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懐かしき青春時代とバックパッカー

2014年09月26日 | 田舎生活の衣食住
 月末貧困生活に突入中のため、写真のアップはありませんが、かなり乏しい食生活を送っているつもりでも、若かりし頃に比べるとその比ではありません。
 あれは十代の終わり、寝たきり浪人だった時代です。仕送りは食べる物を切り詰めて画材へ変わります。
 どれくらいの切り詰めかと言うと、商店街のパン屋で、食パンの耳のみを一斤分の袋に詰めて20円で売っていたので、これが主食。大きくて安い瓶のイチゴジャムを塗って食べます。
 副食にはワカメのコンソメスープ。朝はこれだけ。
 そして昼は、食パンの白い部分は木炭デッサンの消しゴムに使うので、またもパンの耳をつまみながら午前のデッサンを終えるのです。
 流石に夜だけは、ご飯を焚きますが、玉ネギを甘辛味に煮て卵でとじた卵丼がメインでした。それでも、何人かでお金を出し合って豚汁を作ってみたりもしたものです。
 よくもまあ、こんな食生活が出来たものだと思いますが、希望に満ちあふれていた若さの成せる業でしょう。
 無事大学に入学してからも、やはり画材へ掛ける金額が嵩み、学食で一番安い狸蕎麦を食べ続けました。130円か150円くらいだったような気がします。
 このところちょくちょく書いている海外ネタで思い出した次第ですが、何が…と言うと、おお瓶入りの格安イチゴジャム。
 バックパッカーの多くは食を切り詰めて、自前でサンドイッチなどで済ませる事が多くなりますが、ハムやチーズを挟んで食べられるのは未だ未だ良い方で、究極の貧乏旅行者は、荷物の中にゴロンと固い固まりが入っていると言われています。
 そう、それがジャムの瓶。パンにジャムのみのバックパッカーが世界中で一番貧乏なのだそうです。
 自分がバックパックでアメリカ横断をしたのは20代の後半だったので、然程資金に困ってはおらず、主にデリで購入して公園などで食べていたものです。
 今となっては懐かしき良き思い出です。





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