かったかくんのホームページ

日々感じたこと、心に残ったこと・・・綴っていきますね。よかったら、立ち寄って下さい。

早くよくなってください

2012年07月13日 | Weblog
布団より紫陽花の花の美しさ
                折れそうになる心を戻す


病気と闘っている身近な方が2人います。2人とも突発的なことでしたので、本人はもちろん、ご家族の方も心配されていると思います。



自分自身も30になったころ、外傷で入院を余儀なくされ、いろんな思いの中から、手術に踏み切りました。場所が場所だけに家族は不安な状況に陥りました。結果として、今思えば、思い切って、手術に踏み切ってよかったと感じます。


それは、今のいい状態を創りあげてくれたことです。



しかしそれ以上にそこには、温かい職場、応援してくれた受け持ちの子どもたち、関係する方々、家族・・・たくさんの人に支えられ、今でも感謝の気持ちでいっぱいです。



点として考えれば、苦しいことも多くありました。退院してすぐに仕事に復帰しました。薬を片手に教壇に立ちました。体が弱っている時は、子どもたちのエネルギーを真っ正面から受けとめることができないことを痛切に思いました。そして、生活の時間の流れの速さについていけない自分に対するジレンマも感じました。




点として考えると、乗り越える苦しさを感じますが、線として考えると、時間が解決して治癒できて、数年先に健康を感じた喜びに出会えると思います。
先日、病気と闘っている苦しさを話してくれました。そのきつさは本人でないとわからない部分が多いです。




健康で活動をしているときは、感じなかったものが、今、病気になり、健康、家族、周囲のこと・・・また改めて、「たいせつなもの」を想っていることでしょう。



一日も早く、回復されて、勤務できる日を待っています。いっぱいぐちをこぼして、いっぱい悩んで、いっぱい・・・そして、いつか前向きに歩いて行ける日がくることを祈っています。


「ものさし」を読んで

2012年07月11日 | Weblog
君の思いわかっているけど言い過ぎて
                      心の中の鏡が曇る


今月号のPHPの8月を読んでいると、「ものさし」という題で言葉と振る舞いについて書いていたエッセイがありました。読みながら、自省しなければならないと感じました。ちょっと読んでみて下さい。PHP8月号からです。





自分の何気ない言葉や振る舞いが、意に反して人の心を傷つけたり、嫌な思いをさせたりすることがある。そのことにすぐに気づけば詫びることもできるけど、往々にして気づかない。


相手が面と向かって抗議をしてくれればまだいい。ほとんど場合、気分を害しても、それを口に出さず黙っている。そしてその裏でデリカシーに欠けた人、思いやりのない人だと反発し、心を閉ざす。そうなっては人間関係の修復はなかなか難しい。

 
世の中にはいろいろな人がいる。他人には思いも及ばぬ事情、悩みを抱えた人や、自分とはまったく違うものの見方、考え方をしている人もいる。同じ物事でも受け取り方、感じ方はさまざま。たとえ悪気はなくても、自らの不用意な行動やひと言が人を不愉快にさせかねないのである。


「自分がこう思うのだから、人もこう思うはず。」
ではなく、みんな違うという前提で考え、行動し、言葉を発することが大切であろう。
自分のものさしと他人のものさしは異なるということを、常に心にとどめていたい。



でここから私見です。

読みながら、納得する部分が多いですね。相手と口論になって、まず、思うのが、よほど、相手が〇対10で悪い場合は、別にして、相手と言い争う場合、言えば言うほど、相手は、相手なりの正論の考えがあり、こちらは、こちらで正論が形作られています。



 だから、言い負かすということは、よほどでない限り、人間関係において無理です。それは、「ものさし」が違うからです。だから、大事なのは、落としどころです。曲げられない意見もあるでしょう。その時は別です。


しかし相手と意見が違うときの言い合いは、落としどころはどこなのか、また自分の意見の中に隙間もつくることも大事なのかなと年齢を重ねて最近になってそう思います。



「ものさし」を読みながら、学ぶことができました。

しあわせ

2012年07月10日 | Weblog
さわやかな空気を吸って朝陽浴び
                  緑の山々静かな優しさ





大分の出張。県内の中学校に勤務している大学時代の同級生に会いました。今度の大分県西部水害について話をしてくれました。




友人が言うには、学校に着いてしばらくしてから、一気に堤防を越えて水が学校に流れ込んできたそうです。堤防から水が溢れて一気に学校に来る様子は、まるで津波を見ているように感じたと言います。



あっという間に1階は浸水。上の階に生徒たちと逃げたそうです。生徒たちの命が守れてどれほど安堵感を覚えたことでしょう。



しかし、水害ですべて家が流失した生徒もいるそうです。



友人も含めて先生たちの車20台以上は、水に浸かりすべてアウト。車両保険に入っている先生は、保険から出るそうですが、それ以外の人は、自己負担となります。



爪痕は、深くまだまだ突き刺さっていることを改めて感じました。




ふと学校に掛けられている書を見ました。この書は、Kさんが昨年の大震災の後に書いたものです。


「しあわせ  ~きっとおとづれるその時を信じ 一歩前へ~」


今は、辛いこともあるかも知れない。でもいつかはそれを乗り越え、しあわせを感じるときもやってくる・・・。多くの人が危機的な状況にあります。でも前向きに歩けば、いつかあの日のように笑顔で過ごせる日々がやってくることを信じ、被災した人もそうでない人もみんなで頑張り抜けたらと感じます。




今日の毎日新聞にKさんの記事が載っていました。書を通しながら、わたしたちにいろんなメッセージを与えてくれます。かけがえのないたいせつなものをわたしたちに伝えてくれます。

ボランティアへの感謝

2012年07月09日 | Weblog
日差し浴び埃も浴びてショベル持つ
                  復興に向けた息吹を感じ




昼から、地区の復旧作業に参加をしました。地区の復旧場所に着くと、驚いたことがありました。たくさんのボランティアの方たちが来て、作業をしてくれていました。



中津南高耶馬渓校の全校生徒や先生方がそれぞれ散らばって、お宮の泥をどけたり、がれきの板などを整理してくれていました。こちらも板を取ろうとすると、
「一緒に持ちましょう。」
とさっと来てくれて、手伝ってくれました。すると、
「あれ、かったか先生ではないですか。」
よく見ると、三光中学校の卒業生のです。



ぐっと体も引き締まって、しっかり見なければ誰だかわからないくらい成長しています。暑い中、高校生も頑張っていました。復興作業で、彼らの存在がどれほど大きいものでしょうか。若い人たちのエネルギーを感じました。




また学校の先生たちも来てくれていました。H先生は、今日は、振替休業日なので、それを使って来てくれていました。S先生は、年次有給休暇をとって、駆け付けてくれていました。二人とも一日大変な作業をしてくれました。




先日も書いたのですが、復興で人がいない作業は、疲労感や無力感を感じます。でも幸いにもこうして、地区の人以外で、ボランティアとして駆け付けてくれることがどれほど大きい力になっていることでしょう。作業もどんどんとはかどりました。




地区ではみかけは、かなり元のようになってきています。しかし、家の中をのぞくと、濁流が入りこんで、すごく悲惨な状況のところも数多くあります。泥が溜まっているところは、異臭がでてきています。乾いたところは、ほこりが舞います。




米作の農家の方たちにとって、今、一番水がいるときです。しかし、多くの用水路が決壊をしています。水の確保が難しく、ポンプで揚水できるところはいいのですが、残念ですが、おそらく枯渇するところも出てくるでしょう。




中学生たちが通学で利用していたサイクリング道路の壊滅状態です。橋も流されているところがあります。今は、市が負担してバス通学になっています。


たくさんの課題が山積しています。



幸いにもわたしの家は、大きな被害はなかったのですが、わずか何センチかの高さの違いで大きな打撃を受けているところが多くあります。



作業をしながら悲惨な状況をみて、水害の悲惨な状況を再認識しました。



いろんな思いはあるのですが、作業をしながらボランティアの方たちの力の尊さを感じた日でした。

夢語る

2012年07月08日 | Weblog
時超えて歩いて来た道語りつつ
               眩しく映るユニフォーム姿




中津市一斉中学校公開日が日曜日に行われました。いろんな角度から地域の方や保護者の方に生徒たちの様子を見ていただきました。また生徒と一緒に講演やコンサートを聴いたりもしました。



公開授業のあと、「PTA親子講演会」を行いました。講師は、三光中学校卒業生のTくんとYくんでした。コラボでの講演です。



Tくんは、厳しいトレーニングを積み、海上自衛隊航空隊に入隊が許可されています。海から空から命を守るために日夜活動を行っています。



Yくんは、中学校の時から、消防隊員になることを夢みて、進路をとってきました。Yくんが消防署で職場体験しているときのことを今でもくっきりと覚えています。



「救命の最前線」というテーマでコラボの講演会でした。それぞれに体験に基づいて話すので、生徒たちも関心を持ちながら、真剣に聴いていました。



Tくんは、遭難した隊員などの捜索、離島などから救急患者の搬送などに活躍をしています。ハイレベルなトレーニングを毎日積んで危機状況に対応しています。常に周りに感謝しながら、そして、命がけで任務についています。



Yくんは、先日の水害で、道路が寸断されたりしていて、救助が必要とされているところ、自分が必要とされているところになかなか行き着かないジレンマに陥ったそうです。日々、命を守るために、妥協せず、最大の努力をしているということです。



2人の礼儀正しく、地域のそして、国民の生命を守るために、誠実に努力している姿に生徒たちも心に響くものがあったことでしょう。



隊員として制服に身を包まれた2人の姿と一言一言の話が、学生時代とはまたひと味違う眩しく輝いているように見えました。

災害後の初めての休日

2012年07月07日 | Weblog
七夕に復興の願い託しつつ
             人のつながりの重みを想う
 



水害が発生しての初めての土、日となります。



わが家も地区も含めて、今日は、片づけなどで大忙しでした。我が家は、今日、明日と子どもたちも帰省してくれて、片づけを手伝ってくれるようになっています。



太陽が出て、川が庭に流れ込み運んできた砂などから臭いも出てきました。また、はわくとほこりが舞い上がり、家の近くでは、はわくことができません。高圧の洗浄機などを使って、洗い流しました。


また木の根なども片づけました。被害はほとんどなかったのですが、それでも一日かかりました。砂もうっすらと入りこんでいるくらいなのですが、実際に運び出そうとすると、一輪車で20回近く運ぶほどの量がありました。




ボランティアも今日は、たくさん入っていました。わが家は、必要がなかったのですが、床上、床下浸水などをしているところなどには、ボランティアの方々が手伝いをしてくれていました。






だれもが、「大変な状況ですね。」と言葉を交わします。そのあと、「○○さんと同級生だから、その家の手伝いに来たんだよ。」「同じ会社に出ているから、△△さんのところに来ています。」などつながりを感じさせてくれます。


長崎から来ているボランティアグループもありました。心配して、福岡から帰省してきた方もいました。 



がれきを積んだトラックががれき置き場に向かって家の前を一日中通っていました。



こういう災害の時に、一人で頑張ろうとすると、被害があるときは、疲労感や無力感が倍増します。一人よりも二人、二人よりも三人・・・で行うと、元気が出ます。今日は、子どもたちが帰省してくれていたから、頼もしく感じました。


だからこういったボランティアはどれだけ心強く感じることでしょう。一人で無理をしないということが大切なことだと思います。



災害地に地区のまとまりを感じました。またボランティアの方たちの頑張りをみて、エネルギーをもらいました。



夜は、地区の方たちと珈琲店で、珈琲を飲みながら、遅くまで今日の作業のことや7月3日の災害の時の様子を聞いたりしました。また地区の道路が洪水で濁流となっている映像も見せてもらいました。


地区の方の中には、桜の木に登って難を逃れた方もいます。その話も聞かせてもらいました。



100年に一度であると言われているこの災害。用水路も破壊されています。田の稲も枯れる可能性もあります。数えきれない緊急の課題があります。しかし、明日は、さらにボランティアの方が入ると言われています。間違いなく復興に向けて発進をした土曜日でした。


上の写真は、珈琲店からの帰り道。この静かな夜の道も7月3日は、多くのものを破壊しながら、濁流が流れていました。

職場体験学習

2012年07月06日 | Weblog
店頭の表情生き生き輝いて
                ちょこんとお辞儀生徒かわいく




昨日、今日と職場体験学習が行われました。


職場体験の意義は、
「生徒が直接働く人と接することにより、また、実際的な知識や技術・技能に触れることを通して、学ぶことの意義や働くことの意義を理解し、生きることの尊さを実感させることが求められている。また、生徒が主体的に進路を選択決定する態度や意志、意欲など培うことのできる教育活動として、重要な意味を持っている。」
とあります。



7時頃から学校にやってきている生徒もいました。それから希望した職場に向かいます。生徒たちの表情もとてもにこやかです。




昨日は、高校などでの出張があって、生徒たちの様子を見に行くことができませんでしたが、出張の帰りにホームワイドにちょっと立ち寄ってみました。2人の生徒が一生懸命に棚の整理などを行っていました。



また、消防署の関係の方から、「中学校の生徒が消防署で職場体験頑張ってます。」とフェイスブックを使って、連絡がありました。




今日は、工務店に行きました。着いた時は、生徒たちは作業所にいるということで、しばらく今回の災害のことなどを事業主の方と事務所で話をしました。


この方は、独特の家造りをしていきます。生み出す創造的なつくりに趣を感じるファンです。昨年、お願いをして、バリアフリーの部屋を一つ改築して造りました。造りもほとんどお任せしました。事業主さんの経験から、使いやすい部屋となっています。



今回の災害で、事業主さんの設計した造りのおかげで家屋の被害がほとんどありませんでした。


今日は、生徒たちは、作業所で木を削ったりしたとのこと。貴重な体験を積ませてもらっています。

温かさに包まれた時間

2012年07月05日 | Weblog
災害の中でも心を潤わす
             母の寝顔の愛おしさよ


今日は、学校での用事があって帰るのが遅くなりました。車のライトで見える風景を目の当たりにしながら、胸がいっぱいになるのを感じました。


それは、自然の脅威で故郷が壊れかけていること?たくさんのショッキングな風景を見たこと?たぶん、今の環境に身を置いていることで、こういった気持ちになる人も多いのではないでしょうか。


自分自身、生徒たちの対応をしながら、自分の地区の危険な様子が全国版のニュースに出てくることも初めての体験でした。



また母が一番被害の大きかった場所にいたのです。母のいる施設が浸水したことも情報として入ってきていました。風邪をひいていたり、仕事などの関係でなかなか母のところにも行けていません。


水害の中で、どのように過ごしているのか気になりました。


いろんな思いをしながら7.3を過ごしました。



でも今日、学校にいると、子どもから母の写真添付のメールがありました。



「こんばんは。今日はおばあちゃん所にやってきました。一階が水で浸かったみたいだけど、おばあちゃんは変わらず元気に休んでました。施設もだいぶ復旧してます。安心してください。」



今日も生徒指導や出張があり、時間に追われる一日でしたが、ちょっとだけあたたかくほっとした気持ちになりました。



ベッドの上の母にとっては、災害などは問題ではなく、周りの心配をよそにきっと幸せな夢をみているのでしょう。送ってくれた写真で母の元気さを知ることができて安心しました。

災害の爪痕・・・何を学ぶのか

2012年07月04日 | Weblog
災害がなかった如く朝が来て
               氾濫跡に胸しめつけられ


 


災害がなかったかのごとく一晩が過ぎ、いつものように朝がやってきました。時折、朝陽がのぞいていました。



朝の出勤途中には、氾濫の爪痕がたくさん残っているのが車窓から見えました。災害の跡形をみると喪失感的、自然の脅威の前には、何もできないんだという無力感なものを感じました。




それは、昨日の夜のニュースで濁流の中での知り合いの家などを見たからでしょうか。衝撃的な映像が頭から離れません。ショッキングな出来事がおこったり、意味の大きい何ものかを失ったとき、その事実を受け取れないということが起きることがあります。


また見たくないと思っても、映像をチャンネルを変えてもその災害のニュースを探したりもします。




今日、勤務が終わり、ほっとした気分で自宅に帰っていました。しかし、本耶馬渓に入ってから、気分が一転。風景が悲惨な状況と化します。どっと気分が沈みます。



ガードレールにひっかかった草や流木。倒れた塀・・・状況の変化に戸惑いを覚えます。




家ごと流されたところもあります。



よく「PTSD症状」ということが、事件などがあったときに、報道されます。心のよりどころが一瞬にして失われたときや過酷な体験をしてしまった場合に、「これは現実ではない」「夢の中に違いない」と感じることがあります。心に残る傷跡が深く、「PTSD」と呼ばれる深刻な後遺症が生じることがあります。




実際、わたし自身、一番氾濫しているときに、その場にいたわけではないのですが、映像や新聞で見るだけでも沈むような心になります。



自分たちでさえもそのような感じになるのですから、昨年の震災などのような体験をした方々は、その厳しい現実を、受け入れていくことは極めて大変なことだと思います。




今日も、昼前から大雨警報、土砂災害警報・・・などが出されました。まだまだ梅雨前線の影響を受けて雨量が多くなりそうです。二次災害などがないことを願っています。これから「半夏水」の襲来があるのでしょうか。


車もおもちゃのよう・・・


思いもよらぬ今回の大水害からわたしたちは、何を学んで、どう生かしていくか考えなければなりません。




またいつもの平凡だけど、人たちが温かく行き交う日が一日も早く訪れる日が来て欲しいですね。



「7.3」この被害を忘れないために、被害の様子をカメラに収めました。

思い出の鉄橋も濁流が破壊していきました


橋が流され、隣りが遠くなりました




道路も川と化しました
]



]
川の水が橋の上を流れていきました



子どもたちが校庭を元気に駆け回ることができる日を待ち望んでいます






大雨の被害

2012年07月03日 | Weblog
しとしとと降る雨趣今いづこ
                濁流になり家並み流す




朝からのすごい雨。この雨音で目が覚めました。こんな雨の音は聞いたことがありません。そのくらいのすさまじい雨でした。


耶馬渓では、観測史上最多の雨量とニュースでは報道されていました。全国版のトップニュースとなっています。
1時間の雨量90ミリ。3時間の雨量は、200ミリを超えています。総雨量が250ミリとなっています。



写真を通しながら、綴っていきます。




学校に行くときは、雨は激しかったのですが、川を見ると、いつもの雨が降ったあとの濁りがある程度でした。あっという間に水位が上がりました。4時間で9メートル上昇したといいます。



家族からメールが来ていました。また近所の方からも電話があったのですが、マナーモードにしていて分かりませんでした。ずばり用事は、山国川の氾濫のために、家が危ないということでした。




家の危機もあるのですが、生徒たちを預かっている以上、まず地区の実態を見るために、校区を数人の先生たちと一緒に車で回りました。また関係の機関とも連絡を取りながら、午後から安全に帰すということを基本において、対応をしました。



帰す前には、PTA会長さんとも一緒に地区を回り、危険個所の確認などをしました。



生徒たちには、全校集会で指導をしたあと、地区ごとに集め、帰り方の確認。「念には念」をです。生徒たちが帰る時は、道路などの冠水がありませんでした。しかし、川や池が増水をしているため、自転車で来ている生徒は、先生たちが先頭と最後尾をつとめながら、誘導をしながら帰りました。



帰り着いたら、学校に電話ということで、学校の電話は鳴りっぱなしでしたが、4時過ぎに生徒全員の帰宅確認ができました。安心しました。



対応しながら、テレビのニュースを見ていると、家の辺りの河川の様子がライブカメラでたびたび映し出されていました。それを見た方が、心配して携帯に電話をかけてきます。




帰る道がまた険しい。洪水の爪痕が恐ろしく生々しく残っています。がけ崩れ、道路冠水、橋への冠水。流木などがいろんなところに散在しています。見るも無残です。




ライブカメラに映っていた数軒先の家は、床下、床上浸水をしています。わたしの家は、砂の量などは、かなりありますが、奇跡的にも庭先に流れが入りこんだくらいで済みました。行方不明の方や家屋にかなりの被害を受けた方もいるので、容易には喜ぶことができません。



でも多くの方が心配して電話やメールをくれたことに感謝しています。


このような一日になろうとはだれもが思っていなかったことです。それが災害です。災害は、いつ、どこでおこるかわかりません。仕事でも家庭でも危機意識を持つことが大事だと痛切に感じます。

命の授業

2012年07月02日 | Weblog
へその緒のお母さんから栄養と
             10月(とつき)10日の愛情受けて




先日、「命の授業」が行われました。大分市から大分県看護協会の方が来られて講演をしてくれました。



その方は、県立病院で助産師として、多くの子どもたちをとりあげてきました。その経験をもとにしていろんな角度から、「生命の尊重」について話をしてくれました。



16週から38週位までの平均的な大きさ・重さの人形を作って、生徒たちに見せてくれました。実際に生徒たちは、だっこをしながら、胎児を抱いていました。


生徒たちだれもが同じように成長をしながら、この世に生まれてきました。小さな小さな命だけど、いろんな人とも愛情と関わりをもって生を受けた大きな大きな命です。



ふとわたしの二人の子が生まれてくる時のことなどを思い浮かべながら、話を聞いていました。二人ともちょうど今の時期に生まれてきました。連れ合いが流産した時の悲しみの時もありました。



生まれてくることがどれほどの奇跡的な巡り合わせなのかと思います。生徒たちには、こういう講演という機会に、ちょっと立ち止まって、今、ここまで成長してきたことを振り返り、家族の人などに感謝する場でもあればと感じます。その中で、「優しく・強く」これからもたくましく活動をしていって欲しいと願います。



講師の方は、県立病院を退職してから、こうして各学校を訪問して「命の授業」を行なったりしています。話の一つひとつに講師の方の人柄の温かさと明るさを感じました。


出産に立ち合う時には、不安もある妊婦さんたちの心の支えにもなっていったのだろうと想像できました。

雨の夜の親睦球技大会

2012年07月01日 | Weblog
 「水無月」は言葉と裏腹雨多し
                 雨音感じバレー楽しむ


6月は、知り合いの死を思い、なんとなく気持ちが晴れない日が続きました。そこに風邪もひいていたので、ちょっとアクティブとはいかない時間もありましたが、今日は、久しぶりに汗を流しました。そして、6月も終わります。



昨晩は、PTA親睦球技大会が開催されました。この日に向けて、PTA厚生部の方々が計画を立ててくれていました。学級対抗のミニバレーボール大会です。


三光中学校に勤務して、今年でトータル10年になります。毎年10年の間バレーボール大会に参加してきました。三光中学校に赴任してから、クラスを担当したことはないので、どこかのクラスに入れてもらっています。



特にお父さんたちなどは、初めてお会いする方もいるので、顔見知りになるいい機会となる親睦球技大会です。



今日は、1年1組に指定され、参加しました。近ごろ運動不足なので、ちょっと動いただけで汗がびっしょりと出ました。まぜくる?のか入ったチームが上位に進出することはあまり経験はないのですが、今日は、回りの方がしっかりとフォローしてくれました。


スパイクやレシーブなどとみんなすごい。地区でバレーをしている人もいます。圧倒的な強さ?で予選リーグを全勝で突破して、決勝戦へ。



決勝戦は、1年2組。また相手が強い。がんがんスパイクを打ってきます。ほどよくいい試合をしたのですが、完敗です。
 PTA会長さんが、終わりのあいさつの中で、
「平均年齢をあげている人もいますが、1年1組が準優勝をしました。」(どういうこっちゃ。)
 外は雨でしたが、体育館の中は熱気ムンムンでした。

また卒業生もお家の方と一緒に着いてきていました。しっかり成長した姿を久しぶりに会う人もいて、うれしく感じました。



この懇親の中から、これからも家庭と学校が連携をしながら、子どもたちをさらにいい方向に向けていけたらと思います



。また今度の日曜日の7月8日は、学校公開日です。生徒たちの活動もぜひ、お家の方に見ていただきたいと思っています。