

話が弾みお香も揺れる


台風11号の動きが気になり、テレビをつけたり消したりしていました。今日、行われる予定だったいろんな行事が中止になったり延期になったりしました。全国高校野球開会式が台風のために2日間延期になったことは、今までに記憶がありません。
身近なところでは、中津の「とうろう祭り」が中止になりました。いろんなところで影響がでました。
家のお墓がある寺町のお寺の「御施餓鬼」に行きました。毎年「とうろう祭り」が行われる9日に行われます。なかなかお寺にお参りに行く時間がありませんが、毎年この日は出来る限り日程をあけるようにしています。
今年は、「軍師 官兵衛」が放映されていて、お寺もワンシーンになりそうで盛り上がっています。

本堂でお経をあげてから、塔婆をいただきます。用意してくれているお弁当を食べてお墓参りをして帰るのがだいたいのこの日の流れです。
毎年の「御施餓鬼」の日に、お寺には初めて教師になって赴任した豊田小学校時代の先輩の先生であるT先生とN先生の二人いました。
当時は自分が20代で、先輩の先生は50代だったので親子みたいな感じでした。いろいろと指導をしていただきました。
年に一度、このお寺でお会いして、昼のお弁当を食べるのが、同窓会的なものがありました。今年の「御施餓鬼」の案内文には、ご住職さんがこのことを記事として載せてくれていました。
「雪の日にバスを待っているときにあなたが車に乗せてくれたんですよね。」
「1500人も子どもたちがいて、プレハブ教室で授業をしたのが懐かしいねえ。」
などと当時のことを思い出すかのように、自然と話題となっていました。お会いして、「来年も元気でここに来ないとね。」と言いながら毎年巡ってくる同窓会が続きました。

昨年、T先生の姿がありませんでした。N先生に聞くと、「足が悪いようで、息子さんの病院に入院をしているみたいですよ。」と教えてくれました。
毎年の恒例行事に変化があり、何となく寂しさを感じました。今日は子どもさんが代わりに来ていました。T先生がここまでは来ることができないということでした。
代が変わっていくことは、世の常ですが、先生が元気でいてくれることがなによりです。
「とうろう祭り」は中止になり、いつもより賑わいはありませんでしたが、「寺町七観音参り」は行われました。先輩の先生方にはいつまでもお元気でいてもらいたいと願っています。