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150円の鮪の刺身

2013年11月14日 | 江戸飯
 近所のスーパーの大安売り。鮪のさしが150円で買えました。ならば久し振りの鮪の刺身だ! 気合いが入り過ぎて、厚く切り過ぎてしまいました(笑)。もちろん、大根のつまで、山葵醤油のオーソドックスな食べ方です。
 むむ…。まあ冷凍鮪なのは当然ながら、水っぽい。解凍方法が悪かったのか? 味も大雑把。こんな鮪食べた事があったぞと、上海に住んで直ぐの頃を思い出しました。
 職場の同僚たちと行った、鮪料理の専門店。日本人経営の本格派だと、中国人スタッフ(日本在住歴も長く、日本語は完璧)に連れられて行ったのですが、かなり良い値段の割には、びしゃびしゃの水っぽい味もしな鮪の刺身に閉口しました。
 私の場合、旨い不味いは分かりますが、値段との対比で、安価であれば、「まあこの値段ならこんなものか」と納得して食します。例えば、同じ上海のチャーニーズ・ジャパニーズ(中華系和食)の店であれば、20~25元(300~400円くらい)ですから、味噌汁が煮詰まっていようが、秋刀魚の腑が生焼けだろうが(避けて食べる)、もつ鍋が焦げ付いていようが、ラーメンの麺がくたくただろうが文句は言いません。
 反面、値段だけは高額なのに、不味い場合はテーブルを引っくり返したくなります。実際にはしませんが(笑)。不味い物を食べた場合、10~20代の頃だったら、再度違う店で口直しをしていたものでした。
 そしてその件の鮪料理の専門店で、ほかの日本人女性2人が口々に、「上海で、こんな美味しい鮪を食べられるなんて(知らなかった)」。「嬉しい」。「美味しい」。そして連れて来てくれた中国人スタッフにお礼三昧。
 そうか、美味しいのかと、私は無言で食べていましたが、心の中では、「もう二度と来る事はない」と思っていました。
 そして中国人スタッフと離れると、その舌の根も乾かぬうちに、2人の日本人女性は、「不味かったよね」。「高いよ」。「あんな店もう行かない」。と罵詈雑言。
 女って怖い! と実感しました(笑)。そういった表と裏、本音と建前を旨く使えないのです、私は。

 話が長くなりましたが、そんな鮪の刺身をメインに、大根の皮と葉の佃煮、納豆とニンジンのかき揚げ、アサリ(剥き身)と千切り大根・ニンジンの味噌汁でした。
 最近漬け物を食べていないので、そろそろ食べたくなってきました。



 



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