割と大変なシステム構築
3月15日(金)
早朝からトイレに行きます。
全国からかき集められたペットボトルの何割かが、こうしてトイレの水洗代わりに使われているとは・・・
と考えながら、用を足します。
朝食はパンとカップスープ
割といけます。
今日から本格始動ですが、「始動」といいつつ二次調査隊も初めての内容で、戸惑っている模様です。
さらに運営サイドも混乱しています。
なんせ、マニュアル作りから始めるわけですから。
とりあえず関係各県担当者、そして俺でシステム構築を開始します。
が、ここから、無用の戦いが始まることになります。
まず、「従来様式、バグが多いよ問題」
二次調査の結果入力票は、熊本震災当時の物を基本としたExcelでの表計算なのですが、総務省のマニュアルと計算式が合致していません。
故に正しい数値が出てこないのです。
2 「様式新しくしても、古い様式で入力されてるよ問題」
次に日々、バグ取りが終わった新バージョンの様式を調査班に渡しても、旧様式から計算式ごとコピペするので、結局数値が逢わなくなります。
初日はバグ取り&マニュアル製作に費やします。
そしてあっという間に夕方です。
17時過ぎまで、ああでもない、こうでもないと検討を続け、時間が来れば宿泊拠点に戻ってきます。
そして、今日も親子丼とカップ味噌汁の夕食を平らげ、チョロチョロしか出ないシャワーのみ浴びて、組み立てベッドに横になります。
翌日
3月16日(土)も昨日と同様のルーティーンです。
この日の夕方、同じ班の方が少し遅くなると言うので、待つ間、街を見ておくこととします。
市役所通りから海に向かえば、有名な朝市があった場所です。
何ヶ所か倒壊した家屋により道がふさがれており、遠回りしつつ朝市通りを目指します。
輪島市に到着し3日目ということで倒壊した家屋も見慣れてきてるはずなのに、ここまで倒壊した家々を見るとやはり心が痛みます。
朝市通りは火災で丸々消失しています。
ニュースで何回も見ましたし、分かってはいるのですが、その惨状を見ると自然と涙がこぼれる程です。
泣きながら写真を撮っていると、何処かのテレビ局と某全国新聞の取材陣に横顔を抜かれます。
インタビューなんか絶対に答えられないので、急いで現場を離脱します。
市役所に戻り、作業の終了した方々と宿泊拠点に戻ります。
夕食は軽くカップラーメンで済ませ、今日は早々に寝ることにします。