名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

南海トラフ巨大地震の被害想定

2013年03月19日 | セカンドルーム

 

昨日の荒れ模様とは打って変わって、今日の名古屋は穏やかに晴れ渡り、5月上旬の陽気になった。


ユキも初夏を思わせる陽射しにあえいでいる。
花粉の飛散もピークに達し、黄砂のおまけまで付くのはありがたくない。

「南海トラフ」で巨大地震が発生した場合、経済被害は総額220兆円に上ると内閣府が発表した。
昨年は地震と津波で最大32万人が死亡すると想定していたが、第二弾の物的被害の発表もセンセーショナルで恐ろしい。
特に各種産業やインフラが集積されている愛知県の被害は、全国最多の31兆円になるとのことだ。
ライフラインも壊滅的な被害を受け、愛知、三重、静岡三県は断水、停電が9割の所帯に及び、交通網や通信網の遮断、医療機関の受け入れ不能、食料不足など深刻な被害を想定している。
その一方で、建物の耐震化など防災・減災対策を講じることで直接被害は50パーセント弱、生産・サービス低下も70パーセントに抑えられるという。
地震調査会は、南海トラフと連動する東南海地震の発生確率を、今後30年間で70~80パーセントと予想している。
被害状況や金額、発生確率などに、何となく切迫感は感じるが、打つ手が分からず、手をこまねいているだけだ。
識者は「正しく恐れることが重要」と説き、「車で死亡事故に巻き込まれるよりずっと低い確率の想定に右往左往する必要はない」とし、「想定に関係なく、誰もが日頃から無理ない範囲で備えをしておくことが大切だ」と訴えている。
言い得て妙なコメントに感心するが、総理府やマスコミに煽られながら、その時になって運の悪さを嘆くしか無さそうだ。

コメント (6)
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