遊びをせんとや

毎日できるだけアンテナを張って
おもしろがりながら楽しみたい。
人は「遊びをせんとや生まれけん」です。

現代の寓話

2009-05-19 09:00:50 | ブックリスト
内田樹つながりで最近読んだ本
「村上春樹にご用心」

村上春樹にご用心





どうして村上春樹が世界的に読まれていても
日本の文壇では無視をされ続けているか
あるいは攻撃されているか。

こわかったのは有名な担当編集者が
嫉妬からか村上春樹の生原稿を売り飛ばしたと
いう話、、、。

村上春樹 昔に読んだな。
私が単行本で持っているのにだんなは
文庫本で買った(寝る時持ちやすいからと言う理由で!
もったいないおばけが出るぞー!)
私は「アフターダーク」からこっち漂うあまりの
雰囲気の暗さに買ったまま未読でそのまま
村上春樹は読んでない。
「ノルウェーの森」がいまだに一番良かったなと思っているほどの
浅い読者です。

この本に薦められて
「神の子どもたちはみな踊る」の文庫本があったので読んでみる
海外で訳される時「地震の後で」という題になるそうだ。






この「村上春樹にご用心」という本を読んで
つつうらうら
村上春樹とよしもとばななは似ている。と思った。
そんなことはとっくに承知とみんな思っているよね。

2人の書く物語はきっと現代の寓話なんだろうな。
今昔物語やグリム童話やそんな
何年もかけて語り継がれるべき寓話なんだ。
だから荒唐無稽でかなり残酷なストーリーも含まれる。
現代に起こる残酷な寓話。
人間の深層心理に深く食い込んでくるけれど
話自体は複雑ではなく、世界中どの場所でも
理解されることができる。

世界に流布されるのはアメリカ製のディズニーアニメ
やハリウッド映画ではなくなったんだ。きっと、、、。



なぎ倒された一週間

2009-05-19 07:14:17 | 日々のあれこれ
月曜の朝、ゲットした医療用のマスクをしてバス、電車と乗り継いで
職場の最寄駅に着く。公共の乗り物では乗客の7割がマスク着用。
ぞろぞろと女子学生が駅に向かう。
「出たんだ。大阪市内も、、、。」
と思いながら職場に着く。

どうして大阪市と堺市(政令都市)だけ休校命令がでないとのかと
不思議だった。午前10時前から電話がなり
一泊移住の代休だった1年の保護者から「テレビで報道されて
いるけれどいつまで休みなんだ?」という問い合わせが
来る。なかには「小学校は休みなのに中学校は?」
という電話もある。
4限から休校という決定が下され、ネットで配信された
プリントを印刷。

大阪市が一昨日の時点でなぜ休校を決定しなかったのかと
いうのは平松市長が橋下知事より先に「休校しない。」と発言した
ためだという。男の面子がたたない?
でも月曜になればどう考えても茨木、豊中、吹田住民は大阪市に
大量に流入する。
だれでも予測は立つ。
吹田市はいつもこういう時、対応が速い。
すでに一昨日息子の担任の先生から電話で休校が告げられた。
昨日のうちにプリントが家庭訪問でプリントが配布されていた。

昨日からの一週間。一年生は一泊移住の代休。3年は水曜日から
修学旅行。そのため特別時間割が組まれていた。
気合を入れて2年生のシルクスクリーンに取り組もうと思っていた
矢先、、、。

全ての物を大波のようにさらっていった一週間休校。
予定されていた球技大会も警察講話も全てなし。
後に残されたのは平板な一週間の時間だけ。
不思議な感覚。

この際、日ごろ絶対授業がある限り取れない休みを2日ほど取って
合理的に家に引きこもりの時間を作り仕事を効率的に
片付け、少しやりたかったこともしよう。

大阪、兵庫の家庭ではきっと
子供だけのひきこもりパラダイスが繰り広げられている事
だろう。えっ?!家にいないって。そうかもしれない