kenharuの日記

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群馬の秘湯

2012-10-04 | 旅行記
静かな清津峡で朝を迎えた。
空はどんより曇って、時々雨がぱらつく。
自宅の越谷市は、もっと天気が悪いらしい。
明日は晴れるらしいので、帰宅は明日に延ばそう。

塩沢石打に向かって山道を下った。
国道17号に出ると、右折して群馬方面に向かう。
関越道に乗らず、一般道で自宅へ向かうのは初めての経験になるが、埼玉県内の国道17号とは違って、道の険しさに驚いた。

道幅が狭く、上り下りの坂道ばかりで、ヘアピンカーブが頻繁にある。
沼田市に到着する頃には、関越自動車道の便利さが身にしみて良く分かった。
これに比べれば、北海道の高速道路は利用価値が小さい。
たいていの高速道路は、それに並走する一般道でも、大差無く走れる。

三国トンネルを抜けたあたりで、17号を離れて峡谷沿いの細道に入り、秘湯「法師温泉」に立ち寄った。
明治初期からあるという、古い一見宿「長寿館」。


法師の湯は、明治の建築で鹿鳴館風の文化財。

入浴客を撮るわけにはいかないので、代りにポスターを撮影した。
浴槽の底には、石が敷き詰められていた。

ポスターだと新築みたいに見えるが、実物は遥かに古めかしい。
これは、ボクが撮ったもの。

湯は透明な単純泉のようだが、トロリとした重さが感じられた。

再び17号を上り、猿ヶ京温泉を過ぎたあたりで、道の駅「たくみの里」に入って昼食にした。


食後に知ったのだが、この駅では自分で蕎麦打ちをして食べることが出来る。

次回はぜひとも試してみたい。

午後は、赤城山の中腹にある秘湯、「滝沢温泉」に立ち寄る。
赤城山に向かって、だらだらとした長い坂を上った。
今日はガソリンを撒き散らす日だ。

樹木の枝にクルマの屋根をこすりながら、一軒宿の滝沢館に到着。
雑誌「自遊人」のパスポートで、露天風呂に浸からせてもらった。


緑がかった褐色の湯は、なにやらフケのような物質が、表面にびっしりと浮いている。


僅かに浮いている湯は見たことがあるが、こんなのは初めてだ。
宿の人に尋ねると「炭酸カルシュウムでしょう」。
カミさんにこの話をして、写真を見せたら、「女湯には浮いていなかった」と言う。
どうしてだろう?

風呂を出ると赤城山を下った。
17号を南下して埼玉県に入る。
もうひと頑張りすれば自宅に帰れるのだが、夕暮れに、深谷市の道の駅「おかべ」にクルマを入れた。
国道沿いの駐車場は少々やかましいが、今夜はここにP泊する。

明日の天気予報は晴れ。
午前中に元気いっぱいで帰宅しよう。
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