かったかくんのホームページ

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「すいか1個からのローカル線の旅?」

2020年07月05日 | 大分県
賑わった駅の辺りにたたずむと
     歴史の音が心に染み入る


 
すいかを買うために、すいかの名産地、日田の「山田原」に行きました。
「訳ありすいか」もありました。
「訳ありってなんだ?」
「味は甘いのですが、中が割れているんですよ。」
なるほど。音でわかるのか、何か装置でもあるのでしょうか。
 



せっかくここまできたなら、廃線が決まった日田彦山線の駅舎に行ってみたいと思いました。
ちょうど、今日で福岡・大分豪雨から3年目を迎えます。
 


「日田彦山線は、日豊本線の城野駅(北九州市小倉南区)と久大本線の夜明駅(大分県日田市)を南北に結ぶ全長68,7kmのローカル線です。2017年7月の九州北部豪雨で被害が生じ、現在も南側およそ半分の添田~夜明間29.2kmで不通が続いています。

 福岡県東峰(とうほう)村の村長は5月26日、不通となっている日田彦山線添田~夜明(よあけ)間について、バス高速輸送システム(BRT)よる復旧を容認した。」

なんとなく、時代の流れがスローに感じる日田彦山線や久大本線のようなローカル線が好きです。
 


山田原からなので、宝珠山駅舎・大行司駅舎・筑前岩屋駅舎に行きました。


それぞれに趣があります。
3つの駅のプラットホームに立つのは初めてです。


宝珠山駅では、近所の方でしょうか。ホームのベンチに座って新聞を読んでいました。
列車の来ない駅ですが、何か列車を待っているような気がしました。
何かその光景が地域に鉄道がねざす象徴・・・そのもののようです。


大分県境の大分県側の最後の駅です。



ホームに県境があります。
 



さらに大行司駅に行きました。駅舎がとてもきれいです。

でもプラットホームはどこだ??ない。
わかりませんでした。

よく見ると、なんと30メートルくらい上にあります。


階段を息を切らせながら登りました。
しかし、それもまたいいです。



最高の景色です。
線路もきれいに草が取られていました。
 



ちょっと小石原焼に行く道からそれて、筑前岩屋駅です。


途中に見える眼鏡橋(日田彦山線の鉄橋)が目を引きます。



筑前岩屋駅には、湧水があります。
駅に湧水。
かつては無料だったらしいのですが、使い方のこともあって、今は有料です。
しかし、格安です。



筑前岩屋駅から見えるトンネルは、4キロ以上もあります。



豪雨の時は土砂が大量にトンネルに流れ込んだそうです。



災害が爪痕が随所にみられ、何となく悲しさも感じました。
 



ぜひぜひ、BRTになっても眼鏡橋やトンネルを生かして欲しいと願うのは、自分だけでしょうか。
きっといい観光スポットになると思います。
 



ここまで来たので、さらに小石原焼まで足を延ばしました。
3年間、いろんなドラマがあった場所です。



帰りにナビに頼ると、迷って小鹿田焼の皿山に出ました。
狭すぎて、恐怖の道でした。
小野地区も少しずつ、復興ができています。
 



駅舎を訪れて、時の流れを感じました。
ぜひ、一度かつてのにぎわいを感じに、廃線された駅を訪れてみて下さい。
何かが聞こえてくるかも知れません。


早く梅雨が明けて欲しいと願います。
今も激しく雨が降っています。