アーモンド、河出書房新社。
この人の本は全部読んでいるけど、
信仰心が篤いのかそうでないのか。
私には宗教がらみの部分が理解できない。
父に死なれ、母がおかしくなったために
親戚の家に連れてこられた少年スティーブン。
主人公デイヴィッドは、彼に誘われ、
粘土(クレイ)にいのちを吹き込む儀式を行う。
人は無から生まれ、塵となって死ぬ。
しかし、塵が、いのちを持つこともあるのだ・・・
しかも、いのちを持ったその泥人形クレイが生まれてすぐ、
デイヴィたちがおそれていた飲んだくれの乱暴者モウルディが
転落死するという事件が起こる。
すべては、信仰心との葛藤のような物語。
泥人形と二人、夜道を歩き回るようなシーンが続いたあと、
ぱあっと青空に光が差して天使が舞い降りるかのようなラストシーンが
不思議な読後感を与える。
この世に神も仏もないと思っている私たち。
しかし神がいると思うことは、見えない何かと何か、誰かと誰かを
つなぎ止めているのかもしれない。
この人の本は全部読んでいるけど、
信仰心が篤いのかそうでないのか。
私には宗教がらみの部分が理解できない。
父に死なれ、母がおかしくなったために
親戚の家に連れてこられた少年スティーブン。
主人公デイヴィッドは、彼に誘われ、
粘土(クレイ)にいのちを吹き込む儀式を行う。
人は無から生まれ、塵となって死ぬ。
しかし、塵が、いのちを持つこともあるのだ・・・
しかも、いのちを持ったその泥人形クレイが生まれてすぐ、
デイヴィたちがおそれていた飲んだくれの乱暴者モウルディが
転落死するという事件が起こる。
すべては、信仰心との葛藤のような物語。
泥人形と二人、夜道を歩き回るようなシーンが続いたあと、
ぱあっと青空に光が差して天使が舞い降りるかのようなラストシーンが
不思議な読後感を与える。
この世に神も仏もないと思っている私たち。
しかし神がいると思うことは、見えない何かと何か、誰かと誰かを
つなぎ止めているのかもしれない。