和歌山県で走っている、日本一短いローカル私鉄“紀州鉄道”の様子をまとめました。
この路線の総延長は2.7Kmで、JR線と共同使用している始発駅のJR御坊駅を発車したら、約8分程で終着駅の西御坊駅に到着します。始発駅を発車すると、途中に有る駅は『学門駅』『紀伊御坊駅』『市役所前駅』の3か所です。
走っている車両を見ると外観上はバスそのもので、営業用気動車としては珍しい車軸が2軸での仕様になっています。
この時の様子をまとめた、フォトチャンネルも新規追加致しました。
≪1≫始発のJR御坊駅を発車して、最初の駅『学門駅』に上り列車が到着しました。
≪2≫終点の西御坊駅です。この路線を訪れるのは2回目でこの駅は無人駅だと思ってましたが、どうやら午前中だけ駅員が配置されているようです。
駅舎内から停車中のホームを見た様子です。私は午後になってから訪れたので、無人駅になっていた事から入場券等の購入は無しで、そのまま駅舎内に入りました。
≪3≫西御坊駅を上り列車が発車していきました。
家の軒先をかすめるようにして走っていきます。
営業路線の距離は2.7Kmと短く、地元の人にとっては鉄道というよりか、バスのような感覚で生活の一部として根づいている様に感じました。
≪4≫この西御坊駅から先は、日高川駅まで(0.7Km)レールはつながっていましたが、1989年に廃線になりました。前回に来た時この廃線区間を歩いてみました。廃線になっても殆どが当時のままレールは残っていて、地元の人たちにとって愛されていた鉄路を撤去するのは忍びない、と思われてそのまま残されている様に思われました。