お昼と食べて近鉄で15分ほどで奈良に着く。
相変わらず駅は外国人観光客で一杯。
せんと君と鹿さんと写真をまず一枚撮影。
曇天。なんだか蒸し暑い。
美術館のそばに赤ちゃん連れの外国人夫婦がいた。
赤ちゃんと目が合い、バイバイと手を振るとすごく喜んだ。
先を急ぐと前から来た女性が「まだバイバイしていますよ。」と教えてくれたので振り返るとまだその栗毛の赤ちゃんは私に手を振っていてくれた。ので立ち止まって手を振ると家族中で手を振ってくれた。なんだか嬉しかった。
お昼過ぎの奈良県立美術館は、結構な人出で、やっぱりここの美術館の特別展はいつも面白いと思う。
写真は撮れなかったが、最後に日本で催された展覧会のポスターが一同に。
ゴーリーのおばあさんはその時代のグリーティングカードを描いてはった画家なのでさすがである。
私はきっとゴーリーの絵本は読んだことはないが、とても小さく細密な原画を観ていると不思議と引きこまれる。
翻訳は柴田元幸さん。なるほど。
大人向けの何とも暗い感じの絵本なのだが、そこはかとないユーモアも漂う。
子供がすごく残酷な目に合う結末も多いのだが、、、。
2000年まで元気にアメリカのハーマスポートの館で生活してはったそうだが、75歳で亡くなった。
バレエに入れ込んだり、人形劇やお芝居、アニメなども作ってはったようだ。
私は館内で上映されていたアメリカのテレビドラマ「ミステリ!」のオープニングのアニメが一番ゴーリーらしいのではないかと思った。
凄く記憶力がいい方で兵役を終えてからハーバードで学び、本のデザインナーとして長い間働いていたそうだ。
日本文化にも詳しく、特に源氏物語は何度も読んだそうだ。枕草子は寝る時の愛読書だとか。
人間関係の機微を描かれていると。
それでも旅嫌いだったので一度も日本の地を訪れることはなかったそうだが。
もの凄く、気にいったらそれにのめり込むタイプの人だったんだろうな。「次に生まれ変われるとしたら」の質問に「石」と答えたそうだ。収集癖があり、館には沢山の物が残されている。
写真を見るとチャーミングなおじいちゃんなんだけれど。実際気さくないい人だったそうだ。
堪能して、暑かったのでバスステーションのカフェでアイスとアイスコーヒー
旦那は宇治金を食べて帰った。
帰り道の鹿さん
昨日の晩御飯は辻仁成レシピ、白身魚のムニエル。今回は鯛で。グリーンリーフ、セロリ、パプリカ、キュウリの塩もみ、ワカメのサラダを添えて。ハリハリ大根も。冬瓜、ニラ、シイタケ、豆腐のお汁。