ケイト・アトキンソン、新潮クレストブックス。
いや~、かなり良かった。
カバーに「百年の孤独」のイギリス版、みたいに書いてあったけど、確かに。
主人公ルビー・レノックスが生まれて現在に至るまで、を、
彼女の母や祖母、曾祖母の時代の小話をちりばめて描いている。
ジリアン、エイドリアン、アルバート、何人かに一人現れる天使の系譜や、
行方不明になる少年ロレンスなど、ここいらが「百年の孤独」。
あと、ルビーの夢遊病の謎解き付き。ちょっとしたどんでん返し。
なにせ、受精の瞬間から意識が芽生えた少女であるから、
何でも知っていると思いきや・・・。ちりばめられた伏線の数々。
なにより、私たちは、祖先がいてこその存在であること。
しかし、アリス、ネル、バンティ、ルビー、4代そろって結婚はイマイチで、
結婚生活にあまり希望を持ってないあたりは、作者の人生観なんだろう。
いや~、かなり良かった。
カバーに「百年の孤独」のイギリス版、みたいに書いてあったけど、確かに。
主人公ルビー・レノックスが生まれて現在に至るまで、を、
彼女の母や祖母、曾祖母の時代の小話をちりばめて描いている。
ジリアン、エイドリアン、アルバート、何人かに一人現れる天使の系譜や、
行方不明になる少年ロレンスなど、ここいらが「百年の孤独」。
あと、ルビーの夢遊病の謎解き付き。ちょっとしたどんでん返し。
なにせ、受精の瞬間から意識が芽生えた少女であるから、
何でも知っていると思いきや・・・。ちりばめられた伏線の数々。
なにより、私たちは、祖先がいてこその存在であること。
しかし、アリス、ネル、バンティ、ルビー、4代そろって結婚はイマイチで、
結婚生活にあまり希望を持ってないあたりは、作者の人生観なんだろう。