道の駅「サーモンパーク千歳」の朝。
朝食はサケ入りの雑煮。
餅入りの石狩鍋と言った方が適切かもしれないが、とにかく美味しかった。
水族館前に飾られたインデアン水車。
普通の水車は水を汲み上げるが、このインデアン水車はサケをすくい上げる装置である。
道の駅の裏を流れる千歳川で、実際にインデアン水車を使ったサケ漁が行われていた。
左から遡上してきたサケは、全部がここでせき止められ、インデアン水車のある水路に誘導される。
水路に入ったサケは、次々と水車のカゴですくい上げられ、絶え間なく作業台の上に吐き出されてくる。
作業員がサケの雌雄を瞬時に見分けて、素早く仕分けし、後方の左右の穴に落とし込む。
捕獲されたサケは、卵を抜かれ、肉はトバにされるのだそうで、岸辺には加工業者の大型トラックが待ち受けていた。
アウシュビッツを連想した。
サケはあわれなものだ。
張り巡らされた定置網をくぐり抜け、釣り針にもかからず、苦心して遡上してきたサケたちの、最後の結末がこれである。
サケたちは何万年も前から遡上を繰り返してきたのに、川の全部をせき止めて一匹残らず捕ってしまう権利が、はたして人間にあるのだろうか。
橋の欄干にもたれて、仕分け作業を見下ろしていると、三途の川にも見えてきた。
死んだボクが三途の川を渡ると、あんな風な作業員が待ち構えている。
善人と悪人を仕分けして、床の穴に落としこむ。
恐ろしい。
大勢の観光客が集まってはいたが、気持ちの良い見ものではなかった。
朝食はサケ入りの雑煮。
餅入りの石狩鍋と言った方が適切かもしれないが、とにかく美味しかった。
水族館前に飾られたインデアン水車。
普通の水車は水を汲み上げるが、このインデアン水車はサケをすくい上げる装置である。
道の駅の裏を流れる千歳川で、実際にインデアン水車を使ったサケ漁が行われていた。
左から遡上してきたサケは、全部がここでせき止められ、インデアン水車のある水路に誘導される。
水路に入ったサケは、次々と水車のカゴですくい上げられ、絶え間なく作業台の上に吐き出されてくる。
作業員がサケの雌雄を瞬時に見分けて、素早く仕分けし、後方の左右の穴に落とし込む。
捕獲されたサケは、卵を抜かれ、肉はトバにされるのだそうで、岸辺には加工業者の大型トラックが待ち受けていた。
アウシュビッツを連想した。
サケはあわれなものだ。
張り巡らされた定置網をくぐり抜け、釣り針にもかからず、苦心して遡上してきたサケたちの、最後の結末がこれである。
サケたちは何万年も前から遡上を繰り返してきたのに、川の全部をせき止めて一匹残らず捕ってしまう権利が、はたして人間にあるのだろうか。
橋の欄干にもたれて、仕分け作業を見下ろしていると、三途の川にも見えてきた。
死んだボクが三途の川を渡ると、あんな風な作業員が待ち構えている。
善人と悪人を仕分けして、床の穴に落としこむ。
恐ろしい。
大勢の観光客が集まってはいたが、気持ちの良い見ものではなかった。