マリオ・バルガス=リョサ、新潮社。
ノーベル文学賞取ったから、ちょっとだけ有名になったかな?
「緑の家」が賞を受けてから、たくさん翻訳本が出た。
こういうのはル=クレジオも一緒だがな。
1963年の作品。
レオンシオ・プラド士官学校のどもならん5年生たちが主人公。
田舎から出てきたカーバ、いじめられっ子奴隷(アラナ)、
代筆やエロ小説を書いてかせぐ詩人(アルベルト)、
暴力的で一組のリーダー格ジャガー(本名出てこなかったな)。
そして糞真面目な上官ガンボア中尉。
カーバが試験問題を盗み、奴隷が外出禁止をくらい、
カーバの仕業を告発して、学校を退学になった矢先、
奴隷が演習で弾に当たり死ぬ事件が起こる。
奴隷と仲良くしていた詩人は、真実を突き止めようとするが。
ストーリーはそれほど難しいものじゃないけど、
その運び方、語り口が面白い。
いろんな人の目線で語られるのだが、ひとりだけ、
だれなのかわからない少年がいる。
最初は奴隷かと思っていたが、どんどん坂道を転がっていく。。。
ラストで彼の正体も分かり、その後の人生にも触れられ、
ちょっとしたハッピーエンド。
15歳くらいの時の悪さぐらいじゃ人生ダメにはならないってことか?
くそ真面目ガンボア中尉は最後までいいやつだったなあ。
ノーベル文学賞取ったから、ちょっとだけ有名になったかな?
「緑の家」が賞を受けてから、たくさん翻訳本が出た。
こういうのはル=クレジオも一緒だがな。
1963年の作品。
レオンシオ・プラド士官学校のどもならん5年生たちが主人公。
田舎から出てきたカーバ、いじめられっ子奴隷(アラナ)、
代筆やエロ小説を書いてかせぐ詩人(アルベルト)、
暴力的で一組のリーダー格ジャガー(本名出てこなかったな)。
そして糞真面目な上官ガンボア中尉。
カーバが試験問題を盗み、奴隷が外出禁止をくらい、
カーバの仕業を告発して、学校を退学になった矢先、
奴隷が演習で弾に当たり死ぬ事件が起こる。
奴隷と仲良くしていた詩人は、真実を突き止めようとするが。
ストーリーはそれほど難しいものじゃないけど、
その運び方、語り口が面白い。
いろんな人の目線で語られるのだが、ひとりだけ、
だれなのかわからない少年がいる。
最初は奴隷かと思っていたが、どんどん坂道を転がっていく。。。
ラストで彼の正体も分かり、その後の人生にも触れられ、
ちょっとしたハッピーエンド。
15歳くらいの時の悪さぐらいじゃ人生ダメにはならないってことか?
くそ真面目ガンボア中尉は最後までいいやつだったなあ。