(石見銀山町並み付近の小川。↑)
広島もちょうど桜満開の頃ですが、昨日は雨。本日も雨です。
せっかくながらしばらく雨の天気が続きそうです。
こうなる前の月曜日、好天気のうちにと、ちょっと山陰までドライブでした。
雪の季節だと、どうしてもノーマルタイヤでは慎重になりますので、
色々行ってみたいところがあっても控えめでしたね。
ようよう雪の心配もなくなりましたので、一度行ってみたかった温泉津であります。
レトロな通りにレトロな温泉。なかなかよろしいですね。↓
温泉津最古の温泉施設、薬師湯。↓
震湯ギャラリー。薬師湯の旧館。レトロなカフェになっています。↓
温泉巡りに遠ざかっていました。久し振りの温泉らしい温泉です。↓
2階がおしゃれな休憩所になっています。↓
3階の屋上に上がると町並みを望むことが出来ます。石州瓦の屋根屋根です。↓
こちらはもうひとつの共同湯、元湯。↓
旧館のカフェに入って昼食をとりました。↓
温泉津は石見銀山の銀の積出港です。ですので、石見銀山のほうにも回ってみました。
観光客はそこそこおりましたけど、全体に静かな町並み。
梅が今から咲きますよ、という田舎の早春の雰囲気でありましたね。
さすがに銀山の洞窟までは遠すぎますので、そこらへんはひよらせていただいて、
帰途につかせていただきましたよ。
時折り、江の川を眺めながら、下道を三次まで。
なかなか穏やかでのんびりした道でありました。
川筋をさかんにツバメが飛び交っておりました。道の駅で。↓
今回は薬師湯だけでありましたが、三瓶山の周辺、色々秘湯がありそうです。
小屋原温泉とか。また次の機会でありますね。
確かに広島からだと山を越えて直ぐですものね。
以前、鉱山遺跡の調査で石見銀山へいったことがあります。坑道や間歩があちこちに残っていて、とても一回では廻りきれませんでした。
実は三重県いなべ市には治田鉱山という江戸時代初期に石見銀山と並んで、大量の銀を産出した銀山があります。其の遺跡の現地踏査をやったことがあり、学生が卒論で取り上げたことがあり比較のために訪れたのでした。興味深かったのは江戸時代になると石見銀山でも、治田銀山でも、危険を避けるためにか、銀は山越えで大阪の銀座まで運ばれたと云うことでした。石見は三次を越えて尾道まで馬で運び、瀬戸内海を船で、治田は治田峠から近江八幡へ出て琵琶湖を船で運んだとか、とても興味深かったです。ちなみに治田銀山も当初は桑名の本田に嫁いだ千姫に与えられ、毎年千両分の銀を出したとのことですが、直ぐに枯渇し、以後は銅山となり、明治初めまで運営されたそうです。
当該市には教え子が二人も就職しているので、石見とセットで世界遺産にしてもらへ!と言っているのですが、果たして・・・?
温泉津、いいですね。