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切り干し大根蕎麦/隠れた名店

2015年01月08日 | 田舎生活の衣食住
 毎日寒い日が続いています。炬燵しか暖房機のない我が家では室内でも寒いくらいなのですが、外に出るのは億劫なくらいに寒いですよね。
 それなのに、昨日、お気に入りの作家の新刊本を見逃していたことを知り、大慌てで本屋まで自転車を飛ばしました。
 これでもかってくらいに急いだので、汗ばんだ程です。好きなことに関してなら、寒さを忘れられるようです(笑)。

 幾ら食べても、お腹が空いて空いて仕方が無いので、切り干し大根を麺に見立てた蕎麦を食べてみました。本当に麺のようにずるずる啜れます。意外なくらい違和感はありません。
 これならカロリーも低く、反面カルシウムなどの栄養素も豊富なので、身体に良い筈。当面、きちんとした食事以外にお腹が空いた時は、切り干し大根で乗り切るぞっ。





 正に知る人ぞ知る、隠れた名店のご紹介です。しかも何故か全てタイ料理屋です。
 まずは、香港の「時代劇場」の東にある外観からは茶餐廳(ちゃーちゃんてい)にしか見えない店です。そもそも、茶餐廳だと思って入ったところがタイ料理屋だったのですが、それが何を食べても美味しくて、すっかりリピーターになってしまいました。
 同じく香港で、こちらは場所も忘れてしまったのですが、地下鉄で九龍サイドの奥迄でわざわざ出掛けた程です。見掛けは雑貨屋にしか見えないのですし、小汚いのですが、本格的タイ料理はわざわざ出掛ける価値有りでした。
 どちらも、人伝に聞いたのですが、そもそもは飛び込みで発見したそうです。
 上海にもありました。ここはヤバいです。普通のアパートの一室に、看板も出ていない店です。正に口コミでしか行けない店。
 しかし、一歩中に入ると、タイ風の装飾がなされ(前記2店は装飾もなし)、レストランでした。思うに、政府に届け出を出していない、所謂闇の店なのでしょう。ライセンスがないということです。
 以上3店、いずれも本格的で、かなり美味しかったのですが、今となっては、「時代劇場」横の店しか場所を正確に覚えていないので、美味しい店は自分の足で探すのが一番と思った次第。
 ライセンスがない繋がりで、ニューヨークはビレッジにあったメキシカン料理の店での出来事。
 そこは、新規開店したばかりのアミーゴの店でした。注文を取りにきて以降、待てど暮らせど料理は出てこないばかりかテーブルセッティングもありません。
 「ここはアミーゴの店だから(のんびりしている)」と、言っていた知人は、勝手にカウンターの中に入って、カトラリーを調達しテーブルセッティングをし始めました。それから数十分、やはり料理は運ばれて来ません。幾ら何でもといったくらいの時間が経過しましたが、テーブルの上には空の皿とカトラリーしかありません。
 勝手にテーブルセッティングをしたのを手間が省けてありがたいと思ったのでしょうか? ウエィターが現れ、「テキーラをサービスしたい」と告げたのです。
 もちろん、ただなら拒む理由はありません。ありがたく好意を受ける事にすると、使い捨てのベコンベコンのプラスティックのコップになみなみと注がれたテキーラが運ばれてきました。
 そして、直ぐに飲むように指示されたのです。その店は、麦酒はOKでしたが、強い酒を出すライセンスが無いらしいと分かり、本当にサービスなのでした。
 我々、おかしな日本人は、テキーラの一気飲みで、アミーゴの好意に答えましたとも。
 これは未だに理解出来ないのですが、その時、店内には我々のほかに白人の初老の男性がひとり、カウンターに居るのみだったのですが、その男性、瓶のビールに、何故かケチャップを入れて飲んでいました。
 「美味いのか、そのビール」。いやもうビールではないだろう。そんな飲み物。
 そして、何故か、ひとりで社交ダンスの恰好をしながら(右手で相手を抱え、左手は水平に前に伸ばす)、店の外へと出て行ったのでした。エア社交ダンスを初めて観た。
 単なる酔っぱらいだったのか…。あまりのインパクトの強さに、何を食べたのかは思い出せません。



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