遊びをせんとや

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玉三郎 初春お年玉公演 松竹座

2024-01-12 07:16:40 | 歌舞伎
今年のお正月から4月まで関西で全く歌舞伎公演がないと思っていた。
この松竹座の玉三郎公演は4年連続。それ以前は南座で行われていたと思う。
中村七之助との二人藤娘とか観た記憶がある。
友達がチケットを取ってくれるというので友達のお友達と3人でお正月らしいから行こうと言うことになった。

2時開演ということで時間があるので今回は先にランチ
近くのアメリカ村に割烹を見つけて予約を入れておいた。
高島屋で待ち合わせをしてお店に行く時に友達の友達の方の鼻緒が切れた。
3人とも着物姿である。あと少しでお店ということで応急処置をして一旦、お店に。

私も去年の春に道中鼻緒が切れたのを思い出した。過去記事はこちら

何も起こらないことはない! ~終わり良ければ全て良し~ - 遊びをせんとや

3月は楽しい事月間中旬の直島旅行も控えているし、今週末はお芝居が2本。昨日は京都南座へ。晴れていたら着物で出かけようと意気込んでいた。前々日に名古屋帯のお太鼓の...

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一旦お店に紐くださいと言って座敷の掘り炬燵の席に着く。食事サイトで予約して電話で落ち着く席と伝えてあったので奥の良いお席だった。
「十方」

先付けの盛り合わせや胡麻豆腐。

お刺身。
写真を撮り忘れたが、海老と青物の天ぷら。冷うどん。

お鍋で作るお豆腐。
量は少なめだったがセンスのいいメニューだった。

鯛めしだったと思う。
椀物

綺麗なビジュアル。
最後に胡麻ムースとコーヒーがついて税込み3,000円。


ひとしきり着物談義を交わし、新年の地震や事故を嘆き、そろそろ開演時刻も迫り、お勘定をする段になって草履の紐のことを尋ねると「上の者が直しましたので。」と頑丈な紐ですげ替えられていた。
感動!
さすが大阪南のお店。
そこいらのチェーン店とは違う。勘定場に老齢の杖をついた白髪の方がおられた。
ありがたい。

玉三郎公演はお席が一番前。なんだか恥ずかしい。
玉三郎さんの越し方のお話や新派とのつながりをお聞きし、そうか水谷八重子さんて守田勘弥さんの元奥様だったんだと納得がいった。
歌右衛門さんの衣装が使えなくて衣装を新調して今その衣装がフランスのリヨンの美術館に展示されてるなど興味深い話が聞けた。

女方の所作から黒髪の舞。

休憩を挟んで天守物語の一部上演。玉三郎さんの映像の富姫と実演の亀姫。
面白い趣向だった。

映像での松竹座の100年の歴史を追ったり、最後の由縁の月の舞と楽しめた
お正月公演だった。




最後にロビーで記念撮影。

この日はお正月らしく金銀の色無地で。刺繍襟をつけて。


 

あー幸せの一日でした。