塗装が終わった椅子の座を、ペーパーコードで編み始めた。
編み方は、かごめとか四つ目、千鳥、平織りなど、種類はたくさんある。
素材も麻やジュート、イグサ、皮、布テープ、ペーパーコードなど、昔から使われてきたものや新しい材料など様々だ。
今回は、平織り風の編み方で、ペーパーコードを使うことにした。
ペーパーコードは軽くて丈夫だし、布や皮のように伸びることも少ない。
縦と横のバランスをとりながら均等の力で編んでいかないと、形が崩れるし、長い紐を繰り返し編み込む作業はけっこう根気も要る。
肘を支点に引っ張りながら長時間編んでいると、手のひらが赤くなり、指にタコが出来る。
写真の作業だけで3時間ほど掛かってしまった。
量産が難しいので、暇な職人にしか出来ない仕事かも知れない。