

あの頃の日々が昨日の如く


お盆が近づいてきました。何軒かの初盆のお参りに行きました。遺影を見ると、元気な頃しか知らない方がほとんどで、その場にいないだけで、まだまだ元気でどこかにいるような気がします。
お盆とは、
「盂蘭盆会(うらぼんえ)と言って7月13日から16日までの期間をいい、この期間に生前過ごした家に帰ってくるとされる祖霊(先祖の霊)や亡き近親者の霊を迎えて供養する行事です。」
今日の夜、教えた生徒のHさんの家に行きました。お父さんの突然の訃報でした。そして初盆を迎えます。
Hさんは、まだ帰省をしていなかったので、いませんでしたが、遺影を間近に見ると、いろんな思いが募ってきました。
縁があり、わが子がHさんの家の近くについ最近まで住んでいました。わが子の家だけでなく、近所にいつも自分で育てた野菜を分けてくれていました。

Hさんの家は、学校のすぐそばにあります。以前も書きましたが、教えていた時には、家庭科で必要な道具などを借りたり、材料の提供を受けました。今晩お邪魔した時にかわいい赤ちゃんがいました。
亡くなられてすぐに生まれた赤ちゃんです。どのくらい誕生を待ちわびていたでしょう。
時間は過ぎていっていますが、同じ時代に一緒に過ごしてきた方たちがなくなっていくのはとても寂しい気持ちです。このように、お家の方たちに温かく見守られてきていまだにみな家族的な仲のいいかつてのクラスメートたちです。
台風も過ぎて、これからお盆の行事や支度もあります。日本独特のお盆の風習も大切にしていきたいものです。