昨年の今頃、極楽寺山に登ると、山頂の極楽寺境内に
たくさんのカメラマンが集っておりました。大型のレンズを抱えています。
ハチクマの渡りを狙っているとのことでした。
どうやら、極楽寺山はハチクマ(タカ科)の秋の渡りが見られる名所のようであります。
平地から山へ向かっての上昇気流に乗って天高く上がり、南へ群れとなって飛んでいくとのこと。
広島へ転居してまだ日も浅い頃でしたが、
以来ハチクマの話をよく耳にするようになりました。
そんなシーンを見たことがない私としては、今がその渡りのシーズンでありますので、
一度は見てみたいものと、お山の上に上がると、ときに空を見上げることにしております。
そして本日の極楽寺山。このところ鳥さんの気配があまりありません。
さくらの里の方まで出かけて、精もなくぼんやりと空を眺めていますと、
5,6羽ぐらいの鳥さんが旋回しながら上昇していき、南へ飛んでいきました。
おぅ、これはもしかしてハチクマ!?撮り逃がし!?残念。
と思っていると再び5,6羽の群れが同じように飛んできました。
でもこの時期の渡りにサシバ(タカ科)もいますので、これはサシバかもしれないですね。
ハチクマはさらに九州から大陸の方へ渡って南へ。
サシバは鹿児島の佐多岬に集結して沖縄を経て南へ向かうとのことです。
九州から先のルートが少し違ってきます。
ネットの図鑑で調べていると、なかなか判別しがたいですが、
何となくサシバの方のような気が致しますです。
ところで、森の中の鳥見の成果はさっぱりでありまして、
精々が、このホオジロさんだけでありました。↓
まだハチクマ、サシバの渡りはしばらく続きそうですから(たぶん)、
もう少しの間、空を見上げながらのお散歩が続きそうですね。