台風の被害はほとんどなく、恵みの雨の範疇に収まった。
大地に蓄えられた水は当分植物を潤わせてくれるだろう。
朝露のいたずらで、みかんの木がまるでクリスマスツリーのように。
立体的な蜘蛛の巣が白く見えて、まるで絹のように見える。
不思議な光景に出番はPEN、久々のマクロレンズをセットする。
河合果樹園の栽培の中心に、多くの蜘蛛がいる。
平面的な巣を作るもの、立体的な巣を作るもの、そして巣を作らず徘徊するもの。
どれも食べ物の安全性への大きな指標だと、大切に思っている。
これからも自然の芸術に感化されながら、無農薬で作る檸檬道を歩みたい。
三十三番目の宿の二川はその昔、製糸で栄えたところである。
当園もご多分に漏れず、蚕を飼いその恩恵にあずかった歴史がある。
それがたぶんみかん作りへと発展し、今レモン作りへと変遷しているのだと思う。
歌川広重が画いた二川宿の浮世絵に端を発する、
初恋レモンかしわ餅から、二川の歴史を学ぶ機会をいただいた。
その中で「小渕しち」を知った。
詳しくはこちらでお願いします。参考サイト
クズにしかならなかったものから、きちんとした製品ができる技術。
玉繭は2匹以上の蚕が作った繭でクズとして扱われていたという。
それから糸を取り出す技術を小渕しちが努力の末考案して、製糸業を発展させたという。
そんなことを学んでいたら、ふとまたひらめきが・・・。
繭という漢字を少しひねってみた。
この地域ではこの字を使うのが分かりやすいし、後世に語ることができる。
おしかりが来るかな~!
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