

パワーの充電 九月に向けて


毎日、いろんな研修や会議などが行われています。昨日は、学校に九州産業大学から長須正明先生をお呼びして「楽しい学校生活を送るためのアンケート「Q―U」の内容と活用方法」の研修会を行いました。
東京の大学で教鞭を執られたあと、今は福岡の大学に勤務しています。「キャリアカウンセラー」などとして活躍をされています。
「QUによる学級のアセスメント結果と学力の関係・教員の指導スタイル」ということで、こちらの実際に行った分析をもとにして、実践的な研修を行っていきました。この結果については、「子どもたちのメッセージ」として受け止めるアセスメントととらえるということでした。
教員が「問題を発見して」「これから個々の子どもたちを」「学級集団の中にいかに位置づけ、受容感をもつように指導するか」方針を定め、指導するかを考えるヒントにすることに意味を持ちます。
同じデータを見ながら「誰に」「何を」「どのように指導するか」について議論して合意形成を図ることで教員間のコミュニケーションを深めることに最大の意義をもつテストと定義づけています。

分析の結果から、今は、どのような学級の実態なのか、どこがすばらしいところか、課題は何かというところからを共通理解をしていきました。
よりよい学級集団としての判断基準としての「学級生活満足群」のスコアが高い状態であれば、
○学級内に建設的な雰囲気が生まれ、生徒同士が親和的・協力的な関係になる。
○「教育力のある」学級集団として「居場所」として機能し、情緒も安定する。教育効果も上がりやすい。
○よりよい学級集団を創るためには、指導(ルールの確立)と援助(リレーションづくり・・・つながりづくり)を相互補完的に組み合わせながらバランスをとり、生徒に対応する必要がある。
など資料をいただきながら、学習を深めました。
生徒たちの「今」を大切にしつつ、生徒たちに夢や目標を持たせながら、学校・学級を創っていけたらと思っています。