かったかくんのホームページ

日々感じたこと、心に残ったこと・・・綴っていきますね。よかったら、立ち寄って下さい。

「熊本・鹿児島大雨の災害から考える」

2020年07月04日 | 大分県
「空見上げ 恵みの雨となるように    
見えない星に 祈りを込めて」


 


熊本・鹿児島大雨の被害は凄まじいものがあります。


ニュースでは、
「今までにない雨だった。」
「今まで経験したことのない氾濫だった。」
という話が聞かれます。
球磨川の全流域での被害です。
一夜にして、町が濁流に飲みこまれています。
 



かつては、
「半夏の水が出ないと梅雨が明けない。」
と言われていました。何となく趣のある言葉でした。
しかし、今の時代、「半夏の水」といったどころではありません。


50年に1度、100年に1度の災害が日本各地でおこっています。
「恐怖」の時期となっています。
 

今までにあまり聞いたことのない「線状降水帯」が形成され、ヒートアップして、西から流れてきた大雨を降らせる雲が次々に流れ込んできます。
 


2012年の九州北部豪雨で、山国川が氾濫しました。父が、
「洪水になった時は、家の裏から流れ込んでくるからね。」
とよく話をしていました。



川は表にあります。
父が言う「裏」からのイメージができませんでした。
2012年、その意味が分かりました。
 



勢いのある濁流となっている本流に流れ込むことができなくなった支流からの濁流が、サイクリングロードを通って、裏から流れ込んできます。
また裏の水路も川となりました。
洪水の時は、水路も川と化します。
 



水がひいたあとは、裏の畑などにたくさんの流木が残っていました。
 



今回の熊本・鹿児島も球磨川はもちろんのこと、予測しないいろんなところから水が襲ってきたと思います。
 



大雨の時は、川はもちろんのことですが、川からの水だけで被害があるのではないということも認識しておかなければなりません。
 



そして、災害も1回だけではない可能性も十分あることも意識しておかなければなりません。
2012年は、続けて2回も襲ってきました。
 


ふるさとの景色が変わりました。
 



そして、5年後、福岡・大分豪雨が発生しました。
あれから明日で3年が経ちます。
やっと少しずつ、復興をしてきている中での今回の熊本・鹿児島の災害です。
 



いつ、どこで発生するかわからないこの時期の災害です。
まだまだ九州南部では、この48時間の中で、250ミリ~350ミリの雨が降ると予想されています。



また月曜日から水曜日にかけて、梅雨前線が九州を北上したり南下したりします。
どこに雨雲が掛かってくるかわかりません。




ニュースでは、特に、前線が南下するときに大きな災害がおきやすいと言っていました。
常に災害と背中合わせをしながら、生活をしていかなければなりません。
 



さらに追い打ちをかけるのが、コロナウィルスです。
今日も東京では131人の感染が確認をされています。
避難所生活も心配されます。
 



災害が予想される時は、どのように対応をしていくのか、日ごろから考えておく必要があります。
ハザードマップの確認、そして、災害が予想される天気の時は、情報収集をしっかりしておくことがさらに大切になってきます。



また避難時の持っていくものも考えておきたいものです。
 




みんなで命を守っていきましょうね。