【きょうの人】 0223 行基 15歳で出家し、法興寺、薬師寺で唯識等を学ぶ
本日、ゆかりの人をご紹介します。
そこに歴史や思想、人物、生き方などを感じ取っていただけると幸いです。
■ 行基
ぎょうき/ぎょうぎ
天智天皇7年(668年) - 天平21年2月2日(749年2月23日)
奈良時代の日本の僧。和泉国(現在の大阪府堺市)に生まれ、15歳で出家し、法興寺、薬師寺で唯識等を学びました。また、徳光、道昭、義淵などにも受法(学ぶ)しました。
生駒山に隠遁生活をした後、諸国を遊下して寺を創建しました。
民衆への仏教の布教活動を禁じた時代に、禁を破り畿内を中心に民衆や豪族など階層を問わず困窮者のために、弟子を率いて架橋や開田など社会事業に偉業を残しました。朝廷からは度々弾圧や禁圧されましたが、民衆の圧倒的な支持を得、その力を結集して逆境を跳ね返しました。
その後、日本で最初のとして聖武天皇により奈良の大仏(東大寺)造立の実質上の責任者として招聘され、諸国を勧進して資金集めをし、その功績により東大寺の「四聖」の一人に数えられています。
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