遊びをせんとや

毎日できるだけアンテナを張って
おもしろがりながら楽しみたい。
人は「遊びをせんとや生まれけん」です。

あきない世傳 金と銀

2024-01-20 07:31:13 | 舞台、映画、DVD
秋に立て続けに観ていたドラマが終わって、なんだかドラマロスになった。

何か面白そうなドラマが無いかなと思っていたら、すでにNHKBSで始まっていた「あきない世傳 金と銀」を観る事にした。

写真はWebからお借りしました。小芝風花さん主演。
NHKなので配役陣が半端なく豪華。高島礼子、八嶋智人、舘ひろし、いしのようこ、ちょい役で萬田久子、田中健なんかも出ている。
直木賞候補の加藤シゲアキも。あほぼん役の渡辺大もはまり役だった。

そんな厚い演技陣に支えられてシーズン物になりそうな気配。
まずは8話まで。

友達に原作があるのを教えてもらった。高田郁さん著。さっそく図書館に借りにいくが、全13巻。最初の方と9,10巻しか残っていなかった。ネタバレになるが9.10巻を借りてきた。

「そうかーいずれこうなるのかー」みたいな先読みをする。
でもそれでもドラマを観たら面白い。
あのお竹どんが「いしのようこ」やったんやー。とちょっとびっくりしたり。

今読んでいる9巻には木綿の藍染の話も出てくる。
ちょうど授業で藍染に取り組むことになったのでなんだか縁を感じる。
江戸時代の反物のことや着物のこと、呉服屋のことなどが知れてとても興味深い。
女の人が自分の才で生き抜いていく話もいい。

昨日の晩御飯は久しぶりに天ぷら。海老、人参、玉ねぎのかき揚げ、蓮根、シイタケ、ピーマン、蛸。牡蠣フライ。
うすいエンドウが出ていたので卵とじ。天つゆ。





前期高齢者の体調管理 ~調子に乗りました~

2024-01-19 07:35:23 | メリハリ充実年金生活
実はここ一週間程体調を崩していました。
原因は解っているのです。

まずはグルテン食品の取り過ぎ。特に洋菓子類がダメね。パンもダメ。

それと連日の仕事とお出かけ。連日予定を入れるとダメね。

解っているのけれど、結果そうなってしまった。
息子や娘が帰ってくるのが五月雨だし、その都度どうしてもそういう物を食べ過ぎるし。ガレットとか。
元来、洋菓子も和菓子もそう興味がない。和菓子に至っててはできたら避けたい。
それでも乗りで食べてしまう。
わかっちゃいるけど止められない。

同窓会参加とかもあって夜遅くにインスタントラーメンとか食べたのもあかんかった。

要するに食生活が乱れて暴飲暴食、それと連日のお出かけ。
これは前期高齢者も気を付けなければならない鉄則。
間に母の通院もあったし。

ちょうど一週間前の朝起きると右肋骨部分と胸に激痛。
動くことはできたのでだましだまし、仕事には行く。
乳房と肋骨が痛いって気持ち悪いじゃないですか。すわっ肺癌、乳癌とか思い浮かべて。
でも肋骨が痛むのは今までもあった。様子をみることにして、二三日、すこーしずつ痛みが薄紙をはがすようにましになる。
連日仕事で気になるのでミスも出る。何だか食欲もない。
ということで休みの日はランチに行ってまたパスタを食べたのだが、ワインは我慢した。食べたんかい!

近くの公園の開店の時に行ったきりのバードツリー。

 
  
平日なのにすでに予約でいっぱい。


あったかかったのでテラス席で。

  

前菜のボックス

 
メインのパスタ、私はマッシュルームのクリームソース

旦那は豚のロティ―


その日はお昼から1時間半ほどの昼寝をした。目覚めると何だかすごくましになったような気がした。
そこから痛みがどんどん引いていった。良かった。一安心。
痛い部分には炎症が起こっていたと思う。一種の風邪ではないかと思う。これ以上長引いたら病院に行こうと思ってた。
食欲もましになったし、血圧も落ち着いて気分もよくなった。
侮ってはいけないと思った。

調子乗りました。

昨日の晩御飯は久しぶりのすき焼き。300gで1280円のお肉でも美味しかった。
写真忘れました。

ふりさけ見れば ~壮大な物語~

2024-01-18 06:28:22 | ブックリスト
図書館で予約を入れて、先に下巻が来てしまい、一度返却して上巻から読みだしたのが去年の暮。
タイミングよく下巻も借りることが出来て読了。

安倍龍太郎著 「ふりさけ見れば」


新聞書評欄に載っていたので、読みたいなと思ったので予約。
最初読み始めからストーリーが巧みで、文章にリズムもあるので引き込まれた。
何しろ長編であるのと中国名の漢字が頭に入ってこないので登場人物が頭に入らない。
でも、主要人物は書き込んであるので筋書は解りやすい。

激動の平城京時代。唐との関係や遣唐使の詳細。玄宗皇帝、楊貴妃。聖武天皇など日本と中国の歴史の変換期を上手く描いてあると思う。感心した。

登場人物が豪華。

阿倍仲麻呂と吉備真備が主人公で波乱万丈の人生がまさに日本と中国の歴史と絡む。

私がこの本を読み始めたのは吉備真備について知りたかったからだ。
吉備大臣入唐絵巻のユーモラスな内容。いったいどんな人だったんだろうかと興味が尽きなかった。

写真はwebからお借りしました。
これが吉備大臣入唐絵巻である。現在はボストン美術館にある。前が阿倍仲麻呂で後ろが吉備真備である。ひゅーと飛んで行く。
一緒に遣唐使として唐に渡り、鬼に化した阿倍仲麻呂の助けを借り色々な難題を解決していく。碁の勝負をして「あっ」と驚かせて相手の視線を外し、碁石を飲みこんでいしまうなんて子供が思いつきそうな手段でどんどん出世していく。ある意味ファンタジーな物語の主人公。そんな伝承の生まれる物語の主人公ってどんな人だったんだろうと。

実際二人は遣唐使で唐に渡り、吉備真備は日本に帰り、右大臣にまで登りつめた人で81歳の長寿を全うした。
岡山県の生まれ。

阿倍仲麻呂は日本に帰る舟が難破してベトナムに流され、最後はベトナムの役職に就きその地に73歳で亡くなる。

その間の鑑真和尚来日もあり、安禄山の乱あり、楊貴妃の物語もあり、縦に横に物語は壮大に編まれていくが、ストーリーが明快なので読みやすく「この時代、そうだったんだ。」と興味は尽きない。

特に私が感心したのは阿倍仲麻呂が文書をビジュアルで瞬時に記憶できる天才で、武芸にも優れ、人物も申分ない人格者だったので唐の政治の中心で重宝されたという点である。どんどん出世していったのである。
外国人でも能力のある者は取り入れるという大陸のおおらかさがすごいなと思った。
日本では考えられない。

というわけで波乱万丈のその時代、是非大河で取り上げていただきたいと思う次第。
主人公二人はなかなかキャスティングが難しいかな。

昨日の晩御飯はお昼が外食だったのでカラスガレイの煮つけ、豆腐とネギ。シイタケの玉吸。ほうれん草のバターソテー。トマト、キュウリの糠漬け。蓮根、人参、ゴボウのきんぴら。



冬来たりなば春遠からじ

2024-01-17 07:39:57 | 日々のあれこれ
今日は29年前に忘れなられない阪神淡路大震災が起こった日である。
お腹の中にあと二か月で生まれる息子を抱え、ちょうど産休に入った日だった。

娘の上に私がかぶさり、その上に布団をかぶって旦那がかぶさった。

古い耐震基準の8階建ての5階。

それから何度、日本に大地震が起こったことだろう。
今年の能登半島地震でその経験が生かされているとはいいがたい。
もう少し国が率先して災害に備えて対策を今まで練っていなかったのだろうか?
まだ不自由な思いをされている方が沢山いらっしゃる。
一日も早く生活に不自由が無くなるように祈るばかりである。

今年の冬は暖冬で庭の白梅が咲き始めた。
そこへ大きな野鳥が、、、。


暖冬と言えどもここ2~3日は寒い日が続き、雪も舞っていた。
この寒さは私にもこたえる。

早く春が来ないかな。

昨日はバーミキュラの鍋でサムゲダンに挑戦した。
鶏もも肉が安くなっていたのそのまま2本入れてみた。余った御餅も。ちょっともち米を入れすぎて中華粥のようになってしまった。
里芋、ネギ、クコの実、デーツ。

トマト、モッツアレラのカプレーゼ。ほうれん草の胡麻和え。

成人式の付け下げを丸染めに出してみる

2024-01-16 07:39:22 | 着物
私の成人式の時に親に「着物を作るか、ヨーロッパに行く旅費を出すかどちらか」と迫られた。
大学3回生の頃、友人はヨーロッパに旅していた。誘われたけれど、なんだか気が進まなかった。その頃。
自信がなかったのかな?
勤めてからはバンバン外国旅行には行くようになったし、個人旅行にはまっていくから何だかであるが。
そして着物を作ってもらうことにした。
振袖は何だかだったので、付け下げにすることにした。
その頃、冬はスキーで真っ黒だった。夏は夏で地黒で真っ黒だった。
デパートの呉服売り場で「これしか似合いません。」とビビッドなオレンジの付け下げを進められるままに仕立てた。

それから成人式、仕事で一度、お正月の3回程、娘が最近一度、着たっきりでしまっていた。
それに合わせて袖丈の少し長い長襦袢も誂えた。

実家からその着物を持ち帰り、どうした物かと思案した年末。
このままでは自分は着ない。売るにも二足三文。娘はこのような色はもう着ないと言う。
幸い、胴裏も全く痛んでいない。少し袖にかすかにボールペンのシミがある。目立たない。
思い切って丸染めに出すことにした。

以前の記事はこちら

着物の行末  - 遊びをせんとや

リサイクル着物、770円で購入したお気に入りの緑の紬。お出かけから帰って見たら下前にシミが付いている。ファンデーションを飛ばしたような。ということで一度近くのシ...

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例の一度リサイクル着物を見てもらったところに年末持ち込む。
丸染めで33,000円。結構いいお値段である。
でも自分のサイズにピッタリだし、生地じたいは気に入っている。色が変われば着る気はある。
小豆茶のような濃い色に染めてもらおうと思った。

連絡があり、色見本が来ているので決めて欲しいとのこと。

いくつかの色の候補が上がっているが、小さい生地では解らないので、それに似た反物を顏の横に当ててみる。
好きな色と似あう色が違うのは自分では充分解っている。

オレンジの付箋の貼ってある、一番のこんな色に染まるだろうと言うおススメの色にする。
反物を当てたら一番落ち着いた。

模様の白地は返って濃く染まるだろうと。金箔、金糸は少し暗くなる程度、刺繍糸は染まる。
当然、八掛、胴裏も染まる。ほんの少しサイズが縮むそうだが出来るだけ伸ばしてくれるそうだ。元のサイズを計ってくれる。
自分のサイズが解っていなかったので私もサイズをメモする。付け下げなので裄はやはりかなり長い。

全体が染まれば、どんな風に仕上がってくるかすごく興味深々。
出来上がりは3月中旬。3月半ばに南座の歌舞伎に行くので出来たらそれに間に合わせてもらうように頼んだ。

思えば、こんな風に日本全国私たちくらいの年齢の人は悩んでいると思う。幸い、私はすごく着物の数が少なく、親も本当に持ってなかった。それでも無碍に捨ててしまうのは気持ちが萎える。

昨日の夕食は久しぶりに洋食が食べたかったので銀鮭のバター焼き。玉ねぎ、人参、マッシュルーム、ジャガイモのクリームスープ。
サニーレタス、キュウリのフレンチドレッシングサラダ。シンプルに。




 

親との付き合い方 ~ささやかな幸運を喜ぶ~

2024-01-15 06:36:53 | 介護
新年の仕事始めに当たって、少しだけ良いことがあった。

悪夢は見たが。

本当に些細なことである。
その一つは「行きたい展覧会の招待券が手に入る」
これは嬉しかった。一つの展覧会はもう少しで前売り券を買うところだった。

後は、乗ったバスが電車に上手く繋がっていた。
とか、、。
本当に些細なことである。

母の通院にインフルエンザが流行っているので頃合いを見て行ったら、ちょうど隙間で待ち時間がほぼなかったとか。

その日も暖かく、久しぶりに通院の後に一緒に買い物に行けたのはいいことだった。
そこで最近鍵が上手く開かなくて、近所の方に助けていただいたそうだ。
何かお礼をということで私は、イチゴを進めたが、母の予算を超えていたようなので却下。

だいたい買い物を終えて、季節柄バレンタインチョコに目が留まったようだ。
通っていえるデイサービスの所長さんに上げるという。
そういうことはあかんと解っているが「いいんちゃう。」と私。
渡して断られたら弟に上げたらいいやんと買うことにする。
そこで選んだ品物は私と母は一致する。
自分の親切にしてもらった人には必ず品物でお礼をするというのはこの世代の特徴?かな。
それでもバレンタインチョコを買いたいという母の気持ちは面白いと思った。

そんなこんなでちょっといいことがが幸せだと思う。
そんなことで日々が過ぎていくのがいい。

昨日の晩御飯は、鶏肉をシンプルに塩コショウで焼いて。シイタケ、ゴボウ、豆腐のお味噌汁。ほうれん草の胡麻和え。蓮根、人参の炊いたん。

シンプルにこんな料理も美味しい。


能登半島沖地震募金

2024-01-14 07:22:05 | 日々のあれこれ
ずっと能登半島沖地震の被害にあわれた方に何ができないかと思っていた。
金銭的にそんなに余裕はないが、ポイント募金ならできるとポイントが還元されるのを待っていた。
カード払いのポイントが今月はかなりまとまって貯まっているはずだ。
ネットから操作もできるので。
少しだけほっとした。

現地の中学生は集団で移住することになったらしいが、これからの受験時期を控えどんなに心細いか。

自分がぬくぬくと暖かいところでご飯を食べられることを本当に幸運だと思うと同時に申し訳ない気持ちで一杯だ。

本当にできることはこんなことだけれど、これからできるだけの復興を心の中で祈るしかない。

能登輪島の漆の塗り師赤木明登さんも被災されたそうだ。一田憲子さんのHPで知った。
力強く立ち上がってらっしゃるのを遠くから応援するしかない。

私が以前に上げた赤木明登さんの書籍の記事

美しいこと~赤木明登 - 遊びをせんとや

漆ということで年末これも生協「本の花束」で紹介されていた本漆の塗師の赤木明登さんがものをつくる人15人との対話集をまとめた本「美しいこと」最近美術館にも行けてない...

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この時からかなり有名になりはってオーベルジュも運営され始めはったのに被害を受けたそうだ。

昨日の晩御飯。大羽イワシのフライ、千切りキャベツ、サニーレタス、セロリ、トマト。シイタケ、木綿豆腐、セロリの葉のお味噌汁。じゃこピー。


仕事初め前日の悪夢

2024-01-13 07:06:46 | 仕事
新年の仕事始めであった。
授業の準備をしておく。未知の教材もあったので取り組んでどんな風に展開させるか考える。

そして次の日から授業という前日、悪夢にうなされる。
なんとご丁寧に二本立てになっていた。
一旦、目が覚めるとちょっと違うシュチエーションで続編が始まる感じ。
夢の中では「これは夢だ」と解っているが、すごく複雑な建物で美術室にいつまでも到達することができないとか、生徒が来ないとか授業が成り立たないとか立て続けに観る。

朝、起きると結構ぐったりしている。

再開した仕事に関して全くストレスの要因はない。年齢がいってだんだんストレスのない職場環境になりつつあるのはありがたい。

でも深層心理の中にプレッシャーを感じているのだろう。きっと。

それでも授業が始まると無意識にテンションを上げてどんどん行く。
「これは本来の私?」と疑問を持ちながら。
本来の自分ではない自分を演じている感じもある。
もう少し若い頃はこんな自分で一種の高揚感を感じたが、最近疑問である。
乖離している距離が遠くなったというか、、、。

というわけで何とか再開したが、いやはや気持ちや体力の消耗は激しいような気がした。

ある日の残り物小皿夕食

黒いのは奈良漬ではなくステーキ一切れ。

お正月が開けて安くなるであろうと期待していた鰻丼。ほうれん草の胡麻和え。セロリの浅漬け。豆腐、玉ねぎ、セロリの葉のお汁。


玉三郎 初春お年玉公演 松竹座

2024-01-12 07:16:40 | 歌舞伎
今年のお正月から4月まで関西で全く歌舞伎公演がないと思っていた。
この松竹座の玉三郎公演は4年連続。それ以前は南座で行われていたと思う。
中村七之助との二人藤娘とか観た記憶がある。
友達がチケットを取ってくれるというので友達のお友達と3人でお正月らしいから行こうと言うことになった。

2時開演ということで時間があるので今回は先にランチ
近くのアメリカ村に割烹を見つけて予約を入れておいた。
高島屋で待ち合わせをしてお店に行く時に友達の友達の方の鼻緒が切れた。
3人とも着物姿である。あと少しでお店ということで応急処置をして一旦、お店に。

私も去年の春に道中鼻緒が切れたのを思い出した。過去記事はこちら

何も起こらないことはない! ~終わり良ければ全て良し~ - 遊びをせんとや

3月は楽しい事月間中旬の直島旅行も控えているし、今週末はお芝居が2本。昨日は京都南座へ。晴れていたら着物で出かけようと意気込んでいた。前々日に名古屋帯のお太鼓の...

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一旦お店に紐くださいと言って座敷の掘り炬燵の席に着く。食事サイトで予約して電話で落ち着く席と伝えてあったので奥の良いお席だった。
「十方」

先付けの盛り合わせや胡麻豆腐。

お刺身。
写真を撮り忘れたが、海老と青物の天ぷら。冷うどん。

お鍋で作るお豆腐。
量は少なめだったがセンスのいいメニューだった。

鯛めしだったと思う。
椀物

綺麗なビジュアル。
最後に胡麻ムースとコーヒーがついて税込み3,000円。


ひとしきり着物談義を交わし、新年の地震や事故を嘆き、そろそろ開演時刻も迫り、お勘定をする段になって草履の紐のことを尋ねると「上の者が直しましたので。」と頑丈な紐ですげ替えられていた。
感動!
さすが大阪南のお店。
そこいらのチェーン店とは違う。勘定場に老齢の杖をついた白髪の方がおられた。
ありがたい。

玉三郎公演はお席が一番前。なんだか恥ずかしい。
玉三郎さんの越し方のお話や新派とのつながりをお聞きし、そうか水谷八重子さんて守田勘弥さんの元奥様だったんだと納得がいった。
歌右衛門さんの衣装が使えなくて衣装を新調して今その衣装がフランスのリヨンの美術館に展示されてるなど興味深い話が聞けた。

女方の所作から黒髪の舞。

休憩を挟んで天守物語の一部上演。玉三郎さんの映像の富姫と実演の亀姫。
面白い趣向だった。

映像での松竹座の100年の歴史を追ったり、最後の由縁の月の舞と楽しめた
お正月公演だった。




最後にロビーで記念撮影。

この日はお正月らしく金銀の色無地で。刺繍襟をつけて。


 

あー幸せの一日でした。




若冲と応挙 相国寺承天閣美術館 ~凛として応挙~

2024-01-11 07:21:59 | 美術館、博物館
結構忙しかったので実家と氏神様への初詣以外にはどこにも出かけてない。
もうすぐ、仕事も始まるので、久しぶりに京都、相国寺承天閣美術館へ出かける。
きっぱりと晴れた一日。朝の間は結構寒かったが、日中は風もなく日差しは暖かった。


 
残念ながら本堂などは次の日から公開。

館内は撮影NGだったので、Webから写真をお借りしました。

若冲の動植綵絵は明治時代に皇室へ献上されたので、レプリカである。
改めて、一度に観ると若冲の色彩感覚と構図デザインに感心する。

季節柄、この絵に引き付けられた。

雪中鶯鳶図
こんな絵柄を元にした着物とか帯なら斬新だと、、、。

相国寺に寄贈された三仏図

指先の細く優しい若冲らしい仏様の図である。なんだか植物のように見えるのは私だけ?

今回の展示で一番印象に残ったのは

応挙の大瀑布図である。応挙らしいカチッとした鋭角的な計算され尽くした画面。新年らしい背筋の伸びる思いがした。
3mを超える大作である。


牡丹孔雀図、この右の孔雀の首の模様がほんまに遠近感を感じる。応挙の真骨頂である。

新年いい物観ました。
65歳以上なので600円とはお得。

お庭の南天。


ここからランチは出町柳のおばんざい屋さんへ行こうと予約の電話を先に入れると2時しか取れなかった。
日よりもいいのでぶらぶら歩くことにする。同志社の前を通り、角のカフェで珍しく瀬戸田レモンケーキと美味しいブラックのコーヒーを飲む。レモンケーキにかかったアイシングにもレモンの味が濃厚で旦那と半分ずつ食べた。
井今出川通を東へ。
同志社女子の前を通り、出町まですぐだった。桝形商店街。
私はここは初めて足を踏み入れるディープな感じ。

旦那や娘がよく行くらしい二番館の映画館。


賑わう通りを抜け、残念ながら有名な和菓子屋さんふたばはお休み。

鯖街道の終点。


鴨川を渡り

下鴨神社へ詣でることにする。初めてゆっくり。
糺の森の真ん中の参道を通り

鳥居の前禊の川

この周辺は近年発掘されてかなり昔から祭祀の場所だったようだ。
高野川と鴨川に挟まれた水の神様。



下鴨神社




ここで斎子の禊も行われた。
御手洗団子の発祥の地





下鴨神社を後に通り過ぎた河合神社へ。

 

ここは美人の神様みたいで手鏡型の絵馬に自分の顔を描いて奉納するようだ。
しっかり拝んで来た。(今更?)

鳥居の傍に何やらギャラリーが、、、。
覗いてみると私好みの土物の器が。

入ってみると「明日からなんです。」と女性が葉書をくれた。

ということで搬入されているところだった。残念。

橋の袂の公園にみたらし団子のオブジェ



ゆっくり桝形商店街に戻り、目指す「ろろろ」へ。
レトロな町屋を改装したお店。


箸置きも「ろ」

「ろろろ定食」

野菜を中心にしたおばんざい。どれも丁寧に作ってあって美味しかった。土鍋で炊いたおこげのついたご飯とお味噌汁はお代わり自由。これで1400円はお得。辛口の山形のお酒「ばくれん」を飲んだ。美味しい。

結構お腹一杯になって、満足。夜も三品、五品、七品のお料理で飲み屋になるようだ。
夜も訪れてみたい。

この日はなんだか水に関わる一日だった。

お正月からの暴飲暴食がたたってというか、ガレットやレモンケーキやバケット、バスタなどグルテンを含む小麦の摂取量が多いのと糖分とお酒の量が限界を超えたのか夕食を作っている時に腹痛に襲われる。夕食時吐き気までする。ほぼ夕食を食べずにゆっくりするとすぐに収まった。そういう時は左上歯茎に薄い膜の水膨れができる。解りやすい身体だ。身体全体で食べ物を拒否していた。
食べたくない時は食べないのが一番。
次の日の朝には嘘のように元に戻っている。
少しの量で動く燃費のいい身体になったようだ。いいような悪いような。