遊びをせんとや

毎日できるだけアンテナを張って
おもしろがりながら楽しみたい。
人は「遊びをせんとや生まれけん」です。

春の夕食

2022-03-07 06:28:23 | 料理
息子が来た週末
土曜日はお出かけしたので買い物を頼んで無難なメニュー

日曜日の晩御飯はリクエスト通りに
筍ご飯
まだ、生の筍は売ってないので、水煮を買って来てた。

そこからメニューを組み立てる。
まずは、カレイがあったのでカレイのから揚げ
大根と豚バラを煮込みたかったので多い目に。
菜の花の辛し和え

ということで少し遅れた雛祭り


蛸と菜の花


筍ご飯。木の芽を添えて。
水煮の割に美味しかった。


お澄ましは木綿豆腐と三つ葉

カレイの姿揚げ、しし唐も


豚バラと大根とスナップエンドウ


量を多い目に作ったので美味しかった。


久しぶりのお出かけ ~デビッド・ボウイの愛した正伝寺~

2022-03-06 16:11:14 | 旅行
久しぶりにお出かけしました。

また、京都です。
行きたいお寺があったのです。
デビッド・ボウイが愛してやまなかったお寺。正伝寺。

禅宗臨済宗のお寺です。


お庭の遥か向こうに比叡山が見えます。

1980年代にボウイがこの庭で焼酎のコマーシャルを撮影しました。

画像はお借りしました。4年くらい前に動画も観られるようになったようです。
この庭を初めて見たボウイが涙したという逸話が残っているそうです。
ボウイはこの時期幾度となく京都を訪れていたそうです。
というテレビの特集を観たので。

幸い、土曜日は小春日和の日で風が結構ありましたが、穏やかな日差しでした。
そう広くもないこのお庭を観ていると空の雲がとても速く移動していました。
上空の風が強かったのでしょう。

京都駅

くっきり青空にそびえる京都タワー。

バスで50分程度ひたすら北上します。
神光院前のバス停から住宅街を抜け少し山の方へ。




桃山城遺構の門

門をくぐり参道へ。


 

鐘楼




私たちが到着した11時過ぎにはだれもいなかった。
あとでぽつぽつと訪れる人が、、、。

静寂に包まれたお庭

  
 

   

小堀遠州の作と伝えられているが、、、。時代的に?
後に重森美鈴などが整備したそうだ。

 

本堂の襖絵は狩野山楽(撮影禁止)

あるブログからお借りしました。感謝。


本堂の縁側の天井は桃山城の床、血天井。
関ケ原の戦で徳川側の武将が380名が切腹した跡と言われている。
なんで、徳川側?と思って後で調べると「鳥居元忠の軍勢が石田三成に滅ぼされた時」とある。
関ケ原の初戦だったようだ。
大昔養源院の血天井も観に行ったことがある。
そういうわけだったのね。
息子曰く「結構最初は徳川側も負けた。」ということだった。

狩野山楽もこの時代に翻弄されたようだ。

手入れの行き届いたお庭も美しく、もう少したつと枝垂桜もきっと美しく、秋もいいだろうと思わせる。

雪のお庭もいいだろうなー。きっとものすごく寒いだろうが、、、。

お寺を後に娘の希望で神宮丸太町の八起庵へ。


私はやっぱり庵弁当

娘は鳥丼と鳥なんばのセット。
旦那は鳥丼。

二人にはデザートが。

美しい器に入った抹茶あんみつ。

満腹でした。
いつものおじさんに店前で写真を撮ってもらってボーロをもらって
烏丸五条のすごーく小さなhoka booksへ。

途中の半襟のお店のディスプレイが素敵でした。


 

 

細い通りの奥にあるので見逃しそうでした。

そこでドナルド・キーンさんの本と和紙の封筒を買いました。

そして結局、娘の希望で一条寺の恵文社へ。
京都南北大移動結構歩き回った一日でした。





「ロング・グッドバイ」 ~ギムレットにはまだ早い~

2022-03-05 07:05:55 | ブックリスト
先週末、例によって毎日新聞の書評欄を読む。

「なつかしい一冊」というコラム欄があり
そこにテレビ演出家の今野勉さんが
レイモンド・チャンドラーの「長いお別れ」を取り上げていた。

そこにフィリップ・マーロウの探偵小説の重要な鍵となるカクテル「ギムレット」に
ついて書かれていた。

ジンとローズ社のライムジュースで作るギムレットが紹介されていた。
いやーもう読んだらジン好きの私としたら読まずにいられません。
今はライムではなく国産レモンでジントニックを毎晩飲んでいる私ですもの。

ということで「長いお別れ」所謂「ロング・グッドバイ」村上春樹訳しかないっしょ。

本屋より図書館ということでまずは散歩がてらある駅前の図書館で貸し出しカードを更新し、
機械で村上訳を検索した。
3件ヒットして次の駅の少し歩いたところの図書館にあるのを見つける。
いやー便利です。
一駅電車に乗り、その図書館の二階ですぐにこの分厚い本をゲット



本の装丁も村上春樹さんのお友達で昔のペーパーバックのデザインを転用している。

さっそく午後から読み始めるが
あまりの名文、名訳で読み始めたら止まらない。カッパえびせん状態に陥ったのであった。

もともと、豊かなりしアメリカのこの時代の小説が読みたいと思っていたのでちょうど気分がドンピシャだった。

このレイモンド・チャンドラーと言う人。
アル中で女にだらしなかったそうだ。
一番油の乗り切っている時に書いた「ロング・グッドバイ」

私が感心したのは、登場人物の服装やインテリアの描写がとても巧なのである。
色やデザイン、服装の生地の描写が的確でそれが目の前に浮かぶのである。
センスも抜群にいい。

今も通用する壮大なテーマにも触れて普遍的な物語にも読める。

第二次世界大戦の影から今の消費社会の批判まで、ハードボイルドの衣装を纏わせ
魅力的に展開するエンターティメントである。

一度映画化されているが、リメイクしてくれないかな?

もちろん、2日間で読了。
村上春樹のあとがきもかなりの紙数がある。






人や物事から距離を取ること

2022-03-01 06:29:37 | 仕事
この環境で仕事ができるのもあと少し

この一年間は本当に人間関係に恵まれていたと思う。
職場の人間関係が一番大変というが、
4月以降、はっきり自分の思いを伝えたらあとはすごく良くなった。

それにしても人との距離はしっかり測って取ることは大切。

そして職場で取り組む事柄にも今までなら「これはこう思う。」だとか「これはこうしたら。」
という意見を言わないように思わないように意識してしていった。
ある意味「この案件は私には関係ない。」と割り切ることである。
ただ、一つだけコロナに関してだけは、はっきり意見を言った。


人間関係のストレスがないということはとても大きな幸せだと思う。

ある意味冷めているといいんだと改めて思った。

年齢による疲れや仕事の煩雑さを職場で一番近しい人たちが理解してくれて、私の仕事を軽減して気を使ってくれているのを
ひしひしと感じる。ありがたい。

実際一昨々日まで10日あまり、食べ物を食べると喉につっかえた感があり、なんだか疲れていた。
すごく眠くなるし、実際夜は長時間眠れる。
日曜日の朝ゆっくり目覚めて「あっ私疲れてたんだ。今朝はましになった。」と思えた。

そうやって身体の声に丁寧に耳を傾けてこれからそろりそろりと生きていくのもいいもんだ。