね。

色合いと良い、モチーフと良い、進めば進むほど素敵ではあるが、今までとは全く違っていて以前の事が余り参考にならない・・・。まっ、この後に控えている大作の準備のような作品なので、本人もそうだが俺も教える側の準備の作品としているのね・・・・。

では、お久しぶりにいらした方。

あれ、どうだったっけ・・・って感じもあったが、先日の子供教室にお子さんが参加された事もあって、しばらく振りに見たけれど、上手くなったですよね・・・・って言うと、お母さんとしても、ビックリしました・・・結構上手くて・・・って。

良い刺激にもなったみたいで・・・ただ本人も凄く来たかったんだけれど、中々休みが合わなくて・・・って。やっと来られたぁって。そんな中、しばらく振りだったんだけれど、楽しかったぁ・・・って言ってたので一安心。

何しろ、今は出来たぁ・・・楽しかったぁ・・・は、大事で、また来たくなる・・・・って思って貰えれば、それが何より。では最後にkameyaさん・・・・。まだまだ痛々しいのね・・・・今日は犬を作る日じゃないので、こっち。

こっちはきちんと切るだけ。特に教える事は無い・・・・やってる・・・?って声掛け見たいな事のみ・・・。ただね、新作の下絵はやってあって・・・一つは遊びながらやる本気の作品と、本気の中の本気の作品の2つが用意されていたのね。

遊びの方は下地を作れば何も問題無いので、本気の下絵の直し方、描き方みたいな事を教えたのね・・・・。

左が下絵で、右がそれを直しつつペンを入れたもの・・・・何がどう違って、何がどう変わったか?は詳しい事はまだまだ話せないけれど、感じ方って言うものがあって、変えた事があれば、当然感じ方も変わる・・・。少なくとも本人は変わった・・・と感じたらしい。

作品には教える事が無かったので、下絵の指導をして見た・・・・。しかも、まさかここまで描くとは思わなかったので、ちょっと本気出して教えたのね・・・それが少しでも元気になれるようなきっかけになるのなら・・・・と。

いずれにせよ、この作品に取り組む姿勢って話は、キッチリ話したので、少なくとも完全に意識は変わったはず・・・・。そうね、悲しみで作らなくても良くなったとは思うけれど・・・・俺の話が理解して貰えれば・・・・。

そんな中、KAMEYAさんにコルクボードと遊びの大作の下地2つと、おかみさんにもオーダーでコルクボードを頼まれた・・・。また下地が溜まっちゃったのね・・・・有難い話なんだけれど・・・。

そんな訳で、その足でホームセンターのはしご・・・ただ、昔作った時と材料が値上がりしていて・・・げっこんななの・・・。色々と作る時に工夫しないと・・・・。1点モノは割高になるのね・・・毎度の事なんだけれど・・・・。さてさて・・・。

 


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ダイジェスト作品集を販売します

2014-12-21 20:42:34 | お知らせ

初回限定版は12/25受付分まで

このたびダイジェスト作品集を販売することにいたしました。皆様からの注文をまとめて製本発注する為、ご予約なしではお求めいただけません。アトリエに在庫も持っておりませんのでご了承ください。初回のご予約は12/25受付分までとさせていただきます。

詳細は「特殊造形装飾人KATSU」のホームページへ


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リピーターさん教室とシドさんのテーブル

2014-12-21 04:34:43 | モザイク教室

今日は午後からリピーターさん教室。そんなこんなでそれまではシドさんのテーブル。

 

深海に沈んだ海賊船のお宝・・・・そんなイメージ。その切なさ・・・って部分はそこそこ雰囲気は出て、丸の縁取りを始めたんだけれど、青く・・・って言ってたから、下絵の空白・・・白かった部分の色を考えて・・・可愛くする事にした。

簡単な話で、可愛く・・・って表現に切なくに繋がるイメージは無い。可愛いは小さかったりする。30cmよりも3cmの方が可愛く感じない?・・・そんな事を考えると、お客さんの青いってのと、本来の癒しって言うのを考えると、青いのは今までの上乗せ。

しかし癒しの部分に関して、今まで切なく・・・を意識して作っていたので、そろそろ癒しに方向転換を・・・となる。では癒しって?それがシドさんには2人の子供がいて・・・だから2色で青にした。しかも小さく切って・・・・。

小さい事は可愛いに繋がり、可愛いって言うのが、子供となり、子供って言うのは、お母さんにとって・・・・もしかしたら、時に癒しにもなるのかな・・・・?勿論、場合に寄っては、大変なんだよっ・・・何処が癒しなんだいぃぃって、言われるかも知れないけれど・・・。

ただそんな事はどうでも良い・・・って言うのなら、ただ細かくなっただけのパーツって言うだけなら、それはそれで、今までの作品には無い細かさだから、それはそれで珍しさととらえれば良い。しかもトンボ玉みたいなモノが好きって事もあったし・・・・

何しろ細かいってものが好きなのだから、情緒なんて別に・・・と言われても、ただ細かいだけでも見たまんまでも十分。本当なら、この2つの色違いの丸の中に子供の思い出なんかに繋がる何か?を入れられるとより情緒は出るんだけれど・・・・。

そんな中、ご都合で遅れるって連絡があって・・・・数時間後にスタート。今日から新作になったのだけれど、文字のデザインを自宅で考えてあって、寸法なんかも計って描いてあった・・・。所が最初のSが何か違和感があって、調べるものの結局Sは普通に・・・・。

ここが大事な事で、デザインとして独自な文字って言うのは消して悪い事では無いのだけれど、仮に自分のだから・・・と、自分が読めれば良いって言うのでは、一見それはそれで良さそうだけれど、もし誰かが見る事になった時に、何て描いてある?って表現を

された時に平気ならそれも良いだろうが、まずいくらデザインだとしても、文字は読めるべき。そこを曲げると考え方として、自分が判れば、品種が判らなくても・・・・別に・・・と曖昧になってしまう。きちんとまず最低限作ったものは判って貰える・・・ここを目指す。

それがきちんと出来る様になった人が、崩して・・・って言うのなら?そこは気崩しとなり、きちんと読めるものから崩す・・・となったり、きちんと見える品種にして、ウインクしたり、花が元気に見えたり、風に揺れたり、繊細な描写も出来たりするだろう。

それを何と無くで良い・・・となると、曖昧がグレードを下げる原因になる。そもそもこの方くらい、切れるようなら、いかにそこを忠実にするか?が上手くなる秘訣で、そこは曖昧にしない方が良いのね。

それで色々検討した結果、本人が是正してこうなったのね。ただいくらかラインなんかの乱れを直して、描き直しつつ下地に写して貰い、いよいよ縁取りを始めるのだけれど・・・・まずイメージを聞くと、さくらをバックに散りばめて・・・と言うのね。

そこで、それはモチーフの話で、じゃ例えば俺の今の作品は何色ですか?と言うと、・・・青って言うのね。それそれ。まずはシンプルにまずこんな事から考えるのね。ここがああ、ここがこう・・・そうじゃなくて、全体を考える事。

今の青って表現みたいに・・・・と言うと、ベージュ・・・って。なるほどね、それでは最後はベージュって表現をして貰えるように・・・作る。それをきちんと着地と考えて・・・ではそのベージュに合う文字の色は・・・・?って決めるようにする。

そう考えればトータルコーディネイトになる。けれど一つ一つ好みで繋げて行ったら、果たしてすべて上手く行くだろうか?そもそもそれだけ決まっているのなら、俺のように下絵をキッチリ描いて色を塗ると良い。そうすれば合うか合わないか?がハッキリする。

けれど文字以外は白紙・・・これでは気紛れが起こりやすい。そうならない為にも、たどり着く着地・・・それが今回はベージュ・・・そう言う着地で・・・と決めて貰った。ここが大事で、さっきの別に見えなくても・・・の考え方のままなら、別にお好きに・・・になる。

何故なら教えようが無いから。自分の中で決まった事があって、1ヵ月後に気紛れをされ、図面無し・・・それで何をどう教えるの?要するに自由って言う事は、ルールの元の自由であって、別に・・・と言われては、その都度やってしまった事に対して、どうしたら?となり、

やってしまった事のフォローしか出来ず、何をどう相談されれば良いのだろうか?にならないかな?つまり大体と言えど、着地を決めないと、例えば、バラードが作りたいんです・・・と言いつつ、テンポは速めで、暗いのは嫌だから、・・・ん・・・リズムは刻んで・・・。

と、自分の好きに作って行ったら?本当にバラードになる?つまり最低限、ここはバラードって思って貰うには何を押さえて置くべきか?になるのね。それを好きなものを集めて、果たしてバラードになるか?なのね。

要するにこの方に必要なのは、モザイクとしての切る、張るでは無くて構想。つまりオリジナルの譜面作り。それを作るには?なのね。それにはまず、何がこの作品で大事なのか?を1つだけ決める。

それによってそこから展開して行く。だからこれ、だからこれ・・・と。絶対に・・・って芯があると、ぶれる事は少ない。この場合、文字が入っているので、読めない・・・って言うのは有得ない。それを上手くなって隠し文字って言うのなら、まずそれに見えて隠すであって、

隠す前から読めない・・・は有得ないでしょ?こんな事を踏まえて、縁取りは?文字は?・・・・こうしたやり取りをして、タイルを持って帰ったんだけれど、何か初めて伝わったような気がした・・・・。教えたかった事が・・・。

そんな中、先生が切っているのを見たい・・・と言われたんだけれど・・・・。そう言えばキウイにも以前言われた事があったっけ・・・・。別に隠している訳じゃないので、軽く何枚か切って見せると、不思議そうに、それ何ですか?って聞かれたのね。

あぁ、以前オードリーに教えた事なんだけれど、切る事が上手くなったら、右手はリズムでカチカチと一定に刻む。ずっと機械のように・・・そこに左手に持ったタイルを入れるんだけれど、これはギザギザを直す時に使うやり方でね・・・・

ガチガチ・・・って1回1回入れるよりも、直るのが早い。けれど良い事と悪い事は背中合わせ。いかに左手を安定したままにしていられるか?になるのだけれど、それにはタイルをしっかり持たないとならない。

その持つ手で大事なのは左手中指になるのだけれど、爪が長いと無理なのね・・・・・。まっ次回はちょっと長く見せようかな・・・。けど見てるって、進まないんじゃないのかな・・・?なんて思ったり・・・・。

何しろ他で習った事のある方、すでにもうある程度作れていた事、オリジナルとは?・・・色んな事がある中、この文字の意味を聞いて、更にその意気込みを知って、それなら力まないで・・・になる。

意識が無いのなら、意識して・・・と言うが、意識をしたのなら、無理をせず、何しろ自宅でやる時に、それって美しい?迷ったら何度もつぶやく事。そうすれば、きっと結果は付いて来る・・・・もしどうしても悩んだら・・・・ここに来るまで保留。そして出来る事を進める。

ただそれだけ。それだけで質を落とさないで済む。マンツーマンって言うのは、俺と一緒に進めて行く・・・・そんな事だったりする。何が自分らしい作品か?・・・・とね。今までにない手ごたえが今日はあった・・・・そして今年のこの方のお教室が終わった。

 


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