中国山地のお山をさてどこからはじめようかと、新参者は思いあぐねておりましたが、
とりあえず広島の最高峰という恐羅漢山(おそらかんざん)へ。10月14日秋晴れの日。
恐羅漢山。なかなか名前がよろしいです。スキー場になっているお山です。
最高峰といっても、ゲレンデ下から尾根道の方へ回りこんで登っていきますので、
それほど高低差もなく楽なお山ですよ。(年寄り向きね。)
山道は回りこむ道も尾根筋の道もほぼ樹林帯。鳥さんの鳴き声も
よく聞こえますが、林の奥の小さな小鳥でシルエット状です。
紅葉にはまだ少し早いですが、秋の雰囲気は出てきています。
林の奥でうるさく鳴いて飛び交っていたのはどうやらソウシチョウ。
山頂近くの林でも飛んでおりました。↓
このソウシチョウ、何だかずいぶんと勢力を持ってはびこっている様子ですね。
この山頂付近でソウシチョウかと思ったら違いました。ミヤマホオジロです!! ↓
ぼろいカメラの上に、逆光なのが残念です。
なかなかフォーカスが合わないうちに繁みの奥に飛んでいかれましたよ。
ミヤマホオジロは中国・朝鮮で繁殖し、それから渡ってくる冬鳥です。
ただ、対馬では留鳥で、広島県でも繁殖している様子があるそうだとのこと。
この夏の8月には島根の三瓶山でヒナが確認されたというのがニュースになっているようです。
だとするると、このミヤマホオジロさん、このお山で生まれた留鳥なのかもしれませんね。
ピンボケながらちょっと貴重なショットだったかもしれません。
さて、恐羅漢山山頂。標高1346m。秋の空です。↓
山頂から南側眺望。↓
岩の上に立って北側を眺望すると、かすかに日本海が見えます。↓
お山は島根との県境。とはいえ、日本海までずいぶん距離があるはずなんですけど。
早々に下山して、帰り道、近くにあった深入山もちょっと拝見。↓
たおやかで気持ち良さそうなお山です。お年寄りにちょうどお手頃そう。
さて、秋も深まって紅葉真っ盛りともなれば、
このあたりはなかなかの風情になりそうです。
この日、とりあえずその下見ということにはなったでしょうか。