河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

本好きの下克上第3部2〜5巻

2018-01-17 00:11:09 | 読書(小説)
香月美夜、TOブックス。
第三部、領主の養女になってからの1冊目で、
あまりの少女漫画臭にちょっとうんざりして放置してたが、
えいやっと4冊続けて読んだ。
ローゼマインが健康になるための薬作り。
どんどん世界が広がって、ホンマに下克上してくわけだが、
相変わらずの細かな設定づくしで飽きないわ。
人が増えすぎて多少混乱してきたけど。
名称がドイツ語でほぼ統一されているのは安心できる。
護衛騎士アンジェリカの喋る魔剣がステキだ。

どこまでも自己中(本最優先)のローゼマインだが、
番外編は周りの人から見た彼女が、なんとも聖女に誤解?されていて、
この下克上がまかり通ってしまう理由付けにもなっている。

どこまでやるんだろう。最後でいきなり2年経過したけど、まだ10歳。
この、本最優先で、恋愛感情的なものが全く排除されてるあたりが、
私が面白く読んでる理由なんだが、成長したらどうなるんやろ。。。?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

図書館の魔女 烏の伝言(つてこと)

2018-01-09 00:08:12 | 読書(小説)
高田大介、講談社。
図書館の魔女続編。
とあるお姫様を逃がすため、
護衛の騎士たちと道案内役の剛力たちが、
山で謎の焼き討ちの後に出くわし、
生き残っていた少年と犬を拾う。
その後、山を降りて港に向かうが、
なんだか殺されそうになって、
港の地下空間に住み着く少年集団、鼠たちと出会う。
そこで繰り広げられる、騙し合いの数々。
ファンタジーって銘打ってるが、舞台が異世界ってだけで、
なんにも魔法は出てこないし、むしろ推理小説。
伏線はすべて明らかで、引っかかるけどどういう意味か
わからない。最後の最後の最後で全部明らかに。
ミツクビがどうやら健在ってあたりで次にもつながるのか。
「忖度」を普通に使う小説はイマドキそうないよなあ。
というくらい文章は難解なとこあるけど、
先が読めない面白いお話。

主人公がなかなか出てこなくて、そこに出てくるかってあたりは
ハウルの動く城シリーズみたい。
知らない奴らばっかりでどんどん話が進んでく、と思ったら、
この人は、実は知ってる人だったんね、とか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする