河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

ふしぎの国のバード12

2024-12-21 23:07:51 | 読書(マンガ)

続くなあ。
表紙にバードさんがいないよ。野郎二人。
滅びゆくアイヌの生活を記録するバードさん。
平取の村で出会ったアイヌの青年ピピチャリは
バードさんの調査に興味を示す。
ちょっとアイヌでは浮いた存在のようだ。
伊藤は彼の存在が気に掛かる。

アイヌの儀式やら風俗の諸々が丁寧に書かれてる。
アイヌ語と日本語と英語、3つの言語を互いに通訳して話す。
アイヌの死体を持っていく話、30年くらい前、大学に所有してた先生がいて
騒ぎになっていたなあ。調査だからって何してもいいわけはない。
やたらピピチャリに焦点あってるけど長くなるのかなあ。。。

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陰陽師とはなにか

2024-12-21 22:52:44 | 読書(その他)

沖浦和光、河出文庫。
被差別の原像を探る。
昭和2年生まれの著者からしたら、
昨今の陰陽師ブームは不思議だったらしい。
それくらい、戦前まで陰陽師のことは忘れ去られていた。
有名な安倍晴明は、宮廷陰陽師、
それとは別の民間の陰陽師がたくさんいた。
蘆屋道満系の陰陽師の源泉を辿る。
それは、被差別の有名な2つとはまた別の特殊部落、
正月の祝いの万歳をする流浪の人々や
人形浄瑠璃、歌舞伎、役者村へと続く人々は、
実は陰陽師系の星を読み暦を作る人々の系譜だった。

農作業せずにこういう仕事する人は、
お上からしたら納税しない困り者だから真似しないように
被差別カテゴリに入れて取り締まったんだろうなあ。
お肉や革製品、罪人の処刑から、民間の占いや芸能など、
日本の生活の歴史の底辺には被差別の人たちがいっぱいいて、
いなけりゃ成り立たなかったよなあ。
それがとても興味深いし面白い。

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