なにかのご縁

野崎まど、メディアワークス文庫。
サブタイトルが「ゆかりくん、白いうさぎと縁を見る」
人語を話す白いうさぎに出会って、
人と人との縁が見えるようになってしまった、
大学生のゆかりくん。
彼が、うさぎと見つける、縁のはなし。
みんなちょいといい話。

しゃべるうさぎは、もう珍しくもなく、
喋り方も、にゃんこ先生というか、わらわというか…
それでもまあ、耳で縁の糸を掴んで、場合によっては、
ちょきんと切ってしまうあたりにオリジナリティが。
挿絵もふわふわもこもこでちょっと触りたいです。

忍剣花百姫伝１

越水利江子、ポプラピュアフル文庫。
正直、スカイエマの挿絵でジャケ買い。
なかみは、やっぱり中学生向き…
ところどころ言葉遣いもおかしいし、
漢字の表記やひらがな使いに法則が感じられん…
１５で嫁に行く時代、１４歳ってもう十分娘なのに、
そんな子どもで大丈夫なのか、花百姫（かおひめ）。
んでもまあ、お話の先は気になるところ。
なんで美女郎は裏切って、姫は城を追われたのか。

まあなにはともあれ、熊野だ、錦だ、鬼ヶ城だ～。（そこかい）