河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

アコギなのかリッパなのか

2012-04-09 23:05:20 | 読書(小説)
畠中恵、実業之日本社。
元国会議員、大堂剛の甥っ子、佐倉聖、21歳。
大学に行きながら、腹違いの弟を養うため、
育ての親、大堂(オヤジ)の事務所の事務員として働く。
政治家たちのなかで、政治家らしい立ち振舞を身に付けつつ、
近所から頼まれる難問を、人間観察力を駆使して解決する、
日常ミステリー。まあまあ面白かった。

設定とかは悪くないけど、主人公たちの姿形が見えてこない。
細いのかがっしりなのか、なんかぜんぜん描かれてないのが気になる。
政治家の描写は、政治家から聞いたとおりっぽくて、
聞いた話から作った感は否めない。
経験者じゃないなってのが明らか。
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さすらいエマノン

2012-04-03 21:28:39 | 読書(マンガ)
鶴謙の最新刊。
カラーも全部収録。
エマノンシリーズって、2冊目だけしか読んだことないので
原作通りなんだかどうだか全然わからない。
NO NAME の逆さま読み、エマノンが、
3億年前、生命が生まれた頃からの記憶を持ってるっていう話。
これまで、母から娘へ、記憶が引き継がれてきたの、と、
さらっと流されてきた設定が、妙にリアルに描かれていて、
ちょっとびっくり。
そして、代々女系の家系に、一卵性双生児の兄が現れて、
妙に緊迫したところで続く。
原作シリーズ読もっかな・・・
でも単行本じゃないので、図書館にはなさそう
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ホーダー 捨てられない、片づけられない病

2012-04-02 22:09:38 | 読書(その他)
ランディ・O・フロスト、ゲイル・スティケティー、
日経ナショナルジオグラフィック社。
日常、動物を飼う人を指導したりしているので、
この本の一章、動物のホーダーに興味があって読んだが、
読んでて、それより自分は大丈夫なんか、心配になった。
子供の頃、ちびた鉛筆を缶に10箱以上集めたよなとか、
今も読みきってない雑誌が捨てづらかったり、蔵書多いし、
でも、捨てることに快感あるし、ここまでは行ってないよな、
とか、いろいろ考えながら読んだ。

飽食の時代に限らず、人は暇なら集めちゃうんだよね。
貧乏ゴミ沢山の家も入ったことあるし。
でも、職業上、ヒトコト言いたい。
心の隙間を動物で埋めるのはゼッタイやめてください…
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