河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

天山の巫女ソニン巨山外伝・江南外伝

2016-08-14 11:47:44 | 読書(小説)
菅野雪虫、講談社。
全5巻の後の外伝2冊は、
それぞれ、巨山のイェラ王女と江南のクワン王子が、
どうしてこんなふうに育ったか、的なお話。
巨山外伝・予言の娘と江南外伝・海竜の子。
相変わらず、ですます調の子供向けの行間に、
妙に政治的な諸々がつめ込まれている。
そして、彼らが、こんな性格だけど、こんな人に会い、
こんなふうに育ったから、こうなったというような、
育ちの部分が重くて、どんな生まれでも、
いい方向に進むことは可能だと思わせる。
イェラの場合、愛されない時期が長かったことが、
クワンの場合、愛された時期があったから、
それぞれの今を形成したのだという感じ。
面白いシリーズだったな。
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昭和元禄落語心中6~9

2016-08-10 23:38:26 | 読書(マンガ)
ふと思い立って読んでないとこまとめて借りてきた。
そしたら、次巻10巻で完結するっぽい。
もう少し待てばよかったか。
八雲の因縁というか業はなかなか深いのか。
ヨタが売れっ子になってて、テレビでじゅげむやって流行らせるとか、
小夏の息子信之助が八雲をじいじと呼ぶとか、
平成なの?昭和なの?ってその辺りは不明だが。
さて、八雲師匠は、落語と心中しちゃいたい気持ちと
どう折り合いつけるのか?待て、次巻。
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お面屋たまよし4~5

2016-08-10 23:32:45 | 読書(小説)
石川宏千花、講談社。
4冊目が「七重ノ祭」、5冊目が「不穏ノ祭」
5冊目がいまんとこの最新刊。
これで終わりでもおかしくはないくらい。まだ続くのかな。
なりたい姿になれるお面と、それを売る子どもたちの物語。
ネタは尽きないもんだなあ。
「七重・・」の方の「七人の従者たち」なんて、
そのまま別の一つの物語になりそうなくらいの中身が詰まってた。
「幽霊に好かれた男」は、軽くみてたら、
太良、甘楽の二人と同じくらい不意を突かれた。
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