動物園を忘れる初春の1日
3月2日(土)
今日は近所・・・といっても5㎞程離れていますが、きらら浜自然観察公園の「ヨシ焼き」です。
公園内の葦(ヨシ)原の、約1/2の2ヘクタールを毎年交互に焼くものです。
「ヨシ」ではないですが、県内では「秋吉台の山焼き」という一大野焼きイベント(?)があるのですが、それに比べれば小規模ですが、勝負が早いというか、飽きないというか。
ぶっちゃけ「ちょうどよい規模の野焼きイベント」です。
09時30分
自宅を出て、きらら浜自然観察公園へ向かいます。
えっと、5分程ですね。
現場ではボランティアの方が朝から準備している様です。
特に説明があるわけではないので、そのままヨシ焼き現場(?)へ歩いて向かいます。
ざっと50人程が見学に来ています。
テレビ局・新聞社も何社かいますね。
そんな中、10時ちょうどに点火です。
風下からの点火で、早く広がり過ぎず、遅すぎずじわじわと葦原を焼き広がっていきます。
時たま風向きが変わり、追い風となると一気に燃え広がる。
生き物の様な火を見るのは、楽しくもあり、恐くもあるのです。
11時30分に一旦帰宅し、午後のイベントに向かいます。
午後は山口県セミナーパークで「中山間地域づくり収穫のつどい」というイベントがあります。
「収穫」といっても、野菜や果実の実売がある訳ではなく、各地の中山間地域づくりの団体が集う「交流会」みたいなものです。
実は・・・と、いうか我が自宅、関係機関の資料によると「中山間地域」に属しているほどドップリと田舎なのです。
自宅の周辺は主に農地(水田)なのですが、我が家は農家ではないので、何となく田舎に家があるという感じです。
ちなみに自室の窓から見たたことのある動物を列挙すると「イノシシ、キツネ、タヌキ、ウシ(=近所の牧場から逃げて来たらしい)」という感じです。
特に特徴がある訳ではない「ただの田舎」なのですが、進む過疎化と高齢化は割と深刻で、心のどこかに「なんかできないのかな」とか「盛り上げる手立てはないのかな」いう思いがあるのですが、正直「とっかかり」が見いだせず、とりあえず、「情報収集」というか「動向調査」というか、ほんわりとした気持ちで参加してみます。
ついでに今回のイベントの呼びかけメンバーが、徳山動物園ボランティアの同じクマ班の方がいるので、半分「冷やかし」の部分もあります。
で、各地の状況を見るにあたり気が付いたことがいくつかあります。
1 中山間地域づくりにB/Cはない
特になにか補助事業を・・・とも考えていないのですが、全体の雰囲気として、「何か、もりあがっていればいい」という雰囲気です。
2 資金は大事
で、何かするにも予算が必要な訳で、あちこちの団体の話を聴く限り、「活動資金をどうするか」というのが大きな課題となっている様です。
3 若者の参画が少ない
もう一つ大きな悩みとして、一緒に活動を盛り上げる若者の参入が大きな課題との事です。
若者って言っても、どうやら50代~60代も含めてとの事のようですが、結局のところ後継者が入ってこないのが問題の様です。
まっ、「だろうね・・・」
という感想を持って、会を終わったのですが、「自分の地区をなんとか盛り上げる・・・」の実現には、まだまだ先が長い話になりそうです。
閉会後は、明日、行われる「ヨウタを偲ぶ会」のお花を購入し家路に着きます。