河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

へんなものみっけ!2

2018-03-13 23:42:12 | 読書(マンガ)
博物館マンガ2冊め。
博物館のメイン、「展示』が全く抜けていて
めるで大学の研究室。
博物館の裏側って、裏側すぎるだろ。
もっと事務仕事が多いって。
海岸での観察イベントとか、
鯨の骨発掘とか、大阪自然史みたいだね。
しかし、2冊めでもう表紙が主人公じゃないんね・・・
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明治・妖モダン

2018-03-08 00:06:36 | 読書(小説)
畠中恵、朝日文庫。
なんかちょっと肩透かし。
明治で、巡査が出てくるから、
アイスクリン強しとかの続編かと思ったら違った。
まあ、ミナが作ったぽいワッフルは出てきたが。
妖かしの話で、全編ちょっくら怪談臭くて、
登場人物たち全員胡散臭い。
だから、誰一人感情移入できなくて、
全然話に乗れないまま、終わってしまった。
作者がしゃばけの人だったから読んだけど、
どうなん、これ?って感じ。
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美少女(?)戦隊クアッズ!!

2018-03-05 23:53:17 | 読書(マンガ)
遠藤淑子。
そういえば謎の新刊が出ることをすっかり忘れていた。
昨年の秋頃出たっぽい。
見つけられなくて、通販。
でかいサイズとは思わなかった。
これは見つけられんわ。

中身は、まあ、遠藤淑子だ。
悪霊をやっつける高校生たち。
なんかキャラ弱い気もするが。
一番の美少女は男。小田先輩はいい感じだ。
そして敵から情報を得るために、
遊びに行ってメアド交換して直聞くとか笑えた。
しかしぱっとしない作品ではある。
ちょっと本棚に置いとくのも恥ずかしい。
まあ、遠藤淑子だからいいけど。
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満州国演義全9巻

2018-03-03 00:27:04 | 読書(小説)
船戸与一、新潮文庫。遺作。
風の払暁、事変の夜、群狼の舞、炎の回廊、灰塵の暦、
大地の牙、雷の波濤、南冥の雫、残務の骸。
この一年近く、通勤時間にずっと読んでた。
敷島4兄弟と満州の歴史物語。
4兄弟の名前が、太郎次郎三郎四郎なのはわかりやすくていい。
4人の目線にころころ切り替わるから、名前が記号で助かった。
高級官吏の太郎、馬賊になって流されて生きる隻眼の次郎、
生真面目な帝国軍人三郎、劇団やったり人殺したり流されまくり末っ子四郎。
歴史上の著名な人物は、サラッと出てくるだけで、
語って行動を起こしているのは架空の人物たち。
でも4兄弟や架空の人物たちは、巻き込まれはするが、流されていくだけ。
歴史は変えられない。
最初はいかにも船戸与一な男臭い描写に辟易したが、そのうち慣れた。
この論調で行くと、慰安婦も南京虐殺も、あるべくしてあった。
中東のゲリラ組織はそれほど日本軍とかと変わらないのではとも思えてくる。
巻が進むにつれ、世界はどんどん広がる。付属の地図の範囲が広がる。
硫黄島とかサイパンとか、そういう戦略で侵略してたんねとか、
ソ連との駆け引きとか、(北海道の北半分よこせと言われてたと)
全然第二次大戦の全体像を理解してなかったなあと思った。

一番気に入ってたのは次郎だなー。
しかし、物語の最後は、かなり凄惨なエピソードで終わる。
あんな経験をした少年は、一体どう生きていくんだろう。
戦争、恐るべし。
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