森見登美彦、幻冬舎。
連投ですな。
いや~、こういうの、大好きだ。
下鴨家の4兄弟は、雷の嫌いな母を守って、父なき後を生きている。
四角四面で肝心なときダメダメな長兄矢一郎、引きこもりの次兄矢二郎、
楽しいことが大好き、語り手の矢三郎、まだまだひよっこ末弟矢四郎。
こいつら、狸。父は、狸鍋になって食われてしまった。
で、父の弟の子どもたち、ライバル金閣・銀閣兄弟と妹海星とか、
ダメダメ天狗赤玉先生とか、天狗に弟子入りし師匠を超えた人間の女、弁天とか、
7年に一度狸鍋を食う金曜倶楽部だの、狸と人間と天狗が入り乱れての大混乱。
蛙になって井戸に引きこもっちゃった次兄の物語が、切ない。
最後の章で、父に一番よく似ているという語り手矢三郎の言葉で立ち直り、
叡山電車をかっ飛ばす。いいねえ、家族愛。
人間では、もうこうした物語は語れないのか・・・。
教授だの、天狗だの、「大日本天狗党絵詞」を彷彿とさせる。
すべて吹き飛びはちゃめちゃのまま大団円、は近いものがある。
連投ですな。
いや~、こういうの、大好きだ。
下鴨家の4兄弟は、雷の嫌いな母を守って、父なき後を生きている。
四角四面で肝心なときダメダメな長兄矢一郎、引きこもりの次兄矢二郎、
楽しいことが大好き、語り手の矢三郎、まだまだひよっこ末弟矢四郎。
こいつら、狸。父は、狸鍋になって食われてしまった。
で、父の弟の子どもたち、ライバル金閣・銀閣兄弟と妹海星とか、
ダメダメ天狗赤玉先生とか、天狗に弟子入りし師匠を超えた人間の女、弁天とか、
7年に一度狸鍋を食う金曜倶楽部だの、狸と人間と天狗が入り乱れての大混乱。
蛙になって井戸に引きこもっちゃった次兄の物語が、切ない。
最後の章で、父に一番よく似ているという語り手矢三郎の言葉で立ち直り、
叡山電車をかっ飛ばす。いいねえ、家族愛。
人間では、もうこうした物語は語れないのか・・・。
教授だの、天狗だの、「大日本天狗党絵詞」を彷彿とさせる。
すべて吹き飛びはちゃめちゃのまま大団円、は近いものがある。