河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

アコギなのかリッパなのか

2012-04-09 23:05:20 | 読書(小説)
畠中恵、実業之日本社。
元国会議員、大堂剛の甥っ子、佐倉聖、21歳。
大学に行きながら、腹違いの弟を養うため、
育ての親、大堂(オヤジ)の事務所の事務員として働く。
政治家たちのなかで、政治家らしい立ち振舞を身に付けつつ、
近所から頼まれる難問を、人間観察力を駆使して解決する、
日常ミステリー。まあまあ面白かった。

設定とかは悪くないけど、主人公たちの姿形が見えてこない。
細いのかがっしりなのか、なんかぜんぜん描かれてないのが気になる。
政治家の描写は、政治家から聞いたとおりっぽくて、
聞いた話から作った感は否めない。
経験者じゃないなってのが明らか。
コメント
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